第64話 宍倉彩音 Ⅴ
17:00 彩音【今日は突然押し掛けるようなことをして、ごめんなさい。体調は大丈夫ですか?返信いただけたら嬉しいです。】
18:00 彩音【病院へは行かれましたか?体の調子はどうですか?心配しています。】
19:00 彩音【まだこの連絡には気づいていないのでしょうか?それとも迷惑だったでしょうか?】
20:00 彩音【申し訳ありませんでした。迷惑でしたね。体気を付けてください。明日学校で改めて謝らせてください。ごめんなさい】
22:39 光人【ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい】
22:40 彩音【わざわざ返信してくれてありがとうございます。迷惑をかけてごめんなさい。こんなに遅く返信させてごめんなさい。】
22;41 光人【返信が遅くなって申し訳ない。迷惑なんて思ってません!今、時間大丈夫なら、理由を聞いてください】
22:41 彩音【本当ですか?迷惑じゃありませんか?】
22:42 光人【迷惑なんてとんでもない!気付くのが遅れて、申し訳ありません。宍倉さんのメッセが嬉しかったんだけど、どう返事していいかわかんなくて…。こんな時間になってしまいました。ごめんなさい!】
22:44 彩音【よかった!ID交換してすぐ男子に連絡するなんて、嫌われちゃったかと思ってました。いっぱい謝らせちゃって申し訳ないです。】
22:45 光人【そんなことないよ!鈴木伊乃莉さんからもさっきメッセ来てて、やり取りしてるから。大丈夫!】
22:45 彩音【えっ。いのすけと】
22:45 彩音【私より先に】
22:46 彩音【あとまわし】
22;46 光人【すいませんすいませんすいませんすいませんすいませんすいませんすいません!静海と鈴木さんの弟が同級生だったとかで】
22:47 彩音【確かに、いのすけが言ってた。静海ちゃんと悠馬君が同級生だって。偶然が恐ろしいって】
22:48 光人【うん、そうそう。で、口止めされてんだけど、鈴木さんの弟がうちの静海を好きっぽい】
22:50 彩音【えっ、本当!静海ちゃんと悠馬君、結婚したらスーパー大安の社長夫人!】
22:51 光人【ああ、社長令嬢だっけ。いやいやいや、それはまだ早いって!中学2年だよ。というより、本人たちの意志だからとは伝えた。そんなやり取りしてたら、長引いちゃって、ごめん】
22:53 彩音【はい、わかりました。許してあげます。実は相談がありまして】
22:55 光人【宍倉さん、相談って、俺たち今日会ったばかりだよね。いいの、そんな俺で。鈴木さんとかさ】
22:56 彩音【いのすけには、もう、しました。ただ、この件に関しては白石君でいいというか、でなければだめというか…】
22:58 彩音【寝てませんか、白石君。もうずいぶん遅くなっていますが?】
23:00 彩音【白石君‼】
23:01 光人【大丈夫、起きてるから。でも、俺でなければって】
23:01 彩音【明日、生徒会室の柊先輩に会いに行くつもりです。一緒に付いてきてほしいんです】
23:03 彩音【ダメでしょうか?】
23:05 光人【どうして、俺?】
23:05 彩音【えっ、逆に他の誰に頼ればいいの?】
23:06 光人【鈴木さんとか、岡崎先生?】
23:06 彩音【さすがに先生は無理あるよ~。いのすけは柊先輩と会ってないから、何の助けにもなれないし】
23:07 光人【柊先輩に会いに行くって、どうして?】
23:08 彩音【う~ん。理由言わなきゃダメ?】
23:08 光人【できれば】
23:09 光人【理由わかんないと、助けようにも助けらんないし。それこそいればいいだけなら、鈴木さんでも】
23:10 彩音【わかった。先輩に生徒会に入らない?って誘われたの覚えてる?】
23:11 光人【うん、一応】
23:12 彩音【やってみようと思うの、生徒会役員を】
23:12 光人【先輩の話に乗るってこと?】
23:13 彩音【そう。本当に先輩に指導を願えるとしたら、6月までが任期ってことだから、早い方がいいと思って。出来れば白石君がいてくれると、先輩への対応もやりやすいと思って、ね】
23:14 光人【なんで俺がいると、宍倉さんが先輩に対してやりやすいの?】
23:15 彩音【だって、白石君が柊先輩の特別な人だから】
23:16 光人【それ、どういう意味】
23:16 彩音【言葉通りだよ。一緒に来てほしい!】
23:18 光人【それは、先輩の従弟を父が助けたという事だよね】
23:19 光人【父の死亡事故を利用するって】
23:20 光人【ごめん、一晩保留させて。明日には答える】
23:33 彩音【違う。お父さんの事故ではなくて】
23:34 彩音【光人君の気持ち考えてなかった】
23:25 彩音【ごめんなさい、お父さんの事故を利用する様な書き方して】
23:30 光人【いや、大丈夫。おやすみ】
23:31 彩音【おやすみなさい】
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
次回より物語の2日目にやっと入ります。
長くなってごめんなさい。
付き合っていただけると嬉しいです。
宍倉さん、ちょっと失敗してますね。書いているものとしても、まさかこうなるとは思いませんでした。