人の趣味を認めないのはいいが否定する権利はお前持ってないからな
新しい小説書いて見ました!!
読んでもらえたら嬉しいです壁|m`)ムフッ
ぜひ感想やご指摘くださいm(__)m
俺の名前は御宅 勝雄普通の高校生だと言い切れたらよかったのだが、残念ながら違う。
いわゆるイジメられっ子ってやつだ。
理由としては俺がオタクだったからそんなくだらない理由、アニメのキャラのキーホルダーつけたりしたり、休み時間にラノベを読んでいるのをキモいキモいと言われて典型的ないじめっ子に目をつけられたってわけだ。
俺はそんな短期でもないし、自分が世間的に受け入れられない趣味を持つことも理解していた、そのためキモいと言われるくらいなら別に我慢できたし、人の趣味が自分と違うから、世間とずれるてるからといってその人のことを否定するようなカスの言葉なんか気にしなかった。
なので特に気にせずといえば嘘になるかもしれないが、反論もせずに無視をしていた。
だが逆にそれが逆に相手を怒らせる、図に乗らせる原因となったのだろう、最近は俺のものを隠したりされはじめた。
そうちょうど今もそうだ。
「はぁ〜そろそろだるいな…」
俺の上履きがなくなってた小学生かよ…
そして代わりに下駄箱に入っていた紙には、バカとか、死ねとか、オタクとか、ひたすらに単語の羅列で色々書いてあるものがかわりに入っていた。
それだけで相手の頭の悪さが伺える。
だがまあここでラノベの主人公だったら自分が我慢すれば…とか意味のわからないことを言い出し、実行するのだろう。
だが、それはただ単純に頭の悪い子のすることだ。
いじめというからわかりにくい、人の物を盗むという行為は犯罪行為、窃盗である。
僕はそう思っているし、名称を変えるべきだとも思っている。
だからと言って今の日本ではこの行為は犯罪ではなくいじめとして扱われている現状は変わらない。
もしこのまま警察に駆け込んでも対した対応もされないのであろう。
ということで、次点で取るべき行為、職員室にきた。
「すみません谷口先生いませんか?」
担任の名前だ。
「御宅君なにかようですか?」
「はい、最近ものがなくなるなっと思ったら、今日朝来た時に上履きがなくなっていてかわりにこんな紙が入っていました。」
「はぁ〜でもこれ友達同士のいたずらでしょ?注意はするから上履き返してもらいなさい。」
「いえ違います、多分俺はイジメを受けてると思います。」
「ちっ!…わかりました注意しましょう、ですがあなたにも何かイジメられるような原因があるのですよ?気をつけなさい。」
こいつはバカだな、どうしようもないバカだ。
注意はするということだし、一応注意は注意だ、この程度のいたずらだし今回のことで相手も引き下がり、やめたら許してやろう、ダメなら親とかに相談して学校、校長、PTAにでも直接言えばいいだろう。
そう期待したのがバカだったのかもしれない。
次の日のホームルーム全員がクラスに揃った状態でのタイミングで谷口は連絡事項の最後にと前置きをつけて話し出した。
「御宅君の上履きが無くなってこんな紙が入っていたそうです、これはイジメになりますのでもうやらないでください。」
断言しよう、こいつはバカだ。
まさかここまでバカだとは思っていなかった俺もバカだった。
こんなこと普通の高校生のやるようなことではない、だがそれを実行に移したバカがこのクラスの連中だ。
そんな奴らの前でいわゆるチクリがバレた……バラしたのだ。
結果は……
「ちっ!チクりやがったのかよ。」
「生意気だよね〜」
「うっざ……」
「キモっ!!」
ああ…これはあれだな、いじめやめる気ないな。
むしろ酷くなりそうだ。
谷口にも聞こえるような声で、騒ぎ始め、こっちを睨んできてるが谷口は知らんぷりだ。
そこへ突然、
「そんなことが!!みんななんでそんなことするんだ!!御宅君なにかあったら僕にすぐに教えてくれ!」
「そうよ!そうよ!」
「イジメなんかかっこ悪いよ!!」
とイケメンとその取り巻きの女が騒ぎ出した。
「ちっ!覚えてろよキモオタが。」
と言っていじめっ子の主犯、犯罪者は引き下がった。
イケメンは学級委員の、真島 佑太郎物語でいうとこのイケメンで正義感がやばいやつだ。
俺からすればこいつも頭がおかしい狂人だ。
周りの女の子の行為に気づけない鈍感。
鈍感といえば主人公っぽく聞こえるが、人の機微にも気づけない、ご都合主義な野郎、現に結構あからさまにイジメられていた俺のことに今まで気づいていなかったみたいだ。
普通クラスでいじめがあれば気づくものだろう、観察力が欠け過ぎていて怖い。
最後の舌打ち野郎の紹介をしておくと、狗図 修平イジメ主犯格だ。
てなわけで5分にも満たない時間でこの話は終わった。
その日の放課後すぐに僕は家に帰ろうとしたが、
「お前ちょっとこいよ。」
「なんで?」
「いいからこいよ!!」
「生意気なんだよ!」
「キモオタが!!」
「なんだ、その口の聞き方!!」
帰ろうとしたら、帰り道に狗図とその取り巻き5人に囲まれた。
でボコボコにされた。
俺は格闘技をやってるようなこともないし、何か特別な力を持ってるわけでもない。
当たり前のように、殴られ、蹴られ、ボコボコにされた。
「これにこりたらチクるなんてせこい真似すんなよ、カスが。」
「ちっ!!」
「ぐっ…」
俺は顔も腫れて腹もあざだらけになって、泥まみれになった。
俺は足を引きずり歩き家に帰った。
家に帰ると母さんがいて。
「勝雄!どうしたのその怪我!!」
ここで隠しても意味がない、むしろ親ならば気づかないはずがないだろう。
