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 その火曜日中、甲木新吾は自分からわたしに何かを問いかけには来なかった。

 翌日、さすがに気になってきたので、わたしの方から甲木新吾に尋ねてみた。

 体育館一階の理科教室へ移動するときのことだった。

「何も聞こうとしないのね」

「聞いたら答えるか?」

「たぶん答えない」

「だろ、だから聞かない」

「じゃ、逆に聞くけど答える気ある?」

「内容にもよるな」

「どうして、わたしを手伝うわけ?」

「面白そうだから」

「どうして面白そうってわかるのよ?」

「そんなの知るもんか!」

 わたしは思わず、おまえは馬鹿かと叫びたくなったが、気持ちを抑えた。

 そのときの会話はそれで終わった。


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