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ニネ  作者: 北井すぴ
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2151-N|ne w page-Nine-02

ニネ「なんか見た目は精霊なのに、なんで人間の言葉を喋ってるの?!確かに危ない生物かもー!逃げる準備をしなきゃ!」


ニネ「...ってあれ?なんで人間の言葉って分かったんだろう?まあいいや!そんなことより...」



「すっごい みつめてくるんだけど...」



ニネ「おーい!何か私に分かる言葉で喋ってよー!!」

ニネ「はーやーくー!!」


イオ「...。」


【イオは何かを見せてきた】


イオ「+∞+l=l?」


ニネ「おぉ!なんか見せてきたけど、分からない...」

ニネ「もういい、帰ろう!」


イオ「...。」






【ニネは家に迎えって歩き始めた】


ニネ「はぁー結局なんだったんだろう?あの子は...まあいいや!」



【トルが向かってくる】

ニネ「あ!トルだ!」


トル「おーい!ニネー!無事かー!?」


ニネ「助けて~死にそうなの~!」


トル「え!?なんだって!?今すぐ向かうから、その場から動かないで!」


【トルがニネに向かって飛んできた】


ニネ「え?あ、嘘なんだけど、まあいいか!」


トル「大丈夫か?怪我はどこだ?自分が誰か分かるか?」


ニネ「大丈夫だよ~さっきのは嘘!」


トル「そうかそうか、よかった。安心した。」


ニネ「なんかトルらしくないよ?どうしたの?」


トル「いや、遺跡の中で眠ってたやつが目を覚ましたのを感じ取ってだな、ニネが巻き込まれてないか不安になったんだよ。」

「ちなみに遺跡の中に入っちゃったかな?」


ニネ「えーっと、えーっと...入ってない!と思う!」


トル「うーん?その言い方だと入ったんだね?」


ニネ「うん!入った!」


トル「そっか、でも無事だったから良かった!」


ニネ「全然大丈夫だよ!でもなんで私より少し年上の子が魔法で抑えられているの?」


トル「まぁ...話せば長いんだ!あいつには、出来るだけ接しないで!」


ニネ「わかった!出来るだけ接しないようにする!」



ニネ「...出来るだけ...ね。フフフッ!」


トル「なんか言ったか?」


ニネ「なんでもないよー!お家に帰ろ!」


トル「あ、ちょっと先に帰ってて!俺は、あいつの様子を見に行かないといけないから、シロナにもちょっと遅くなるって言っといてくれないかな?」


ニネ「わかった!そう言っておくね!じゃあまた後でねー!」





【ニネは家の方向へ歩いていった】





ニネ「シロナ、絶対に怒ってるだろうなー」


ニネ「言われた約束、すぐ破っちゃったし...」




???「(ニネ...こっちにおいで。)」




ニネ「うわぁ!?誰!?」


???「(ほら、声の聞こえる方に...)」


ニネ「うーん、帰っても怒られるだけだし...」

「行っても行かなくても、怒られるに代わりは無いから行ってみよう!」


【ニネは、優しい声の聞こえる方向へ走っていった】



ニネ「こっちから聞こえたはずなんだけど、誰も居ない...?」


???「私は大樹ナナ、よく来てくれたわね。」


ニネ「え?大樹が喋ってる!?しかも大樹ナナって、シロナが言ってた大樹ナナ様なの!?」


大樹ナナ「えぇ、そうよ。そんなことより大事なお話があるの。1度しか言わないから、ちゃんと聞いてね。」


ニネ「うん!」






大樹ナナ「遺跡の中に、少し年上の子が居たでしょ?」


ニネ「うそ!?遺跡の中に入ったのバレてたの?」


大樹ナナ「えぇ、私に見えない物なんて無いわ。」


ニネ「そ、そうなんだ...」


大樹ナナ「あの子と一緒に旅をしてもらいたいの。」


ニネ「あの精霊と旅に出るって、大丈夫なの?」


大樹ナナ「大丈夫よ!だって、あの子は私の子なのよ。皆には秘密にしているけどね。」


ニネ「えぇ!?そうなの!?でも、なんで秘密にしているの?」


大樹ナナ「フフッ、秘密!」




大樹ナナ「さて、話に戻るわね。一緒に旅に出てもらえないかしら?」


ニネ「私はいいよ!でもあの子、人間の言葉しか話さなくて...どうすればいいかな?」


大樹ナナ「あら、人間の言葉ってよく分かったわね。」


ニネ「私もよく分からなくて...でも人間の言葉って分かったの」


大樹ナナ「そうなのね。じゃあ、あの子に教えてもらえば良いんじゃないかしら?」


ニネ「言葉も分からないのに、どうやって教えてもらうのさ!」


大樹ナナ「あの子は言葉も分からないのに、教えてもらってたわよ。」

大樹ナナ「物は試しだよ、ほら、やってよう!」


ニネ「えぇ~、怖いけど...」

「でも、やってみよう!」


大樹ナナ「ありがとう!じゃあ、これを渡すわ。」

【大樹ナナは、少し大きな赤色の勾玉をニネに渡した】


「これは、お守りよ。ニネが危なくなったら、この子が助けてくれるわ。」


ニネ「この子って、ただの綺麗な石にしか見えないけど...?」


大樹ナナ「今は綺麗な石にしか見えないけれど、いつかこの子の姿が見えるようになるわ。」


ニネ「おぉ~じゃあ楽しみに待ってる!」


大樹ナナ「分かったわ。ありがとね、話を聞いてくれて。私はこれでサヨナラするわ!」




ニネ「待って!」


大樹ナナ「うん?どうしたのかしら?」


ニネ「私、問題が好きなんだけど何か一つ、難しい問題出してよ!」


大樹ナナ「えぇ、いいわよ。」


大樹ナナ「この問題は、私が数百年悩んだ問題だから、とーっても難しいわよ!覚悟しててね!」


ニネ「うん!覚悟したよ!」


「問題!あなたは誰で、私は誰でしょう!」


ニネ「え?そんなの簡単じゃん!」

ニネ「私はニネで、あなたは大樹ナナ様でしょ?」


大樹ナナ「フフッ、残念ながらハズレ!正解は...」


「「あなたは私で、私はあなた。よ!」」


ニネ「うーん?どういうこと?よく分からないよ~」


大樹ナナ「いつか分かるようになるわ!サヨナラ!」


ニネ「ちょっと~!もっと話したかったのに、逃げないでよ~!」


ニネ「あぁ...声が全く聞こえなくなっちゃった。」

ニネ「まあいっか!」


ニネ「さぁ帰ってシロナに自慢してこよーっと!」



【その後無事に家へ到着したが、シロナに無茶苦茶怒られた】

月曜日に投稿する予定でしたが、もう少し小説のことを勉強してから、今まで書いた小説を全て新たな小説として投稿した後、続きを投稿しようと思います。

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