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ついに食材のラスボスに出会ったかも知れない

作者: 金銅才狸



 最近物価高のせいで自炊する機会が増えた

 イロイロ実験してるけども

 最強のラスボス候補に出会いました


 おから


 どうすりゃいいんだよ?

 この食材


 どう使っても不味くなる

 

 最近どうも顔色が悪いので………

 栄養価が高いと言うから買ってみたら

 「おから」

 何にも使いみちがね〜のである


 何に混ぜても不味くなる

 パサパサするし

 調味料吸い込み不味くなるし


 味の濃い料理に混ぜても不味い


 油の多い豚の顔肉に混ぜて焼いたらどうかと考えた。 

 結果、全ての肉の味が殺された

 肉まで不味くなった

 おから味になったわ

 しかもパサパサする。


 おから≫豚の顔肉


 味噌、豚骨、辛子高菜ラーメンに混ぜても全部だめ。マズイ。


 入れるだけで料理が不味くなる魔法の粉。

 「おから」

 ………コレ無理して食べる意味あるか?


 栄養価ホントに高いのかね?

 健康に良いものが何故不味い???


 人間って、天然食材とか食べる時

 体に良いものは旨く感じる

 体に悪い物は不味く感じるでね〜の???


 何故おからは栄養あるのに不味いんだ?

 そこに「おから」があるからか?


 オカラが不味いと言う事は

 おからが不味いということです


 ………こんなもんネットで検索すれば、一発で良い使い道、見つかるだろ〜けども

 ソレだと負けた気がする


 俺は何と戦ってるのかよくわからんが

 おからと戦ってるのだが……

 一体全体何と戦ってんだ?

 負けた気がするのは

 おからに負けたからです

 いや、まだ負けてない。

 諦めない。


 なので検索すれば負けと決めつけて

 自力で一つは良い使いみちを考える


 調べるな考え試すんだ。


 ………他の粉に混ぜるしかね〜か

 ホットケーキにでも混ぜてみるか


 それも厳しい戦いになりそ〜だ

 なにせ………俺のホットケーキとの勝率は30%を下回る

 

 そもそもホットケーキを、うまく作れね〜のよ。

 ………いや、逆に元々うまく作れね〜から

 おから混ぜても変わらんか。


 う〜む、おからとの戦いは続く

 勝っても喜べそうに無いな

 諦めない限り負けてない。

 しかし諦めない限り、不味い未知のおから料理を作り食べなきゃならん。


 何故だ

 なぜ、こんな苦行を……


 素直に諦めて納豆か豆腐食べとくか?

 でも……おからのほうが栄養あるっぽいんだよな〜


 いっそ大豆製品に、おからを混ぜるか?

 でも……豆腐作る過程で出来る余り物が、おからなわけで……

 豆腐作る人がわざわざ分離した物を、俺がわざわざ混ぜて戻す無意味さよ……

 大豆製品におからを混ぜる行為は倫理的にやって良い事だろうか?

 

 悩みが一つ増えた。

 人生の倒さなけりゃなら無い、中ボスリストに「おから」が加わった瞬間である。


 下手すりゃラスボス候補だぞ

 「おから」

 直感的に残りの人生全てをかけても倒せる気がしない。

 でも……まだまだ負けを認めない。

 負けを認めない限り、不味いおからを食べなきゃならん。


 おからで汚れたフライパンを洗うのが地味にツライわ。


 何故だ。

 何故、俺はこんな苦行を……


 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ


 おからに負けを認めて降伏すれば幸福らくになるのに……


 おから如きに人間様が負けを認めるのは屈辱だと考えるのは傲慢だろうか?


 負けを認めた瞬間に楽にはなるが

 おから>俺


 俺は「おから」以下の人間に成ります。

 なので……まだ負けを認めない。


 人は誰もが何かと日々戦ってるが、何故、俺は、おからと戦ってるのだろうか?

