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短編小説

電子の海に疲れた人へ

作者: 夜乃 凛

終わりなき電子の海

幸せな空間だ

人は優しく迎えてくれる

だが

いつから幸せじゃなくなった

何かに疲れた

人との距離が近い海


ボタンを押して景色を消した

携帯電話を置いてカメラを手に

必ず帰ってくるからね


写真を撮ってみた

小説を読んでみた

漫画に浸ってみた

音楽を聴いてみた

懐かしい

懐かしい記憶

電子の海から抜け出して

そっと自分を慈しむ

昔は電子の海なんてなかったんだよ

電子の海はいつまでもあってほしい

でも

海に疲れたら

そこを泳ぐ必要はないんだよ

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