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女騎士は火加減が苦手 汚職者ですか?えぇ焼きますとも!  作者: ピラフォー
艱難汝を玉にす
3/7

少女の名と過去

次回!城之◼️、◼️す!

なんてことにはなりませんが、一気に時が経つので、ご注意下さい。


何かが燃えるような音。


何かが焦げるようなにおい。


身体を焼くような熱さ。


逃げ惑う人間。


それを追う人間。


怒声が、悲鳴が、私の頭の中に流れてくる。


私はこの国の剣。


私はこの国の盾。


そっか私は、この国の……

《待たれよ、哀れな娘》


うるさい。

《待て、今はまだ》


うるさいうるさい。

《待て!》


うるさいうるさいうるさい! 私はこの国の◼️だ!

私はこの国にに全て捧げ、◼️になったんだ!

だから、だから!私の邪魔をするなっ!

《待てと言っているだろう! 今お前が◼️として国に尽くしてどうなる! その力をどう使う! そんなことをしたらもう彼奴らの元へ戻れなくなるぞ!》


なら、私にどうしろと言うんだ! どっちみち、私の居場所はなくなる。それが分かってるから、私はここにいる!

《馬鹿者っ! お前が何者なんぞどうでもいい、お前がいることに意味があるのだ! そんなことをして良いと思っているのか!》


《もうよい、そこまでするのならば致し方あるまい。》

何をする気だ。

《お前の◼️としての権限を、この国の守護龍として、お前の友として封じさせてもらう》

止めろ。

【我、◼️◼️◼️◼️王国守護龍が一柱、ズ◼️イがその権能を以って】

止めろ!

【汝に定められし◼️を】

止めてくれ。

【今此処に剥奪せん!】

止めろおおおっ!


◆ ◆ ◆


あえぇ、うああい(止めて、ください)

「どうなさいましたか!? お嬢様!」


今のは、夢?

懐かしくて悲しい、誰かの夢?


「どうした! 此方からデケェ声が聞こえたんだが」

「あぁ、旦那様、申し訳ございません」

「おっ、娘は起きたのか」

「は、はい」

「それなら、(オレ)の部屋に運んできてくれ」

「了解しました!」


◆ ◆ ◆


広い、部屋。

知らない人。


「うううぅぅ」

「大丈夫だよ、怖くないからね」

この人は、多分良い人。

あっちの人は……


「旦那様、怖がられてますよ」

「そんなこたぁねぇはず」

「あなたは顔が怖いから、しょうがないんじゃなぁい?」


近づいてくる!

「あぁっ、隠れちゃったわ」

「大丈夫、怖くない方だよ」

大丈夫?なのかな?

とりあえず、返事をしておこう。


「えあぁ」


「何これ可愛い」

「そうでしょう奥様」

「ねぇ、(オレ)は?」


奥の人、無視されてる?かわいそう。


「んいぃ」


「あああぁ!癒されるぅ」

「そうでしょう! そうでしょう! 奥様!」

「ねぇ、ねぇってば」


「あらあなた、何かしら? 私は今忙しいのだけれど」

「だから、前決めたことで良いよな?」

「えぇ、このを長女にする。でしょう?」

「そう、それ」

「もっちろん! 異論はないわ!」

「よしっ!」


奥の人が近づいてくる。


「今日からお前は、(オレ)達エペイスト家の一員だ」

「んいぃ?」


なんて言われたんだろう?


◇ ◇ ◇


「んいぃ?」


やっべぇ、思わず抱きしめちまいそうだぜ。

そんなことしたら、またあいつに怒られちまう。


「なぁ、(オレ)達の子供なんだからよぉ、名前があった方がいいだろ?」

「そうねぇ」

「確か、(オレ)達に子供ができたときの名前決めてたよなぁ」

「したわねぇ」

「それから選ぶのはどうだ?」

「いいわねぇ」

「じゃあ、取ってくるわ」


えーっと、確か、この辺りに置いといたはず。

「おっ、あったあった」

ローズ、フィーメ、マルシェ……

これなんていいんじゃねぇか?


ルージュ・エペイスト


どうも、ピラフォーです。

今回は、やっと主人公の名前が決まりました!

長かったです。

次回は、前書きでも言った通り時間が大きく進むので、ご注意下さい。

まぁ、この作品が一区切りついたら、ルージュの成長過程も書いていこうかなぁ?なんて考えておりますので、ロリっ娘ルージュちゃんかっわうぃぃぃぃ!という方は……ご期待ください。

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