表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
美しい奴隷と暇人な男  作者: カナたろう
3/6

仲良し

今回はガチでぐちゃぐちゃです

"こんなところにいて暇じゃないの?”

あの人はそういった。私の身分を知っててそういったんだ。

「はぁ」

重いため息をつき、ナナシが出て行ったドアをみる。

(結局どうやってここに入ってきたんだろう...)

「外...かぁ。」

外の世界はどんなところだろう。土の感覚、風の肌触り、海の香り、空の青さ。全てが、記憶にない。

「あ...考えたら眠く....」

その日、ラージアは眠りについた。


「....ジ..ア....ラージア!!」

「....ぁ?」

「もうすぐ、労働の時間だよ?早くいこう。」

奴隷は、朝早くから働き夕方まで働く。その労働は厳しく、辛いものである。

「あ...起こしに来てくれてありがとう...。」

「何言ってるの?友達でしょ?」

ラージアにとって労働の時間は少し楽しいものだった。なぜなら、隣の牢屋にいるソリ・ナグンとゆう同じ年の少女と一緒に居られるから。

彼女たちは仲が良く、労働も一緒に話しながらする。

「ねぇねぇラージア...あの見張り。けっこう髪の毛薄く無い...?」

「ふふ....そんなこといっちゃだめだよ...」

こそこそ話しをしながら話す二人。今日の労働は針仕事のようだ。

「ラージア、そろそろ労働が終わるよ!話しながらやると楽しいね。」

「そうだね...」

二人で牢屋に戻る中、領主が扉の前に居た。

「あぁ!ラージア!あいたかったよ...」

ラージアを抱き寄せた

「っぁ...」

「ラージア?今日はどんな労働をしたんだい?ん?」

「あ...針仕事でございます...。領主様。」

「そうかそうか!針仕事かぁ!針は指に刺さらなかったかい?」

そう言いながらラージアの指先をなでるように触る領主

「だ、大丈夫にございます...」

「あ、もうこんな時間じゃないかぁ!僕はそろそろ行かなくちゃならない。またね♪ラージア」

領主はラージアから離れ、スタスタとどこかへ行った

「は、はい...」

ラージアは震えを抑えて涙声を出している

「ら、ラージア。大丈夫?」

「大丈夫....」

私には、ソリが居てくれるだけでいい...もう他には...。

ラージアは手を握り締めこういった。

「ソリ、私外に出たい」

「え?」

「その時は一緒に外に出ようね!そしたらもっとお話しして遊んだりしよう!」

ソリは少し驚いたようだが、少し微笑んでうなずいた

ラージアも、美しく笑った。

ありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