訓練④ 長月 零 vs 長上 誠
開始の宣言がされたとき、長月は先制攻撃をしかけてきた。
「《攻撃魔法 Lv5 渦巻く炎》」
長月が攻撃の宣言をした瞬間、僕の周りに魔法陣が現れたが僕は、それを回避した。
僕が避けた瞬間、渦巻く炎は燃え上がり消えると同時に岩が焦げていた。
「(......??なんて言う威力半端じゃない)」
長月の攻撃の威力に驚きつつも僕は、攻撃魔法を使った。
「《攻撃魔法 Lv1 風》」
僕は、長月に向って、《攻撃魔法 風》を使った。
長月はそれに対応出来ず、壁に吹き飛ばした。
「なかなかやるじゃん......ながちゃん!」
長月は、かなり強く壁にぶつかったが、相手にダメージが入っていのか?と不思議に思うぐらいにまだまだ、ピンとしている、そして長月はまた攻撃をした。
「これは耐えれるかな?」
「《攻撃魔法 Lv6 暴風》」
長月は魔法を唱えると、吹き飛ばされそうなぐらいの暴風がきた。
暴風に耐えきれず僕は壁に吹き飛ばされ、運悪く凸凹した壁にぶつかってしまった。
「ぐっ......い、いてぇ....」
「おぉ......これも耐えるのか......なるほどね。」
僕に追い討ちをかけるように、僕に向かっ殴り込んできた。
しかし、長月が殴ろうとする寸前に僕は、長月の拳を手で受け止め、僕は長月を地面に向かい叩きつけた。
長月は背中を強く地面にぶつけ、少しダメージが入ったのか分からないが少し背中を気にしていた。
「なかちゃん、ボクは楽しいよ......!ボクの取っておきを食らって貰うよ!」
そう長月が告げると息を大きく吸い、吐き出すと長月の目の色が変わり、少し緊張が走った。
「じゃあ、行くよ。」
「《剣術 Lv6 羅千切り》」
そう宣言をすると長月の手元に刀が現れ、振りかぶってくる。
僕は、1つ、1つの攻撃を避けようとするが、長月の羅千切りが終わったと思ったのそのとき、
「羅千切りはね、最後が取り柄なの」
そう発言をすると斜め横からものすごいスピードで刀を振りかぶり、僕は避けようとするも刀が肩に当たり、あったた瞬間僕は、不思議な力で壁に吹き飛ばされてしまった。
僕が、壁にぶつかったとき、林道が僕を受け止めに入った。
「ここで終了だ。お疲れ様。」
そう林道が発言をし、僕は少しほっとした。
「ながちゃん!!!凄いよ!ボクをあそこまで追い詰めて、あの技を使わさせるなんて!スライムとの戦いでかなり成長したんじゃない?」
そう長月が目を光らせて発言をしていた。
「まぁまぁ、魔法も凄かったが、零の拳を受け止めて地面に叩きつけるはすごくいい判断だと思ったよ。滅多にない行動だからさ驚いた。」
「そうだ!戦いとかをいっぱいしたし、レベル上がってるのじゃない?ステータスを見てみたら?」
「あ、確かに確かめてみる。」
名前:ながちゃん Lv3 役職:SPY Lv2
ステータス
HP 20
MP20
STR:25
CON:20
POW:15
DEX:40
SPスキルポイント:5
スキル
【変装 Lv1】
【隠れる Lv1】
【隠密 Lv1】
【消音 Lv1】
【格闘術 Lv1】
【攻撃魔法 炎 Lv3】
【攻撃魔法 水 Lv1】
【攻撃魔法 風 Lv2】
【移動魔法 烈 】
称号:始めたての冒険者
「お!おめでとう!Lv2も上がってるじゃん!しかも《移動魔法 列》を使えるようになってるし!つばさっちこれで訓練終了でいいよね!」
「目的であったことは、終わったことだしそうだ!な、ここで訓練は終了だ!明日は1日休んで、明後日からは、《ダンジョン》に向かうから準備はしておけよ。」
そう僕が林道の言葉を聞いた数秒後、僕は疲れているのか少し倒れてしまった。
いつも読んでいただきありがとうございますm(_ _)m