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コスプレイヤー?が異世界で頑張るそうです  作者: くしゃみで肋骨折れた
2/12

コスプレイヤー?が女神と会うそうです

「あれ、俺死んだか・・・?」


 おかしいな、死んだと思ったけど意識があるぞ。というかここどこだろう、病院か?


「ここは死後の世界。そして勇敢な魂を転生させる儀式の間です。そして貴方・・・あれ、女性・・・?」


「俺は男だっつってんだろ!!!」  


 おっとふざけたこと言ってるやつがいたから速攻つっこんでしまったぜ。全く、誰か女性だ誰が。というか誰か人いたのか。そして声のした方へ振り向くとそこには・・・


「なんというエロいお姉様や・・・!」


 金髪ロング碧眼のボン!キュッ!ボン!なダイナマイトバデーなお姉様がおるで・・・しかも白い布一枚羽織ってるだけだと・・・!?でもなぜ透けて見えない!!


「あ、あの・・・少し説明したいのでその拝む姿勢とエッチな目線やめてもらってもいいでしょうか・・・?」


 あ、御免なさい。あまりにエロティックすぎて拝んでしまいました。


「えっと、それではまず、貴方・・・?は呉井優耶さんで間違いないでしょうか・・・?」


「あ、はい。そうですが」


「えっと、男性で間違いないんですよね・・・?」


「えぇ、どこからどう見てもピッチピチな男の子ですがなにか」


「ピッチ・・・まぁそこはいいです。しかしどこからどう見ても今の貴方・・・?は女性にしか見えないのですが・・・?」


「・・・ゑ?」


「あ、これ鏡です」


「あ、これはどうも」


 ・・・あれ、なんで春○コスの恰好もままなんでせう?化粧も落ちてないし。ちょ、え?


「・・・いろいろ諸事情がありこんな恰好ですが性別はちゃんと男ですので。いちいち貴方の所で不安がらなくていいですよ。っていうか声でわかりますよね男って」


「あの・・・あまりにも美しいので声がちょっと低い女性の方かなと・・・でも、資料では男性となっていましたので混乱してしまって・・・」


「資料?まぁ、とりあえず性別の誤解は解けたと思うので、説明してもらっていいですか?いろいろと。確か俺は死んだと思っているので」


「あ、はい。・・・ごほん。では、改めて。ここは死後の世界。そして勇敢な魂を転生させる儀式の間です。そして貴方に新たな生を、そして新たな力を授ける為にお呼びしました」


「あ、やっぱり俺死んだのね。そして小説でよくある転生してチート生活ですね。わかります。」


「あの・・・なんでそんなに落ち着いてるのでしょうか・・・?」


 そんなこと言われてもねぇ?だって定番じゃない?こういう展開って。


「俺の住んでいる所では空想の中だけど、こういう展開になるお話がいっぱいあるんですよ。そして貴女は女神様でいいんですかね?」


「あ、はい。仰る通り私は女神の一人、名前はヴァルキュリアといます」


 え、まさかの戦乙女ヴァルキリー様っすか!!おいらエインヘリヤル?ってやつか!でもやったことって変態道連れにしただけなんだけど


「まさか戦乙女として有名なヴァルキュリア様とは・・・でも、なんかそう見えないですね」


「え!?そう見えないってどういうことですか!!名前を知って頂けてるのはびっくりしましたが、これでも数多くの勇敢な魂の導き手として頑張っているんですよ!!」


「いや、戦乙女というくらいですから凛々しいのかなと思ってたのですが、思いのほか可愛らしい方だったので・・・」


「そ、そんな!可愛らしいだなんて・・・」


 頬赤く染めちゃってなんて可愛いんだ!prprしちゃうぞ!!


「でも、優耶さんのほうが可愛らしいですよ!女神の私が保障します!」


「それ褒めてないからね!?逆に貶してるからね!!」


「ひうっ、御免なさい・・・でも、男性の方なのになんでそのような恰好を・・・」


「あれ、死んだ経緯とか知ってるんじゃ。なんか資料もってるし」


「えっと、資料には貴方の大まかの死後までの人生と、貴方が行った功績等しっかり書かれていますよ?2000人以上の死者がでるかも知れなかった惨事を回避し、悪漢を道連れに死を選んだ勇敢な魂と」


 ・・・え、あいつ2000人以上殺すかも知れなかったやつなん?その割に俺でもなんとかなったレベルだけど。まぁなんとかはなってないな、死んでるし。


「えっと、話の途中ですがあいつが2000人以上殺せるようなやつには見えなかったのですが・・・」


「えっとですね、もし貴方が動いていなければ、まずターゲットにされていた女性が亡くなっていました。そして逮捕はされますが、釈放後暴動を起こし、刃物、毒物などを使い殺人鬼として2000人以上殺害、駆けつけた警察官に銃殺される運命でした」


 うわぁ・・・あいつそこまでひどいキチガイだったのか。まぁ俺一人の命で何千人も助かるならまぁ良かったんかね。


「あ、続きお話しますね?今お話ししたように貴方の功績、そして貴方が動かなければ起こっていた脅威などについてはしっかりと書かれているのですが、死亡時の衣装については書かれてなくてですね・・・勇敢な魂として選ばれた場合、死亡後すぐ”死亡直前の容姿”でこの儀式の間に召喚されるので、資料にはそこまでは表記されないんです・・・」


 ・・・まぁこんな恰好(女装コス)で死ぬ”勇敢な魂”とかいねーだろうな普通。変態な魂だろこんなの。やば、なんか泣きたくなってきた・・・


「えっと、元気出してくださいね・・・?でも、なぜそのような恰好なされているのでしょうか・・・?魂の記憶としてその容姿に現在なっていますが、いつもの姿、男性の恰好をしている姿を強く願えばその容姿に変わると思いますので試してみては」


「え!まじで!!!戻れるの!?ウォォオオオオオオオオオオ燃えろ俺のコスモぉぉぉおおおおおおおお!!!」


「え!?なんですかこの強い魂の脈動は!!ちょっと、落ち着いてください!!そこまでしなくても変われますから!!」


 俺はすぐにでもいつもの恰好に戻りたいんだぁあああああああああああああ!!女神様だろうが邪魔すると火傷じゃすまんぞゴラァアアアアアアアアア!!!!!!!!

 そして俺の強い願いともに体が光に包まれていった。



女神様がおかしくなるのはもう少し後です。

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