 ………

 いや、考えるな。

 勝てば良い。

 引き分けでもいい。

 次こそは美味いとはいかなくても、不味く料理しなけりゃ勝ちなんだ。


 でもサッパリ上手く行く未来が見えね〜のである。


 何も手を加えず、無言でそのまま、おからを口に入れて飲み物で流し込む。

 それが1番マシな気がしてきた。

 当然に不味い

 ……人間ってか、原人になった気がしたよ

 


 何故だ

 何故こんなにも惨めな気分にならなきゃならん。


 豆腐を作り出す為に産まれる「おから」

 コレを処理するのは滅茶苦茶難しい


 美味い豆腐を作る為にマズイおからが産まれる。

 それに俺が苦しめられる。

 でも、俺は豆腐が好きだから、おからに文句を言う権利は無いな。

 おからが無ければ豆腐も無いのだ。


 先ず世界に大豆があった

 大豆の中の美味しい部分が上に上がって「豆腐」になった。

 大豆の中のマズイ部分は下に落ちて「おから」になった。


 なんだろう混沌から2つに別れて、陽と陰が生まれたみたいな話。


 下で産まれた、おからが上の豆腐を見て

「ああ、眩しいなぁ。どうして吾はああじゃないんだろう?」

 とか言ってたらと思うと……

 漫画うしおととらのボス、白面のモノ思い出した。製造過程が近いじゃね〜か


 う〜む。

 おから、白面の同類ならば、そりゃあ強敵だわ。

 白面は、どうやって料理されたんだっけか? 総力戦だった気がする。

 考えれば考える程、おからに勝てる気がしない。


 料理法無いなら数百年くらい封印しとくのが正しいのかもしれない。

 てか、数百年くらい封印されて美味い使い道が無いから、栄養価が高いのに、おからは安いんだな。激安だ。

 数十円でも量が多くて、一度買うと使い切れん。

 そして俺が使い道に困ってんだよなぁ。

 

 有用なのに安いのには理由があって、先人達の工夫が及ばない物は俺にも、どうにもできるわけ無いんだよなぁ。

 身の程知らずに挑むんじゃ無かった。

 が……挑戦する勇気は大事にしたい。

 ので……定期的に買っては後悔するのだ。


 喉元すぎれば熱さを忘れると言うか、大魔王からは逃げられないと言うか。

 何故こんなにオカラで悩まなきゃならないのだろうか?


 前世で何かオカラの恨みを買ったか?

 今世で豆腐を買いまくったのを、オカラにバレて恨まれたか?

 オカラの考える事は、サッパリわからんのであった。


 思えばオカラの気持ちがわからん俺に、オカラを上手く料理できる訳ね〜のである


 ので、ヤベ〜奴にはヤベ〜奴ぶつけるんだよ、理論を採用しようと思う。

 料理しようとか考えずに、ヤベ〜料理にオカラを入れるのだ。


 とりあえず、とにかく好感度がやべ〜、皆大好きカレーライス辺りから行くか……

 そこから初めて徐々に違う方向にヤベ〜料理にオカラをぶつけるんだよ。

 

 たぶんいつの日か当たりをツモるだろう

 理論に、たぶん間違いはない

 が……

 料理するのは良いけど、誰がそんなモノ食べると思ってる?


 そもそも俺料理下手なのに、やべ〜料理下手の俺に、やべ〜食材のオカラをぶつけるんだよ理論を実行するのが間違えてる。

 食べるのも俺やぞ

 何故、俺がそんな苦行を? 

 好き嫌い無いというか、食に興味ない俺がギブアップしたくなる白面のモノが出来るんやぞ。

 奇跡を期待して、やべ〜奴にやべ〜奴ぶつけたら大抵は地獄になるに決まってるじゃん。


 豚肉とオカラを混ぜて焼いた時とか虚無感半端無かった。

 一口目で大敗北を認め、調味料でも挽回不能だと理解して、オカラがこびりついたフライパン洗うまで敗北感が続くんやぞ。

 胃が不快になるしストレス半端無くて、健康に良いはず無いわけだ。


 目的と手段を間違えるとは、こう言う事か

 さっさと損切りしなきゃとは思うが……

 今後勝てないだろう強敵だとわかっていても、人間なかなか負けを認める事が出来無いのだ。


 よって大魔王おからからは逃げられない理論が成立するのである。

 ソレが、わかっただけでも良しとしよう

 負けず嫌いは大魔王に挑んじゃいかんね


 


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