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独白  作者: 井藤 莉子
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ハーフタイム


部活に行くと、見たことない子達がたくさんいた。


「おはよう。これ、どうしたの?」

「なんか新入生で小学校からやってた子達が、練習しに来たらしいよ。昨日急にコーチが決めたらしい。めーわくだよー」

「先生は?」

「今日はいないの。コーチが居るからって」


使えない。

最近母親が、よく使う言葉が脳裏に浮かんだ。


部長は短距離見るのに精一杯。

もう一人の副部長は跳躍。


長距離は私がやらなきゃならない。


また一段と肩に重くのし掛かる気がした。


どうしてこうもめんどくさいことばかりしでかすのか。


意味がわからないし、本当に使えない。


「長距離集合!」


このままで居ることもできないし、練習に参加ということはいつもと同じメニューで構わないということだと思う。


違ったらいつも遅れてくるコーチを恨め。


「いつも通りに練習はじめて。新入生はついてこれる人だけ付いてきて。」


あいにく今私に誰かに優しくしたりする余裕はない。


「アップするよー」

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