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コスプレイヤー?が異世界で頑張るそうです  作者: くしゃみで肋骨折れた
9/12

コスプレイヤー?が人助けをするそうです

「ハァ・・・ハァ・・・」


 体が重い、思考が鈍る、体力、魔力共にかなり少なくなってきている・・・敵は半数以上倒せたが、だが・・・


「「「「グルルルル・・・」」」」


 もう、ここまでなのか・・・家族を捨て、民を捨て、国を捨て、アイツを確実に滅するために何もかも捨てて逃げてきたというのに・・・私は何も成さぬままウルフ共に食われてしまう運命だというのか・・・!


「違う!運命などそのような見えない物などに私は屈っしはしない!」


 残り少ない力を振り絞ろり、魔法を使おうと瞬間、遠くからの声と共にフォレストウルフの1匹が吹っ飛んでいった。


「・・・いったい何が」


















「よっし当たった!!!」


 衣装換装コスチューム・チェンジ後、念のために防御力が上がるらしい『硬気功』というスキルを使った後、ダッシュで声のする方へと向かい、遠距離から気を飛ばして攻撃できる『外気功』というスキルを使いなんかオオカミっぽいやつ1匹を吹っ飛ばしてやったぜ!!でも、硬気功使って出てたオーラ的なのが消えてしまった・・・もしかして、纏っている気を圧縮して打つスキルだったんだろうか。なら硬気功を使わないと使えないスキルっぽいなぁ・・・とりあえずまた硬気功はかけとこ。接近戦する予定だし。それにしても、これなんて波○拳。


「そこの人!加勢に来たぞ!残りは俺らで何とかするから休んでてくれ!」


「あ、あぁ・・・済まない恩に着る」


「まぁ任せておけって。よし、リア2匹俺1匹な」


「なんで私の負担が多いんですか?」


「俺もう1匹倒してるし同じだろうが」


「ま、まぁいいです!私の力ちゃんと見ててくださいよ!」


 そう言ったリアは手になんか銀色の光を集め、光が消えたと思ったら一振りの剣が出現した。


「・・・え、なにそれカッコいい。リアのくせになんかスキルカッコいい」


「くせにってなんですか!この世界では職業として『戦乙女』になってるんです!そしてスキルとして、《武装顕現アーティファクト・マテリアル》っていう私専用の武装達を呼ぶことが出来るんですよ!ほら、凄いでしょう!!後で褒めてくださいねっ!!」


「あぁ~はいはい。確かに凄い。ちゃんとなでなでしてやるからしっかりやれよ」


「なでなでですと・・・!?頑張って殲滅致しますっ!行きますよ魔剣ダインスレイブ!」


 あ~ぁ、戦闘前のシリアス返せよ。ちょっとお前の評価上がってたのに今の出プラスマイナスゼロだわ。てかこいつ今魔剣とか言わなかったか?しかもダインスレイブって。血を求める凶悪な魔剣とかって聞いたことあるんだけど・・・


「まぁ、俺も頑張るとしますか」


 魔剣についてはとりあえず後で聞いておこう。そしてパクれるならパクっとこ。




















 ・・・いったい何者なのだあの者たちは。エルフらしからぬ大きな・・・チッのエルフの少女は、手が光ったと思ったら剣を握っており、出現した禍々しい気を出している剣を巧みに操り、敵を殲滅している。そしてもう片方の少女は、あの衣装はなんなのだろうか。見たことのない衣服だが、とても戦闘する際に着用する服に思えないほど美しい。そして動くたびに、とても戦いに準じている者とは思えない細い脚が衣装の裂け目の部分から見えている。だがしかし、フォレストウルフを数秒で徒手空拳で仕留めただと!?あのような二人組など聞いたことがない!あれ程の強さと美しさなら国にいた時に情報として渡っていても可笑しくないはずなのだが・・・




