どっかの物語でありそうなちょっと転んだ!だけって言えばスルーされる、ような変な家庭ではない。
そんな家庭なのに親はいい人で……とかいう設定もない。
放置子や、親がいない、自分が不良、などなどの理由があり常時ボコボコであったりした過去があればスルーされることはあるだろうが、一般家庭でここまでボコボコにされて気付かない親がいる家庭は、常識的に言って一般家庭でない。
断言しよう、そんなラノベの主人公の親は冷酷無慈悲なやつか、頭がおかしいやつらだろう。
そもそも人間ですらないのかもしれない。
おっと話がずれた。
「ああ、イジメられてね帰りにボコボコにされた。」
「だ、大丈夫なの!!」
「とりあえず病院に連れてって。」
「え、ええ!!」
母さんは泣いてしまったが、泣き止んで俺を車で病院に連れていってくれた。
車の中で、だいたいの説明はしようとしたが、母さんはすでに泣いてしまっていて、さらに追い討ちをかけないよう運転中は危ないので、またあとで話すことにした。
病院について、受付の人や周りの人から腫れ上がった顔だからだろうか?すごく周りに見られ続けた待合室はかなり精神的にきた。
「これはひどい…どうしてこんな怪我を」
「イジメられて6人で囲まれてボコボコにされました。」
「…ッツ」
「警察に行くつもりなので診断書書いてもらってもいいですか?」
一応母さんにも言ってある。
「あ、ああ」
という感じで病院で怪我の治療をしてもらった、腫れがひどかったり内出血して、腹を蹴られた時に庇おうとして手を出したからだろう、指が骨折してた。
冷静になると結構痛い。
次の日は風邪だと言って、学校を休んで弁護士の人のとこに行った。
「えっと、勝雄君はどうしてこんな怪我を?」
「元から軽いイジメにあっていて、今日の朝上履きがなくなっていて代わりにこんな手紙が入っていたので、先生に報告したのですが軽い注意だけで済まされてしまい、チクったと言われて6人で囲まれてやられました。」
と言って罵倒雑言が書かれた紙は先生に持ってかれたので、あらかじめ携帯で写メっておいた画像と、先生が注意する時不安だったので携帯で録音したもの、リンチに連れて行かれる前にその時の音だけでも、とカバンの中で携帯を起動させ動画を撮ったものを見せた。
俺の学校は携帯使用可だったのがよかった。
「これはひどい…先生の対応とはとても思えない。それに6人で囲んで罵倒雑言を浴びせながら殴るなんて…」
「このあと警察に行くつもりです。」
このあと色々話した。
弁護士さんはとてもいい人で話を聞いてくれた。
うちの家庭はお金持ちではないが、比較的裕福な家庭であるし両親も優しく、訴えるべきだ、と怒っていたので引き下がらずに済んだ。
もちろん両親は悲しんでもいたので、すごく俺も悲しかったが…
数日後
弁護士の人も警察についてきてくれることになったので、両親と一緒に警察に行った。
で、警察では弁護士さんに教えてもらいながら告訴状というのを書いた。
調べたり弁護士さんに聞くと、被害届けだけだと警察が若い人に未来を等言い出し、示談で済ませるように、とだけ言われる場合もあるらしいので告訴状にした。
学校は相変わらず休んでいる、そして学校に言う前に準備を全てを終わらせて、狗図たちに対して告訴したということを学校に父さんが報告した。
「え?告訴?ですか?生徒同士のいざこざですよ?もしイジメだとしても、そこまでのことしなくても…」
とかなんとか言われたけどもう全て手続きしましたと言ってガチャ切り。
谷口からも電話がきて。
「御宅君に変わってください、狗図君たちにはよく言って聞かせますから警察とかじゃなくて私や先生たちに任せてくれませんか?」
と言われたらしいが、とりあわなかった。
何回も電話きたが録音だけはして取り下げませんで終わった。
数日後
家に狗図の家や他の家の親から電話がかかってきた。
「うちの子が何をしたっていうの!子供の喧嘩でしょ!」
とか、
「今回は、うちの子が全面的に悪かったのはわかりますが警察だけは。」
とか
「おい!ふざけるなよ?お前みたいなやつが犯罪者になるんだよ。」
とか
「未来ある子供の道を潰すな!!」
とか、家の前で叫ばれたりもした。
怖くなったので親戚や近所の人と警察に録音した電話を聞かせてパトロールなどを増やしてもらったり、親戚の仕事が休みなおじさんと父さんも仕事を休んで家にいてもらった。
家に6人の両親が来たりしたけど、弁護士を通して話しましょうと言って取り合わなかった。
家を留守にしたくないので防犯カメラなども買って家の周りも警戒したが、さすがに家に入ろうとかいうキチガイはいなかったのは幸いだ。
で、ついに準備が色々終わって暴行罪(傷害罪)などできちんと訴えることが決まった。
学校の反対などもあったが録音を聞かせたら黙った、もちろん谷口の責任も追求した。
首らしい。
で、結局傷害罪で6人とも塀の向こうに行くことになった。
もちろんそんなん、いじめを受けた俺からすれば、全身の骨をバキバキに折りたかったし、殺したくもあった。
そもそも犯罪者なのに、きちんとした犯罪者として捕まって欲しいし、少年法とかいらないとも思ったりもした。
ん?今何してるかって?
うん、いきなり魔法陣が現れて目を瞑った瞬間に真っ白な空間にほっぽりだされた。
隣にいた母さんの姿も見えない。
…え?この小説って異世界ものだったの!?
警察の場面の告訴状と被害届の説明とか色々間違ってるかもしれません!もし間違ってたら教えてくださいm(__)m