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コスプレイヤー?が異世界で頑張るそうです  作者: くしゃみで肋骨折れた
8/12

コスプレイヤー?が異世界で初めて戦うそうです。

 俺は精霊王様が去った後、ステータスを開き、スキルの詳細などを見ながら今度こそ町にに向かって歩いているのだが、


「なぁリアよ」


「はい?なんですか?」


「ステータスに体力とか魔力とかあるのに、なんでHPとかMPとかの表記ないの?すっげー違和感あるんだけど」


「ゲームじゃないんですからそんなのあるわけないじゃないですかぁ~」


 ・・・俺にとっては、死んでから今までの出来事すべてゲームなんじゃね?ってくらい現実味ないんだがな。


「いいですか?生物は首とか心臓とか急所ざっくり刺されたら死んじゃいますよ?体力の値はあくまで高ければ体が頑丈になったり、傷や病などの自然治癒が早くなったりするぐらいですよ?魔法も使いすぎると体がだるくなったり、ひどいと倒れたりしますけど、MP~消費とか決まってる訳じゃあないんですよ。イメージ力で魔力消費増えたり減ったりしますしねぇ~。ゲームと異世界一緒に考えちゃだめですよ??」


 くっ、リアの言ってることは理解できるんだが・・・こいつに諭されるとかすっげームカツク!!!とりあえず叩く!!!


「ふぎゃ!なんでいきなり叩くんですかぁ!!!」


「なんかムカついたから」


「体罰ですぅーーーーーーーーーーー!!!」


 とりあえず疑問に思ったところは適度にリアに聞いて、イラついたらイジる作業をしながら黄昏の草原を超え、町へと続く森の中へと歩いていった。



















「・・・ん?なんか声きこえね?」


「精霊さんですかね~」


「いや、精霊王様の時みたいに頭に直接語りかけてくる系ではないなぁ」


「・・・なんで女神の私が呼び捨てなのに精霊王は様なんですか」


「いや、あの紳士な対応みたらそうなるだろう」


「差別です!これは女神に対しての差別です!主神様に訴えます!」


「まぁ、主神様?からお前の主認定されてるから、訴えても無駄だと思うぞ。それよ「主認定ってなんですかそれ!?ステータスもう一回見せてください!」・・・とりあえず後な。ほら、声近くなってきてるぞ」


「むぅ・・・後で絶対確認しますからね!確かになにか足音的な音が近づいてきていますね、なにかから逃げてる音・・・」


 あぁ、異世界転生恒例の第一異世界人発見!イベントですね。なんかオオカミ的なとか、イノシシ的なサムシングに追いかけられている美少女を助けてフラグ立てるんですね、わかります!!!



















「誰か!誰かいないのか!!」


 クッ、まさかこんなところでフォレストウルフの群れがいるとは!折角ここまで逃げてきたというのに!


「・・・私はまだ死ぬ訳にはいかないんだ!!」


 そう、目的を達成するまでは私は死ぬ訳にはいかない!こうなれば逃げながら一匹づつ撃破していくしかなさそうだな・・・


「食らえっ!《アースランス》っ!!」


「「ギャイン!!」」


 フォレストウルフが走っている地面から3本の土の槍が出現し、手前を走っていたフォレストウルフ2匹を串刺しにする。人間一人、ただの獲物と思っていたフォレストウルフ達は少したじろぐ。しかしこちらはまだ仲間が8匹、それに比べ、相手は魔法を使うが所詮一人。土の槍が出現している場所を避け、二手に分かれたフォレストウルフは魔法を使う、茶色のフードを被った人間に襲い掛かっていった。















「・・・おい、これってまさか」


「戦闘音ですねこれは。誰かが獣か、魔獣に襲われているっぽいですねぇ」


「折角第一異世界人に会ったんだ、助けるってのが王道の展開だよな!!」


「この戦闘で私が、如何に強くて使える戦乙女であるかクレイさんに証明してみましょう!!」


「コケて怪我するんじゃないぞ」


「そんなミスはしませんよ!!」


 ・・・さて、無駄話もここまでにして手助けにいくか。しかし、俺は大丈夫なんだろうか。チートな能力とか、いろんなスキルとか使えるようになったが、人間同士の喧嘩とかならまだしも、獣、もしかしたらもっと強い魔獣ってのかもしれないんだよな・・・転生してすぐ死ぬとか勘弁なんだが・・・


「・・・クレイさん。このエリアの魔獣程度なら貴方ののステータスなら余程のことがない限り死にません。私も手助けします。さぁ、行きましょう」


 くっそ、俺の初戦闘に対する恐怖はリアにはバレバレか・・・まぁ、さすが戦乙女って言われてる神様ってことか。戦闘となると肝が据わってらぁ。すっげー認めたくなけど!!


「まぁ、戦乙女様もいることですしサクっと倒しますか。ちゃんとフォロー周ってくれよリア」


「戦闘なら任せてくださいっ!!あとクレイさん、衣装換装コスチューム・チェンジするんでしたら格闘家にしたほうがいいですよ」


「・・・あれ、ガンナーガンナー言ってたくせにどうしたんだ変態」


「変態じゃないです!!・・・戦闘では流石にふざけたこと言いませんよ。格闘家の理由としてはクレイさん、今だ使ったことがない刀、魔法、盾、銃で満足に戦える自信はありますか?職業の効果で動きなど最適化されますが、心は別です。なら、格闘家で拳や蹴り主体の戦い方ほうがまだ戦えると思いますよ」


 ・・・ほんとなんなんだろうなこいつ。戦闘になるってわかった瞬間から今までの言動が嘘みたいに頼もしくなりやがって。確かに、いきなり刀で敵を切り裂く、魔法を使う、敵を盾で防ぐ、銃で敵を打ち抜くなんて、正直不安でしょうがない。コスプレイヤーの効果で如何に上手く動けるとしても、恐怖心はでるだろう。なら、少しでも慣れた格闘家のほうがいいだろうな。拳と拳の語り合いぐらいなら何回かしたことあるし。死ぬ原因となった事件は蹴り主体で戦ってたし。


「・・・おっけーリア。非常に癪だがお前の言う通りだ。正直、格闘家以外換装しても本当にちゃんと戦闘できるのか自信がまだもてねぇ。お前の提案に乗ってやる!」


 さぁ、異世界初の人助け&戦闘だ!!


「いくぞっ!!衣装換装コスチューム・チェンジッ!!!」

ステータス詳細には体力、魔力等の説明にHPとかMPとか書きましたが実際にHPバーみたいな感じでは表示とかないです。体力=HPみたいなもの。+αみたいにゆるく覚えてください。あまりプロットとか立てず勢いで書いているのであまり細かい突っ込みされてもスルーです。それがこの小説です。

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