APPENDIX 1
★あ行 ――――― ―――――
○アトラス海域:旧リンドバウム王国の南、樹王海より西の荒れ狂う海域の名称。海獣達も住む事が許されないほど過酷な環境であり、飛空艦でさえも困難な難所であった。リンドバウム号はここを特殊な装備で探査した。(南海の謎より)
○アトラス大陸:旧リンドバウム王国の南にあったと云う大陸で、現在は海の底に沈んでいる。嘗てはリンドバウム王家の祖先が治めていた。ネーミングはアトランティスを縮めたのみで、巨神アトラスは意識していない。
○アルル・M・ゴーン:リンドバウム号操舵手兼副艦長アレックスと結ばれたアルルの名。結婚しても王たるユーヤへの態度は相変わらずだが、夫であるアレックスに対しては割と従順な態度を見せる。
○イズナ・カワサキ:宮家として独立したイズナの名前。幼馴染であるライゼンと結ばれ、幸せな家庭を…築いてくれるといいなあ。
○エヴァ・クノン:ユーヤとメルティの長女。ユーヤ×マリの組み合わせほどではないが(ネーナとかアルテイシアとか)、優秀な身体能力を持った超人類として誕生。彼女は貴族の家に降家する事で、その血を伝えていき、覚醒を促し、人族の導き手と呼ばれるようになる。そう、それ故に名をエヴァとしました。
○AI-08:既に滅んだアトラスの海底都市を、維持管理し続けているコンピューター。ゼフィロスにハッキングしてユーヤと接触して来た。以後、そのメモリーの一部はゼフィロスの中に宿っている。(ゼフィロスがやり返したとみられる。)
○エクステリナ・ロッシ(・クィーネ):ユーヤとマリオンの9女で、宮家であるロッシ家を興している。名前が示すとおり、エクステリナの生まれ変わりである。スキル称号『勇者』を持つ為、両親とアルテイシア同様1万年以上の寿命を持つ。ヴァルキュリア7代目団長で、任期は恐らく史上最長になると思われる。
登場時2000歳以上。シアとの年の差は3000歳以上と思われる。シアが子を成さなかった為(と云うか、見合う相手がいなくてずっと独身だったりする)、彼女が次の女王となる。一応クノンの名を残しているユーヤの子供はいて(ネーナの子孫)、その子孫もいるのだが、継承序列では永年1位が彼女になってしまっている。
その場合の姓名はエクステリナ・ロッシ・クィーネ。
因みに…彼女に付けたロッシと云う宮家の名は…史上最強のライダーと云われるバレンティーノ・ロッシから拝借していて、ユーヤの子供達の中で実は最強である事を示している。つまり、シアと同じ剣聖勇者である。
あと、9番目である所以は…筆者が故石ノ森章太郎先生を敬愛しているからに他ならない。
○エセックス・ロスマンズ:ユーヤとマリオンにとって初めての男児にして最後の子と謂われる。海洋王と呼ばれ、数々の海を踏破した。船舶によってアトラス海までも踏破している(ダンジョン製船舶と云うズルはしているが)。非常にファンが多く、没後200年後に於いても数々の出版物が出回っている。生まれたのは魔族大戦から4~5000年後くらい。
○エフェメラ:ネーナの従者で剣の使い手。金髪で背は低いが胸はDクラスの獅子族の女の子。非常に快活で、意外なリーダーシップを発揮する事がある。ヴァルキュリア剣の2番隊所属。
★か行 ――――― ―――――
○ガルル:ライガの長子で、祖父であるクーガー譲りの体格であり、将来父ライガの体躯を越えると思われるほどである。12歳で既に獣騎士並みの戦闘力を持っており、将来の獣王区区長を目指して日々修行と勉学に勤しんでいる。父の事は「父ちゃん」祖父の事は「爺ちゃん」と呼んでいる。
○ククリ姫=ククリ・ツクヨミ:ウテナとサクヤの母で、ツクヨミの末娘。古い因習に逆らい、ウテナを守って自害した。ニンジャのスキルを持っていたようである。ウテナ所有の小刀はククリ姫の小刀を打ち直した物であり、ソレナがウテナに物心ついた頃に手渡している。
○グルル:ガルルの弟。ライガの次男。ガルルに比べると細身であるが、非常に素早い。どうやら虎人よりも豹人の血の方が活性しているようである。そのせいか策師的な顔を時折見せる。しかし短気で単純な性格の為、その策が成功した試しはないようだ。(要は小狡い性格。)
