プロローグ そして彼女は……
初めての投稿で、読みづらいとか、誤字があったりしたら、優しく教えてくださると、豆腐メンタルの私でも直視できますので何卒ご協力お願いします。
◆ ◆ ◆ ←は、場面切り替えぽいものとして使っております
◇ ◇ ◇ ←は、人物切り替えとして使っております。
ここは、どこだ
「実験体三号機の様子は?」
「正常であります」
暗い 苦しい
「そうか……出力を三段階上げろ」
「了解しました」
叫び声が聞こえる
痛い 痛いって叫んでる
「まだ肉体の崩壊まではいかないかもう一段階上げろ」
「しかし、これ以上は計算上」
「かまわん、やれ」
ぐしゃぁと何かが崩れ落ちる音がした
「やはり耐え切れないか。四号機へ移るぞ」
「はっ」
足音が近づいてくる
「準備を始めろ」
怖い 怖い 怖い
「耐え切ってくれ。この国の希望となる為に」
「開始します」
痛い 痛い 痛い イたい いたイ イタイ イタイ
◆ ◆ ◆
「出力停止!」
「出力停止」
痛くなくなった?
「四号機……ありがとう。耐えてくれて」
「成功ですか?」
「あぁ、もちろんだ。 この後は手筈通りにあの家に送りつけろ
あそこならば育ててくれる筈だ。この国の騎士として」
「了解しました」
いくつかの足音が遠のいていく
「四号機、王女様を頼む。お前だけが唯一の希望だ」
何を言ってるかさっぱりわからない
だけど、大切だってことはわかった
◆ ◆ ◆
私はその後とある家、いや、屋敷に連れて来られたらしい。
その時眠っていたから、後でそこにいたヒトに聞いた。
私が来たのはエペイスト家という名の侯爵家で、そこではキシと呼ばれるものを多く
排出しているそうだ。
私は、あの場所で聞いたことのある言葉しか知らなかったから、このジジョが教えてくれる言葉
を覚えることがとても楽しかった。
キシというものについて尋ねてみたが、わからない言葉が多すぎて私は眠ってしまった。
目が覚めると、広い部屋にいた。
目の前には、体の大きな男と細く小さな女がいて、何か喋っている。
男たちは急に立ち上がった瞬間、私は抱きしめられ、びっくりして意識を失った。
◇ ◇ ◇
俺はエペイスト家の侯爵夫妻護衛を務めている騎士だが……
「旦那様方、その子、気絶してるのでは?」
「えっ? あら、本当に気絶してるわ」
「む? おぉこいつぁやっちまったぜ」
このお二方が俺の護衛対象で力加減の知らないエペイスト家現当主のロヴィ・エペイスト様と
その妻コリエ・エペイスト様だ。
どちらとも八年前の戦争を生き抜き王国を守り戦った元騎士であるため、正直護衛が必要なのか
わからなくなってしまう。
それよりも
「おいミラ、この子を医務室へと運んでおけ」
「はいはーい」
「はいは一回」
「はーい」
よしこれであの少女に危害が加わることが無いだろう。
「それで、どうしてあの子を拾ったんですか?」
「それはだな、その、大事なことで、義務というか運命というか」
「わ、私だってわかってるわよ。だけどあんな所に子供が捨てられていたら拾っちゃうでしょ?」
俺は頭を抱えた。
「あの子は我達が育ててやらないといけないんだ!」
「何故?」
「うぐっ、そ、それは……」
「では、元の場所に返して来ましょうか」
「「それはダメだ(よ)」」
「ならば理由を教えていただけないと」
俺だってあんな小さな子を捨て直したくはない。あんな紅くて綺麗な髪、整った顔の少女が
街にウロついていたりでもしたら、襲われてしまうだろう。
けれど、この家に仕える騎士として、理由を知っていなければならない。
「わかったわかった、全て話す。」
「えぇ、それでいいです」
この時、旦那様の目付きが変わり、殺気を感じた。
「ここから先は、他言無用だ。それは良いか」
俺は、その圧に押されて頷くことしか出来なかった。
「彼女は、我達の子として育てる。この国に仕える者として、これは決定事項といっても
過言ではない。だが、このことは他の者に知られてはいけない。 あの子には、我達が本当の親
だと思われなければならない。国の命運がかかっているのだ。協力してくれるか?フィンよ」
なんとなくはぐらかされた気がするが、ここまで言われたら引き下がるしかない。
「さっぱりですが、言われた通りにしてみましょう」
「うむ、それでいい」
面倒なことになったと思い俺は深くため息を吐いた。
1話目はどうだったでしょうか。話の分け方がナメクジな私なので、読みにくかったらどうしよう。
(゜Д゜;≡;゜д゜) こんな感じになりながら、話を書き続けています。ブクマしてくれたらとっても嬉しいですが
されなければその分頑張って面白くしていきますので……あぁ、その弱みに付け込んでたくさん書かせるのは勘弁してください┏( ;〃>ω<〃 )┓
これからも宜しくお願いします。