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ロクでなしの魔女  作者: 木介


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次のターゲット改

【登場人物】

・ハウス

魔女に会うため屋敷を訪れる。

レアルタに襲われて大怪我を負った後、決闘を申し込まれ訳も分からず彼の思惑に巻き込まれていく。


・リリス

屋敷の魔女。

ハウスが突然部屋に飛び込んできた際の願いを叶える為、三日間側に居続けた。


・レアルタ

屋敷の執事。

ハウスより少し身長が高い白髪の老人。

ハウスを殺害しようと試みるが逃げられ未遂となる。

ハウスに決闘を申し込み正々堂々の戦いを選んだ。


・シャミ

獣耳の子供。8歳ぐらいの子で執事見習い。

リリスの部屋に飛び込んだハウスを見てすぐさま対応に向かった。

ボンドを呼び一緒にハウスを助けた。


・ボンド

屋敷の門番と庭師。

顔と身体が分離しており腕がたつ。

シャミに呼ばれてハウスの治療を行った。

夕方になりハウスは再び目を覚ました。

そこには誰もおらず少しの寂しさを感じる。

身体は痛むが動けない訳ではない、ハウスはシャミとの約束を守りに部屋を出る。


【コンコン】


目的の場所に着き新しくなった扉をノックしてからしばらく経つが返事はない。

ハウスは次に屋敷の中を探し始める。


(この時間だと夕食か?)


まだ少し早い時間である事を承知の上で一階の大広間へと向かった。

そこにはリリスが食べる夕食テーブルを用意しているルルがいたが、彼女はハウスを少し見てからあからさまに無視をして作業を続ける。


「リリス見かけなかったか?」


声を掛けても同様でハウスは諦めて次に向かった。


「リリスを見かけなかったかって?外にいる俺が知るわけ無いだろ」


当然と言わんばかりの態度でボンドは応えてきた、だがこれはヒントでもある。

ボンドが見ていないという事は外にはいないという事だと中へ戻ろうとするハウスをボンドは呼び止める。


「知っていると思うがここ以外からも外には出れるからな」


「…」


ハウスはとりあえず屋敷の周りを一周してみることに事にした。


(この身体で屋敷を一周するのはしんどいな…)


いつの間にか目的が変わり、再びボンドの所へ戻った時のハウスはくたくたであったが、そこにいたのはボンドの他にもう一人。


「戻ってくるのが遅いよ!」


頬を膨らまし怒っているシャミであった。

シャミはハウスの姿を見るなり手を取って屋敷の中に連れていく、目的はなんとなく察しがつき、何処へ向かっているのかも想像がつく。


「お待たせしました!」


シャミが向かった先は大広間、リリスとルルが二人で気まずい空気を醸し出している。


「待ってはないけど、どうしたの?」


ハウスはシャミに(用があるのは君だろ)と言わんばかりに背中を押されて前に出て話す。


「えーっと、三日間付いていてくれたみたいでありがとうございます」


そう言って頭を下げつつ、シャミの様子を伺った、彼はただこの光景に満足そうにしている。


「別に気にしなくて良いわ、賭けに負けた条件を満たしただけだから」


「え?賭けの条件?」


「相手のお願いを一つ聞くって条件、忘れたの?あんなに長い間側にいる事になるとは思わなかったけどね」


「…」


ハウスはせっかく手に入れた権利を何ていう事に使ってしまったのだと分かりやすく落ち込み、この場から立ち去ろうとした。


「待ちなさい、どうせなら夕食に付き合いなさい、ルル食事をもう一人分持ってきて」


そう言われたルルは急いで厨房へと向かった。

気まずい空気の中ハウスは聞いた。


「どうゆう風の吹回しだ?」

「なにが?」

「俺の事避けてたんじゃないのか?」

「なんで?」

「なんでって前回は呼ばれなかったから…」

「それで?」

「いや、もういい、なんでもない…」


この話の行き着く先を考えた時、自分がどう思った等という話になってしまうため、既にリリスの手の内に入ってしまった事に気づいたハウスはこの話を続ける事を諦めた。


夕食が届いた後、今回はリリスが自ら人払いをして二人で食事する事になった。


「レアルタと決闘するんでしょ?」


「よく知ってるな」


「本人から聞いたわ、明日どちらかは屋敷からいなくなるって…で、聞きたい?」


「え?」


「彼の事」


なんで急にそんな事を言い出すのか不思議であったが、他に話す事もないハウスはリリスの話を黙って聞く事にするのであった。

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