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太陽に守られた場所

2人を連れて、みんなのいる小屋へ到着した。


2人はぐったりしていた。


移動もそうだが、いろんな事が起こり過ぎて疲れきっていた。


そんな2人をみんな温かく迎えてくれた。



「よくここまで来たね。

ひとまずゆっくり休みなさい」

とばあちゃんはお風呂とご飯を用意してくれていた。


畑仕事から帰って来た空翔達も

「あ!晴希の友達来たー!

これからよろしくー!」

と歓迎してくれた。



その様子を見て舞華も大地も安心したようで、お風呂に入り、ご飯を食べると、すぐに眠ってしまった。



そんな2人を見て、みんなも安心したようだった。



次の日から、2人はあっという間にみんなと溶け込んでいった。



明るい舞華の性格と、大地のコニュニケーション能力はすごいと思い知らされた。



ただ、舞華の明るさはうるさいほどだった。



ここしばらく会っていなかったからというのもあるが、奏さんもばあちゃんも落ち着いた女性だったから、余計舞華がうるさく感じてしまうのかもしれない。



あまりにも

「晴希、これはどうするの?」

「晴希、次は何をしたらいい?」

「晴希、教えて」

「晴希、どこ行くの?」

「ねぇ、晴希は?」

と連呼されると逃げたくもなる。



「大地、助けてくれ」

と大地の元へ避難する。



「しゃーないな」

と言いながらも大地は匿ってくれた。



「相変わらずだな、種岡は」

と大地が言うと



「相変わらず?

前はこんなにうるさくなかった気がする」

と答えると、



「そりゃそうだろ。

幼なじみが死んだと言われて犯罪者扱いされた。

それが、生きていて、こうして一緒に居られるんだ。

名前くらい連呼するだろ?」


その大地の言葉が胸に刺さる。



「ありがとな。

信じてくれて。

大地がいろいろ動いてくれたってトキさんから聞いた」



「その言葉、種岡に言ってやれよ。

誰が何言っても疑わず、行動して来たのは種岡だから」



「…あぁ、そうだな」



「なくなって初めて知る、大切さってやつ。

大事にしろよ?」


イジるように言って来る大地。


「そんなんじゃねぇよ」

と少し強めに返す。



すると、その声で

「あ、晴希いたー!」

と舞華に見つかり、連れて行かれる。



その場に残された大地が

「素直じゃないな」

と呟いた。



すると、種岡が振り向き

「ちょっと!

何突っ立てるの?

廣田くんもこっち!」

と怒られる。



「へいへい」

と軽い返事であしらう。





畑仕事に慣れない2人に、俺とスミさんで教えながら作業する。


舞華は家事全般、大地は力仕事全般を手伝ってくれ助かった。


2人が来た事で、小屋の雰囲気が一気に明るくなった。



そうして、2人は少しづつ小屋でも生活慣れて来た頃、トキさんの近況が入ってきた。





2人を保護した今、トキさんはちゃんと逃げ切れているのか?


監視ロボの前に堂々と姿を出したのに、大丈夫だったのか?と不安だったが、ホログラムを上手く使い、今はひっそりと隠れているそうだ。


ただ、トキさんは全国に緊急指名手配され、顔写真があらゆるところに出回っているそうだ。


だから簡単に身動きが取れる状態ではないと誠真さんから連絡があった。



ただ、誠真さんもトキさんと連絡を取れる状態ではないらしい。



トキさんが、政府に自分の姿を見せる際に、俺達との関わりを全て切り、こちらの存在をバレないようにしたそうだ。


だから、誠真さんは今、単独でトキさんの行方を追っている状況だ。



それを聞いて、

「なんでトキさんは開発者なのに、逃げなきゃいけないんですか?」

とスミさんに尋ねた。



「そうだね、晴希達知らないな。

トキさんが開発者なのに逃げている理由」


そう言って、スミさんは話出した。


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