え…俺が勉強にバテると思いますか?
次の日、担当してくれるメイドさんが朝に起こし朝食も部屋で用意をしてくれた。寝ぼけた状態の照れ顔を抑えながら朝食を頂いているとトントンと音が聞こえた。
昨日ぶりのリリーニアがいた。
リリーニア
「ご一緒に朝食を…と思いまして。
もしかしてもうお食べになりましたか?」
星斗
「いいえ、丁度着替えて今から食べるところです、是非、ご一緒に食べて下さい」
リリーニア
「それは良かったです、温かいうちに食べましょう、ふふ」
リリーニアが座るとふっと覚えたよう様に話しかけてきた。
リリーニア
「あ、そうでした…今日から授業が始まりますが文字などの読みは確認できていないので先にそちらを確認します。もし、こちらの言葉などが理解できなかった場合貴方さま、セイト様の知っている文字で大丈夫です。なので授業を行う前に図書館に行きます」
…そう言えばそうだった。確かに昨日それどころでは無かったので僕も知りたい。住む期間とか分からない以上は楽しみは少しでもあった方が良い。俺は了承した。
朝食を終えて図書館にに入り……見事に異世界言語を手に入れていたのであった。
リリーニアはいくつかの本を取り、共に授業を行う部屋へと向かったのだった。
〜数時間後〜
流石に意外だった…
ぶっ飛びすぎたかな…俺には。
まさか同性でもできるとは!
……思い当たれば昨日の見回りの時は何人かの同性同士を見かけた様な気がする…
それで聖女と言う総称に偏見がないのだろうか?
それにしても細い所多いような気がするな魔道学……
いや…今日はこの世界の基本的な知識が多かったように思う……
やっと解放されたからお昼……いや、夕飯か今は…
夜になると見習い騎士のステイルが来た。
どうやらステルス団長の気を使って話し相手として来てくれた様だった…お陰で忙しい今日を少し忘れた。明日もある!
そしてそうこう過ごしている数日後、例の場所に行くことが決まった……