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夜明け  作者: 若葉 美咲
39/42

38:仲間〜2〜

光矢は一人で生きてきた。

辛いとか助けてとか弱音を吐いても助けてくれない。

そうやって長いこと自分から殻に閉じこもって身を守っていた。

助けを求めることを諦めてしまった。


しかし今、光矢の目の前には新選組がいた。

光矢を守るかのように立ち塞がっている。

信太郎が光矢に手を差し伸べている。

光矢は震える手で信太郎の手を掴んだ。

信太郎は光矢が驚くほどの力で握り返してくれた。


光矢は周りを見る。

総司が暗太を挑発し、注意を引きつけている。

斎藤は暗太の隙を狙い攻撃している。

新八が心配するように光矢をみていた。

左之助が光矢に背を向けて守ってくれている。

信太郎が力強く励ましてくれた。


「殺っちゃいます?」

「どうするか、お前が決めろ。」

「手伝ってやるよ!」

「早いとこ、決めちまおう」

「光矢さん!」

皆が光矢を待っている。

光矢は立ち上がった。


暗太は光矢を見つめた。

「死ねばいい‼︎殺してやる‼︎」

光矢に向かって暗太が走りだす。

もう、光矢は助けを求めることに迷いは無かった。

「暗太を倒す。力を貸してくれ!」

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