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美しい奴隷と暇人な男  作者: カナたろう
1/6

嫌な毎日

気まぐれで投稿いたしますw

「奴隷」それは物のように売り買いされる醜い人間のこと。

調べたら大体そう書いてあるだろう だがしかし、そんな奴隷の中に美しい奴隷がいた。


彼女の名前は"ラージア・ガミール”

美しい金髪の髪。透き通るようなパッチリとした青い瞳。目の横に花の小さな刺青。更に体格もよく、胸はFに近い。いいぐわいに細いウエストと足。

と、このようなナイスな顔と体を持ちながら「奴隷」....

さぞかし、売り買いの毎日なのだろう...。

と、思うがそうではなかった。ラージアはあまりの美しさに領主は手放そうとしなかったのである。


「ラージア...お前は美しいなぁ...」

そう言いながらラージアの体を舐め回すように触る領主

「っ...]

「また来るからな。ラージア」

と、言い残して狭い檻から出て行く

 (いつまで続くんだろう、こんな毎日。前はお母さん、お父さんと楽しく暮らしていたのに。)

「ちょっとぉ...その奴隷。」

っだ、誰だろう...。

牢屋の中にきらびやかなドレスで牢屋に入る領主の妾の達

「お前、奴隷のくせに領主様に気に入られてんじゃないわよぉ」

あぁ、またか...

「お仕置き...かしらぁ??」

ムチを取り出す妾

ヒュッ ビシィイ!!

ラージアの体に痺れるような痛みが走る

「いっー...」

「っきゃははは♪痛がってるわよぉ~?」

「ほんとぉ、もっと痛めつけてあげましょうよぉ♪」

ビシィィイイ!!ビシィイイ!


......。


(あぁ、いつの間にか気絶してたのかぁ。領主様も居ないし...よかった...)


いつもの牢屋、いつもの窓からの景色....。

いつ見ても、やな景色。


「あれぇー?君、どうしたの?」

「っふぇ!?」

そう言いながらラージアの顔を覗き込む一人の若い男

「あ、貴方...だ、誰ですか!?」

「えへへ♪こんにちわ、俺はナナシ。」

そう言って、微笑む男


「暇だから来ちゃった。」







読んでいただきありがとうございました!

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