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ニネ  作者: 北井すぴ
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2151-N|ne w page-Nine-01

こちらの続きとなっております【ニナと精霊】↓

https://ncode.syosetu.com/n3133fj/

※R15です。

話を分けて書いた方が良いかと思い、分けました。


別タイトルのイオ視点での小説もあります。【イオ】↓

https://ncode.syosetu.com/n2138fk/



この話「ニネ」は、「ニナと精霊」と比べると、重たくなく、特にグロなども無いので、年齢制限なしにしました。



今回は、1週間に1回【毎週月曜日】に投稿する予定です。(前回は月・木)

次回から週1投稿になります。(次回→4月1日)



よろしくお願いします。

イオが深い睡眠に入って数カ月後に誕生したトルとシロナの子供「ニネ」


ニネは目が良く、透視能力を持っている。

しかし左腕が無く、何か持つ時は基本的に右腕を使う。


普段は、森林を探検する事が多い。


誕生して今で2年と数ヶ月、好奇心旺盛で、入ってはイケない所も、何も恐れずに入っていく。




ニネは今日も散歩をしていた。



すると、目の前に木の実が落ちてあった。



ニネ「おぉ!木の実がこんなにも沢山!」

ニネ「これは採りきれないだろうなぁー、良い木の実だけ貰っていこう!」


【ニネは山ほどある木の実の中から、20個ほど選んで、家に帰った】


ニネ「ただいま!」


シロナ「おかえり!今日の冒険はどうだった?」


ニネ「問題!私ニネは、木の実を沢山採ってきました!何個採ってきたでしょう!」


シロナ「え~?じゃあ、5つ?」


ニネ「ブブー!正解は、20個でした!」


シロナ「おぉー!凄いじゃないの!よく採ってきたね!」


ニネ「でしょ~!褒めて褒めてー!」


シロナ「えらいえらい!(ニネに頭を撫でる)」

【ニネが嬉しそうな顔でシロナの顔を見た】





シロナ「じゃあこの木の実を使ってジャムでも作ろうか!」


ニネ「ジャム!本当に美味しいから大好きなの!作って作って!」

【ニネは、机に手を乗せて飛び跳ね始めた】


シロナ「はいはい、わかったから落ち着きなさーい!」


ニネ「ところで、ジャムってなに?」


シロナ「えぇ、さっき美味しいから大好きって言ってたじゃないの...笑」


ニネ「全然しらな~い!そんなことより作って~!」

【ニネが飛び跳ねるのを止めない】


シロナ「わかったから、そこの椅子に座って待ってて!」


【シロナは鍋の中に木の実入れ、潰しながら砂糖を加え、最後に魔法で鍋の下に火を付けて、優しく混ぜた】


ニネ「あぁ~良い匂いがする~!」


シロナ「はい、どうぞ!」


【シロナはジャムを小さなボールの中に入れてニネに渡した】


ニネ「わぁ~!美味しそう!早速いただきまーす!」


シロナ「ちょっとまったー!食べる前に、あっちの方向にある大樹ナナ様にお礼を言ってから食べなさい!」


ニネ「えーっと、大きな木の下にいろんな精霊さん達がお辞儀してる...あれに向かって言うの?」


シロナ「いやぁ~いくら私の目が良くても、そこまでは見えないなぁ~。でもその方向であってるはずよ!」


ニネ「あっちの方向にある大樹ナナ様、木の実、ありがとうございます!」

【お礼を言ってすぐ、ニネはジャムを食べ始めた】




シロナ「...あっちの方向にある~は、必要ないんだけどなぁ笑」

「さて、もうニネにあの話をした方が良いかな」





シロナ「ニネ、大事な話があるんだけどいいかな?」


ニネ「なぁに~?」


シロナ「さっき大樹ナナ様の場所を教えたけど、実はその近くに人間が建てた遺跡があるんだけど、そこには近寄らないでね。」

「そこには危ない生き物が居るし、私達の力を吸い取ってしまうの。」


ニネ「おぉ、そんな可愛い生き物が居るんだ!」


シロナ「ちゃんと話を聞いて!」

【シロナは少し強く感情で訴えた】


ニネ「はーい...」


シロナ「とにかく、大樹ナナ様の近くにある遺跡には絶対入らないこと!いい?」


ニネ「わかった...。」


シロナ「さて、もう夜だから外には出ないようにね。」

シロナ「トルもそろそろ帰ってくるから、一緒に待ってよっか!」


ニネ「本当に?!やったー!」





【トルは、1週間に1回程度しか帰ってこれない】

【イオが寝て以来、1週間毎に入れ替わりで、監視役として、ずっと見張りをしている】


トル「ただいま~」


シロナ/ニネ「おかえりー!」


トル「おぉ、ニネ!元気だったか?」


ニネ「うん!元気もりもりだよ~!」


シロナ「この子、ずっと待ってたのよ。」


トル「そうかそうか、寂しかったんだなー!」


ニネ「トルー!今日も早く新しい魔法教えてよ!」


トル「わかった、じゃあ今日は眠らせる魔法を教えてあげよう!」


ニネ「やったー!でも眠るってなぁに?」



【精霊は朝、太陽光を浴びて、エネルギーを回復させる為、寝る必要が無い】

【もちろん寝ても回復するが、太陽光の方が遥かに良い為、自分から寝る事は滅多にない】



トル「こんな感じだよ」

【トルは相手を眠らせる魔法を使い、ニネを眠らせた】


シロナ「この子が静かだと、なんか変な感じがするわね」


トル「そりゃあ普段から騒がしいからな、起こしてあげよう。」


【トルは起こす魔法を掛けて、ニネを起こした】


ニネ「うーん...?あれ、私何をしてたんだったっけ?」


トル「眠ってたんだよ。ほら、少し前に魔法掛けたでしょ?」


ニネ「あ!そうだった!早くその魔法教えてー!」

【ニネは突然跳ね始めた】


トル「わかったわかった、落ち着けって!」

トル「じゃあ、最初に心の中で...」




【3時間後...】


ニネ「おぉ!本当に出来た!!」

ニネ「ありがとー!トル!...てあれ?なんで皆眠ってるの?」

ニネ「あ、そっか!自分で皆を眠らせちゃったんだった!アハハハハッ!」


ニネ「...で、どうやって起こすんだったっけ?」


【それから朝日が出て、皆が目を覚ます】


トル「あ~こんなに良い魔法を使えるだなんて、ニネは凄いな~!」

「あれ?ニネ?どこいった?お~い!」





【一方その頃ニネは散歩へ】


ニネ「今日は大樹ナナ様の所に行ってみよーっと!」

ニネ「一体どのくらい大きい大樹なんだろう?」


【歩いて1時間半ほどで大樹ナナに到着した】


ニネ「やっとついたー!」

ニネ「これが大樹ナナ様か~!近くで見ると迫力あるね~!」


ニネ「まあそんなことはどうでもよくて...」


ニネ「遺跡はどこだー!!そもそも遺跡ってなんだー!!」


【ニネは透視能力を使い、遺跡っぽいのを見つけて走って向かった】


ニネ「さてさて、どんな危ない生き物が居るんだろう?」


【遺跡に居る監視役を魔法で眠らせ、探し回った】


ニネ「お!こんな所に大きい扉がある!これは絶対入っちゃイケない感じがする!」

ニネ「えい!」


【ニネはついにイオと対面する】

ニネ「ん?なんかどこかで出会ったような気がするなぁ...っていうか、そんな対して危ない生物に見えない...っていうかこっち見てない...?」





【イオが目を覚ました】

イオ「...!?」


ニネ「うわあぁぁ!!襲わないでー!!」

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