「よっし、終わった!ビビってたのがなんか馬鹿らしくなるぐらいあっさり倒せたな・・・」


「まぁ、恐怖心があるというのは悪いことではないですよ?恐怖心を克服し、それを活用出来るほどになれば、危機察知能力っていうんですか?どんな時でも生き残れるようになりますしねぇ~」


「なんかそれ漫画とかで見たことあるわ」


「空想じゃなくて現実でも出来ますよ??」


「まぁ~忍者とか、狩人みたいな職業に衣装換装コスチューム・チェンジ出来るようになればスキルでそういうの覚えそうだな」


「・・・クレイさんがくノ一と短パン生足狩人。ぐふふふふ」


「あぁ・・・衣装は女物だったな・・・くそったれが!!」


「あと、衣装に関してはクレイさんが記憶している漫画、ゲーム?っていうんでしたっけ、その人たちの衣装で有名、あとはクレイさんが強く印象に残っている方の衣装が職業の衣装になりますよ~」


「・・・だから格闘家はチャイナドレスなのか。ほかにもいろいろ衣装あるだろうに格闘家なんて!くっそ、確かにこの恰好で死んでるから格闘系キャラの印象は美○で固まってるな!!」


「いやぁ~、その長いスリットからみえるおみ足とか最高じゃないですかぁ!!触っていいですか?触っていいですか!?」


「やめろ!よるなこの変態!・・・そんなことよりあの人だろうが」


「・・・ちぇっ、確かに助けた方の容態が心配ですしこのぐらいにしておいて上げます」


「・・・後で覚えてろよマジで」


 リアは後で精神的にフルボッコ確定として、とりあえずこの人・・・なんでこんなローブ着て全体隠しているんだろうか。どこかの王族さんが逃げてるとか、それとも凶悪な指名手配犯か、奴隷商から逃げてきた奴隷とかか・・・この世界に奴隷制度あるかはしらないけど


「あの犬っころは倒したぞ。それよりあんた大丈夫か?かなり疲労しているが」


「フォレストウルフを犬扱いとは・・・かなり名のある格闘家なのだろうが、貴女のような美しい外見と衣服を着た格闘家など聞いたことがない」


「くっそ!この世界でもそうなのか!俺のこの容姿はこの世界でもそういう見解なのか!!」


 戦うたびに女装しながらとかマジ勘弁なんだけど・・・!本当にめんどくせぇ職業だこって!!!


「・・・この世界?」


「あぁ、とりあえず気にするな、それにしてもあんた、だいぶ傷もひどいだろう。あの数を1人でやってたんだ。今回復してやるから少しまってな」


「フォレストウルフを倒してくれただけで十分だ。回復薬まで頂いてしまっては申し訳なさすぎるのでな」


「いや、俺ら回復薬なんて持ってないけど?」


「・・・ならどうするのだ?ヒューマンの貴女は格闘家、エルフの貴女は特殊職業だろうが剣士であろう。他人を癒すスキルを持っているようには見えないのだが」


「俺は格闘家って訳じゃあないんでね。まぁ、驚くかもしれないが少し待ってな」


「・・・どういうことだ?」


 さて、回復といったらプリーストだよな。スキル詳細見た時ヒールあったし。問題はどんな衣装かなんだよなぁ。まぁ、プリーストイメージだと確実にシスターだろうな。俺がシスター服・・・オエッ。


「・・・気は進まないけど人助けだ。《衣装換装コスチューム・チェンジプリースト》!」

 

 大まかな衣装しか想像できないし、職業名言えば勝手に変身できるらしいからこれでいいよね。そして俺は光に包まれ新しい衣装チカラを顕現する。

 初戦闘シーン。まぁ、ものすごくはしょった書き方してますが気にしない。

 助けた人については詳しくは次の話に。まぁ、もう誰かはわかるでしょうけどね。


あと、フォレストウルフは魔獣であり、格闘家でもレベル10あたりなら少し時間が掛かるが単体撃破は可能。瞬殺できる主人公はやはり規格外。

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