表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
美しい奴隷と暇人な男  作者: カナたろう
2/6

「いつか」の外

続編w

「こんにちわ。暇だから来ちゃった。」


その男は赤に近いピンク色の長い髪をハーフアップに適当にまとめた髪型。きれいな赤い目、服は長い緑色のマフラーを付け服はシンプルな薄いベージュの長袖、黒のサルエルパンツを着、茶色のシンプルなブーツを身につけている。

一見かっこいいと思っても髪はボサボサ、服は少しボロく、誰がどう見ても「面倒くさがり」である。


「ど、どっから入ってきたんですか...?」

「え?どっからって...ドアから。」

「い、いや。そうじゃなくって!どうやってココに入ってきたかです...!」

「あ、あぁー。内緒かな?」

こ、この人はなんなんだ...?と、とっても危険な感じがする...(警報)

「君、何て名前なの?」

「え、えっと...ラージア・ガミールと言います...けど...」

「へぇー。ラージアか!よろしくね?」

「は、はぁ...」

出来ればあんまりよろしくしたくないんですけど...

よろしくと言ってラージアの隣に座る

「君、こんな狭い牢屋にいて暇じゃないの?」

「え?」

「だって、こんな所いてても楽しく無いでしょ?」

「...。」

「楽しく無いなら一緒に外に暇つぶしに...」

「そんなの!無理に決まってます!」

少し涙声を出すラージア

「わ、私は...奴隷です...。そんな、外なんて..夢みたいな...。」

うつむきながら、涙を溢す

「...。そっか。ラージアは奴隷だったよね...」

そう言いながら少し低い声で話しながら立ち上がる

「でも、こんな所にいて楽しい?こんな暗い、辛い所にいて楽しい?」

「そ、そんなわけ...!」

ナナシは向日葵のように笑う

「じゃあ、今度むかえに来るよ!そして、一緒に外に行こう!」

不思議に思った。さっき会ったばかりの奴隷を外に連れて行こうなんて...

「でも、そんなの領主様に見つかりでもしたら...」

ナナシはクスと笑い

「だいじょーぶ。」

ラージアの頬を触り赤い目を細め

「きっと外に、君を出してあげる。」

「??」

不思議に思った。さっき会ったばかりの奴隷を外に連れて行こうなんて...そんな不可能なこと出来るわけないって思ったけど...でも、この人に「出れる」と言われたら「出れる」気がして...

「いつ出せるかわかんないけど、必ず出れるよ。君は」

「だ、出して頂けるんですか...?」

「うん...」

ナナシは牢屋の外に出、ニコりと微笑んだ


「暇だったらね」


ごちゃごちゃかも知れませんが読んでいただきありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