表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/271

第63話 鈴木伊乃莉 Ⅲ

17:50 伊乃莉(イノリ)【やっほー!】

18:46 伊乃莉【おーい】

20:33 伊乃莉【いい加減返事よこせ!】

21:50 光人【ごめんなさい。今見ました】

21:51 伊乃莉【遅いよ!8時15分くらいには既読ついてたよ!今見たって嘘つくなし】

21:52 光人【すいません。他の友達と連絡取ってて、後回しになりました】

21:53 伊乃莉【ま、いっか。君、こういうの得意には見えなかったもんね】

21:54 伊乃莉【後、変な敬語禁止ね!君、私をあやねるの保護者かなんかと勘違いしてない?同い年!同学年!わかった?】

21:55 光人【はい、わかりました!】

21:55 伊乃莉【わかった?】

21:58 光人【お、おう。わか…、わかった。】

21:58 伊乃莉【よろしい!】

21:58 伊乃莉【妹ちゃんから聞いた?】

22:00 光人【え、え~と、何のことでしょうか?】

22:00 伊乃莉【敬語禁止!普通の会話もね。たぶん、絡むこと多くなると思うから】

22:03 光人【ど、どういうこと?え、告白、ですか?】

22:04 伊乃莉【はあ?なんで私が、今日会った君に告白すんの?これから殺す?って予告】

22:05 光人【わたくし、何か鈴木伊乃莉様に恨まれるようなことをしましたでしょうか?殺意を抱くほどの?まさか、宍倉さんに何かしたかと、疑ってますか?】

22:06 光人【待ったっく、天地神明に誓って、なにも致してはおりませぬ!】

22:06 伊乃莉【わかってるわよ。君が馬鹿なこと言うからでしょう!妹ちゃんとうちの弟が同級生って話!】

22:06 光人【ああ、確かそんなこと言ってた。まあでも、その件で絡むって?】

22:07 伊乃莉【妹ちゃんには言わないでほしんだけど、うちの弟、悠馬(ユウマ)っていうんだけど、妹ちゃん、静海(ルナ)ちゃんのこと、大好きなんだって!】

22:07 光人【ダメ、無理!】

22:08 伊乃莉【すっごい食いつき気味でダメだし!】

22:09 光人【うちの大事な妹をどこの馬の骨とも知れん奴にはやれん!】

22:10 伊乃莉【それ、言いたかっただけだよね?】

22:11 光人【はい、その通りです。すいません】

22:12 光人【でも、静海との仲を持てってんだろう。本人同士の話だろう、それ】

22:13 伊乃莉【それは当たり前!でもね、その環境作りに協力してほしいの】

22:13 伊乃莉【別に君に率先してほしいって訳じゃなくてね。私が何かするとか、弟が頼んできたときに、サポートして欲しいんだけど】

22:14 伊乃莉【ただとは言わないよ。ちゃんと君にメリットあることを用意してます】

22:15 光人【静海が喜ぶことなら応援はするけどさ。うちの親父が事故で亡くなってから、やっぱり元気なくしてたから、本人が望むならね】

22:16 光人【でも、交換条件は何なの?】

22:17 伊乃莉【どうもあやねる、あっ、宍倉彩音(シシクラアヤネ)ね。君に興味があるようなんだよね。なんとなくわかるでしょ】

22:18 光人【う~ん。自意識過剰でなければ、ね。こんな俺のどこがいいかよくわかんないけど。ただ、優しくて人の心がわかる子だなっとは思ってる。文字にすると恥ずかしい】

22:20 伊乃莉【私も君のどこが気に入ったかわかんないんだけど】

22:21 伊乃莉【ただね、今度話せる時が来たら話したいと思ってるけど、男性不信って言うのか、男の人とまともに関われなかったんだ。それが今日会った君と、あんなふう親しそうにに話すこと、それ自体信じられなかったんだよ】

22:23 光人【何かあったってことだよね】

22:24 伊乃莉【今は聞かないで。だから、あやねるともっと仲良しになれるように応援してあげる。好きな子の友達は大事にした方がいいよ】

22:25 光人【宍倉さんがすんごく可愛いし、好感は持ってるよ。でも、男女間のそういったものは、今はいいかなって】

22:26 伊乃莉【何、そのモテ男発言!】

22:26 光人【別にモテ男じゃないよ。俺も言えない痛い思いは持ってるってこと。まあ、出来る範囲で妹の幸せに協力はするよ。でも、本人が嫌がるようなら叩き潰すから!】

22:28 伊乃莉【よし、じゃ、そういうことで。それはそうと、あやねるからもメッセ来てると思うけど、返信した?】

22:30 伊乃莉【おい、返信したのかって聞いてんだよ!】

22:31 光人【すいません。してません】

22:31 伊乃莉【おい、今何時かわかってんのか!なんで返信しない。また、男性不信ぶり返したらどうすんだよ】

22:33 光人【だって、だって、だってさあ。あんな可愛い宍倉さんからメッセ来てさ。何返していいか、わかんないんだもんよー!変な返しで、嫌われたくないのよ。って考えてたら、返すタイミングわかんなくて、とりあえず、こっちの返信した】

22:35 伊乃莉【人を現実逃避の道具として使うなー!もう一旦切って、あやねるに返信しろ!】

22:36 光人【いや、もう遅いし、寝てるかもしれないし、迷惑だし】

22:36 伊乃莉【返信しないほうが失礼だ!】

22:37 光人【正論で怒らないで】

22:37 伊乃莉【正論だから怒るんだよ!あやねるはずっと待ってるよ!もし寝てたって、電話じゃないんだから、起こさないよ!】

22:38 伊乃莉【早くしろ!終わったら、連絡よこせ!この、ヘタレ】



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