○久能佑哉:ユーヤ・クノン・アレクソラスとして1万年ほど生きた後、天に昇って…戦神の誘いを受け入れて惑星監査官となる。その際にようやく分け御魂との分離も叶ったようである。(余談として、戻った分け御魂がユーヤの能力を受け継いでいた為、戦神は目出度く有精となったようである。)
○ゴルル:ライガの三男で、兄二人よりも更に逞しくなりそうな容貌である。実際、既に長兄ガルルと体躯に於いては肩を並べている。しかし、二人よりも物静かで、実は読書好き。
★さ行 ――――― ―――――
○ザン・アプリリア:ユーヤの孫でハヤテの息子。高貴なる耳はある。ツクヨミ血統同士の子供である為、銀髪で紫の瞳である事は父や祖母と一緒である。
○シェリー・ガンプ(・ホージョー):ミハイルの長女で、ワダツミの嫁候補。アーチャーとしての能力が高く、弓も魔銃の腕もレギオン随一と言われる。ガンプ家の血筋を表す褐色肌は健在であるが、耳は高貴なる耳ではなく常人の耳である。スタイルは、エルフの血が入っている者の特徴であるスレンダーさんであるのだが、そこにアンダーソン家の血が入っている為か出る処は出ている。性格は寡黙であり、何を考えているのかわからない処がある。射撃の際の容赦のなさは、色々な人に恐れられている。
○ゼクセクス・クノン:ユーヤとネメシスの娘であるが、成人してからは継承権を放棄して魔族領の元グラディウス領だった場所を、叔父であるグラディウスから譲り受けて隠遁していた。エクステリナの蜂起の際に竜人領領主で、腹違いの兄であるドラクーン2世に引き連れられて参戦する事となる。隠遁する際に父であるユーヤから色々くすねて来ていたようで、機密文書から機鋼甲冑の設計図までありとあらゆるデータを秘匿していた。
○セブンス・エンプレス:ユーヤの妃達を後の歴史家達が語る際に使われる言葉。活躍と実力を加味した序列で名前が挙げられる事が多い。マリオネート妃、ウテナ妃、ネメシス妃、カジ妃、セイレイ妃、メルティ妃、キャシー妃の順になる。マリオン、ウテナは最初期からなので納得。…活躍が地味なおカジさんが不遇な気がする。ネメシスは魔王なだけに実力が反則である為か、歴史家によってはおカジと序列が入れ替わる事もある。セイレイに関しては、ほぼ実力のみでこの序列に勝ち上がっている気もする。(これにサクヤを加えたエンプレス・エイトと云う言葉も存在する。その場合の序列は、ウテナの次になる。但しそちらの言葉はアレクソラス13世をサゲル意味で使われる事が多い。)
○ソーウン・ホージョー:過去に於いてウテナとサクヤの母、ククリ姫の傍仕えをしていた。ソーウンはアマテラス氏族の血を多く受け継いでいる為、まだ剃髪していないこの頃は黒髪である。
★た行 ――――― ―――――
○テレサ・ガンプ:ジードとエクステリナの長女。今のところ細かい事は考えていないが、厳格なエクステリナに躾けられ、ジードに甘やかされて育つので、物凄く裏表のある子になりそうだ。
○ドラクーン2世:ユーヤとセイレイの息子で、祖父であるドラクーン公の要請に応えて、王位継承権を捨てて竜人領領主となっている。エクステリナの蜂起の際には逸早く赴き、その後、魔族領で隠遁していた腹違いの妹のゼクセクスを連れ出している。母の所有していた巨大戦斧を引き継いでおり、戦場では縦横無尽に駆け回っているはずである。
★な行 ――――― ―――――
○ネーナ:[ネーナ]ユーヤ在位中から数百年前の帝国の第3王女。心臓に病を持っていた為に何処へも輿入れが出来ない彼女を、母親は苦々しく思っていたようである。また、彼女の未来見としての能力に怯えていたようでもある。マリオンとの出会いの後に心臓発作により他界。輪廻転生してマリオンの元へ…。
[ネーナ・クノン]嘗ての帝国の第三王女の生まれ変わり。前世の記憶はない…はず。ユーヤとマリオンの第2子。母であるマリオンを恐らく姉のシアよりも理解し、愛している。天職は楽師で、母と同レベルの才能を持っている。穏やかな性格で、成長してからは母の代わりに父をよくあやしているようだ。未来見としての能力も健在であるが、劇中にてそれを使うかは未定。何しろ平和になった世界なので。後にクノン家は彼女が継ぐ事となり、姉の代わりに未来へと種を残す。これはクレィル血統の伝統なのか?
