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プロローグ
処女作ですので暖かい目で見守って下さい。
時代物っぽいけれど違うので注意してください。
プロローグ
ー、ねえきこえてる?
もう、行かなきゃいけないんでしょ?
ー、うん。
ー、どうやって生きていくの?
ー、俺は、人間といく。
少しの静寂。
微かなため息。
それから、意を決っしたように片方が言った。
ー、気を付けて。行ってらっしゃい。
ー、ああ。行ってくる。
辺りの空気は冷えている。
たくさんの気配が近づいてきた。
少年は一人、ゲートをくぐった。
その姿をそっとキツネが見守っていた。
やがて、たくさんのキツネが姿を現した。
彼らはしばらくそこにいたが、数分後諦めて帰って行った。
そこから歴史は動いた。
これは、もう一つの地球の誰も知らない物語。
もう一つの新選組がおくる壮大なお話。