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夜明け  作者: 若葉 美咲
27/42

26:加入〜1〜

屯所の中は大忙しだった。

まず、怪我人の手当てから始まり、土方への報告、続いて一番隊副隊長の処罰。


やるべきことが多すぎて総司も左之助も参っていた。

「左之さ・・、原田さん。大丈夫ですか?」

総司が左之助にこえをかける。

左之助は床に伸びている。

「馬鹿野郎。名前で呼べよ。」

総司は左之助を見て、自重気味に笑った。

何も言わず左之助の隣に総司は腰を下ろした。

「土方さんに見つかんのも時間の問題だな。」

左之助の発言を聞き総司がふきだす。

左之助は久しぶりに聞く総司の笑い声に目を細めた。


ーーーーーーーーーーーーーーーー

病室には昏睡状態の光矢がいた。

周りには見張りの為に一と平助がいる。

「なんでこいつがここにいるんだよ!」

せっかくの休みを邪魔された平助は荒れている。

斎藤 一も今日は非番だった。

が、こちらは眉一つ動かさず、光矢をみている。


光矢がうめいた。

半刻前から、熱をだしている。

「おい、しっかりしろ。」

平助が額に浮かんでいた汗を拭ってやる。

時間ばかりが過ぎてゆく。


平助が体温を計るため光矢の額に手を置いた。

今まで昏睡していた光矢がその手を払い、飛び起きた。

「いってぇなぁ!なにすんだよ!」

平助が光矢にくってかかる。


光矢はそれどころではなかった。

飛び起きたから、傷に響いたのだ。

お腹を抱えてうずくまる。

「無理はするな。傷に響く。」

一が声をかけた。


昼近くなっていた。

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