★は行 ――――― ―――――
○ハクザン・M・ツクヨミ:サクヤとウテナの今は亡き父。元々はソーウンと共にククリ姫の傍仕えをしていたようである。ミナモトの家系であり、ミナモトはツクヨミ氏族の血を割合濃く受け継いでいた為、婿養子となれたようである。ウテナとサクヤの5歳の誕生日の後に、魔族軍を押さえる防衛戦により死亡している。ネーミングは菊理媛尊の別名とされる白山比咩大神より。日本神話に於いて、諸説あるが天照大神の伯母と言われている。
○八十八士:ゾディアック・ナイトとも云う。ユーヤが復興させた分家88家を差す言葉。復興しすぎである。アルテイシア女王から『これ以上弟とか妹とかいらんわ!』と言われて、以後は避妊しているようである。それでもそれまでに作った子供の数は、100人以上は居た事になる。降家や臣籍降下とかしているはずなので。(エクステリナはロッシ家を興しているので数に入るが、ドラクーンやゼクセクスなど、ユーヤ直系の子供達の内、存命の者で宮家を興していない者は、この数に入っていない。)
○フェルナンド・ロータス:セーラの父であり、ローグ・ベルヌの引退後に宰相となっている。
★ま行 ――――― ―――――
○マザー・ジャンヌ:マザー・ソレナの跡を継いだジャンヌ・ハーゲンの呼称。日々、聖ハーゲン救護院と聖ソレナ学園の運営に追われている。後に彼女は聖ジャンヌ幼児学校(幼稚園、又は保育園のようなもの)の設立によって名を残す事になる。(今のところ構想のみ。本編では軽く触れるだけかも。)
○魔族大戦(または大戦):作中特に言及していないが、魔族との戦争を、戦後はこう呼んでいる。超兵器群によって2~3ヶ月で決着が着いている筈だが、後世にまでこの名で呼ばれる事となる。
○マリオネート・C・クノン・プリスティア:ユーヤの第1正室として君臨していた彼女であったが、ユーヤ没後に突然ネメシスと共に失踪する。娘達の心配を余所に二人で気楽な旅をしていたようだが、本当の目的地は―。
○ミハル・ミナモト:ネーナの従者の一人。諜報隊1番隊と云うエリートの筈であるが、ちょっと変な性格。魔法が得意なツクヨミ系銀髪エルフ。ミナモトの名が示すとおりウテナの父とは親戚であるが、割とミナモトの中でも血が薄い分家のようで、光の当たり具合によっては黒髪にも見える。アマテラス系の血が混ざっているようだ。
★や行 ――――― ―――――
○ヤマト神族:戦神以前のこの世界の神の一族。現アイリスの3神官家の先祖。ユーヤ在位中から200~300年程前に戦神にこの世界を預けた後は、別の世界に転属…別の世界の神になった。
○ユーリカ・ベルモンド:ネーナの従者で槍の使い手。青い髪でモデルのようなスラリとした体型。落ち着いた性格で、パティ―内では纏め役…に見えるが、意外に天然。世俗に疎い。ヴァルキュリア槍の3番隊隊員。
★ら行 ――――― ―――――
○ライゼン・ハーゲン(・カワサキ):ハヤテの側近の一人。黒髪長髪で生真面目な性格。時折眼鏡を掛けている事もある。姓が示すとおりハーゲン救護院の卒業生で、第2皇后ウテナの事を『大姉様』と慕っている。後にイズナと結ばれる。
○リーン・マイヤー:マリオンの幼少時からの専属侍従で、クレィル家から付いて来た現侍従長の本名。劇中言及はされていないが、マリオンの婚姻時に前侍従長が引退して、その席を譲られている。一応王宮内の侍従達の取り纏めをしているが、マリオンの旅行などには必ず引率している。マリオンがどう足掻いても頭の上がらない相手の一人。基本的に彼女は役職で呼ばれる事を好むので、あまり名前が表に出る事はない。
★わ行 ――――― ―――――
○惑星ソラス:リンドバウム王国記の舞台となっている星。地球より少し小さい気がする。嘗ては大陸が3つ存在していたが、現存する大陸が2つしかない。もっと広げようかとも思ったが、取り止めた。
○ワダツミ・ホージョー:ソーウン亡き後、有力な候補のなかったホージョー家に臣籍降下して跡を継いでいる。これはホージョーの大元の本家たるアマテラス家からの強い要望があり、アルテイシアとワダツミがそれに応えたようである。その際にシェリー・ガンプと正式に婚姻している。