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あやかし妖喜利物語〜転生したら笑点だった!?妖怪笑わせて座布団100枚目指します〜  作者: いもたると


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32/53

愛宕山①

「やるねえ、兄さん」

【座布団一枚獲得!総座布団数9】

「ご武運をお祈りしてますぜ」

 翌朝早く、愛宕山へ向けて出発する。昼前には麓に着いた。

「この分なら途中でお弁当を使って、日暮れまでには下山できるかしらね」

「へへ、何かピクニックみたいですね」

「遊びに行くんじゃないわよ。オチャマルを倒したらの話なんだから」

 ドーン、ドーン。そのとき、愛宕山が噴火する激しい音が聞こえた。遠目にも座布団が舞っているのが見える。

「いずれにせよ、いつまでもここでこうして突っ立っているわけにはいかないわ。早く行きましょう」

 とっとと登山道に入るキセガワである。与太郎も後を追いかける。

「あんた登山に慣れてないけど、大丈夫?」

「へへ、なんてことないですよ。東京にだって高尾山という立派な山があるんです。それに比べりゃこんな山」

 与太郎は歌を歌いながら元気良く登っていく。

「白紙〜は〜白紙〜、カラス〜は〜カラス〜」

「ちょっと、全然場に合ってない」

 しかし、しばらくするとへたばってしまった。

「ひい、ふう、待ってくださいよ〜」

「ちょっと、高尾山はどうしたのよ」

「そういや俺、高尾山は登ったことなかったです。登ったことがあるのは千歳烏山でした」

 東京に千歳烏山という地名はあるが、山ではない。

 それでもどうにかこうにか、火口付近まで辿り着いた。地面に座布団が散らばっている。

「まずはこれを回収しちゃいましょ」

 そのとき、クエーッ、クエーッという声が空の方から聞こえてきた。

 見上げると、背中に鳥の羽が生えた、全身を包帯でグルグル巻きにした人が降りてきた。

「な、何だ、これは!?」

「こいつは、ミイラ鳥だわ!」

「え、ミイラ取り?」

「ミイラ取りじゃなくて、ミイラ鳥。ミイラに鳥の羽が生えている、オチャマルの手下よ!」

「ケケケ、お二人さんよ、こっそり座布団を持って行こうなんて、そうは問屋が卸さないぜ。この俺と勝負してからにしな」

 ミイラ鳥との妖喜利バトルだ!


【妖喜利バトル】

 キセガワよ。やっぱりすんなりとは行かせてもらえないわね。ミイラだろうがミイラ鳥だろうが、邪魔する者は一人残らず笑わせてやるわ。良かったら、みんなもコメント欄を使って楽しんでみてね。

(お題)

 九官鳥に言葉を覚えさせようと、「こんにちは」と言ったら、予想の斜め上の言葉が返ってきた!そのときの会話を作ってください。

(与太郎の回答)

「こんにちは」

「兄さんの幸福度は、アブラムシに次いで高いね」

 …知能指数もそのくらいね。


※愛宕山…上方落語の演目。

※白紙は白紙…紙屑屋の中に出てくる歌。

※ミイラ鳥…木乃伊取りという演目がある。

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