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コスプレイヤー?が異世界で頑張るそうです  作者: くしゃみで肋骨折れた
10/12

コスプレイヤー?がシスターになるそうです

「な、なんなんだ!?」


 格闘家の女性がいきなり光に包まれたと思ったら、なぜか特殊な修道服を着た女性が現れた。通常のシスターの方々が着ている修道服は黒いはずなのだが、この女性は純白、しかも刺繍が金色という、あまりに神々しく、そして神秘的な姿をしていた。しかし、この顔つきは先ほどの格闘家の女性に似ている・・・まさか!


「あ、貴女様は一体何者なのですか・・・」




















「リア、とりあえず鏡よこせ」


「あ、はい」


 フードの人がなにか神様にでも会ったような、俺のことを畏怖とか、崇拝とか、なんかそんな感じの雰囲気になっている。まぁ、チャイナ服から、多分だけどシスターさんに変身したらそりゃ驚くわな。さて、今回はどんな感じになってることやら・・・


「・・・あぁ~、今回は禁書○録さんかぁ。これなんていう歩○教会。シスター服なら黒とか紫だろ常考」


 なに、俺インなんとかさんとか言われちゃうんですか、ていうか、髪型も白っていうか、銀色というかそんな色合いのロングになってるし。それに10万何千冊も魔導書なんて脳内にインプットされてないんですけど。目の色も変わるんですね。武闘家のときは美○黒、茶系の髪と瞳だからわからんかったけど、すっげーはっきりわかるわ今回。だって瞳翡翠色でっせ。コンタクトした覚えなんだが。まぁ、確かに好きな作品ではあったけどさぁ。てか俺インなんとかさんよりオル○ナさんの方が好きなんだけどなぁ。なぜこっちになった。まぁ、衣装の考察とかは後にしてとりあえず・・・


「驚かせて悪かった。さて、一応プリーストのスキル使えるようになったからちょいまってな。《ヒール》!」


 ヒールを唱えると、フードの人が白い淡い光に数秒包まれた。光属性だから白い光なんだろうな。わかりやすくて助かります。


「・・・さて、一応スキルは発動しているはずだが、何分初めてだからなぁ。なぁあんた、傷ちゃんと治ったか?」


「あ、あぁ・・・助かった、ありがとう。しかし、貴女様は一体・・・先程は武闘家、そして今はプリースト。職業を2つ所持しているなど数千年前にいたとされる『勇者』や『魔王』、『聖女』などといった方々しかいなかったのだが・・・」


 やっぱこれってかなり、というかもはやワンオフってやつか・・・まぁ、コスプレイヤーなんでこの世界に俺以外いる訳ないんだが、職業関係のスキル2職業以上持ってるというのはそんなに珍しいものだったのか・・・いや、でもこんな世界なら『聖騎士』とか、『魔法剣士』とか2職業分スキル使える職業とかありそうだが・・・


「クレイさんクレイさん。なんであの方が驚いているかというと、武闘家関係の職業は絶対にヒールは覚えないんですよ。回復スキルは覚えますが、それは自分だけが回復できるスキルですし武闘家って。だからプリースト系のスキルを使ったクレイさんの存在ってもはや絶滅危惧種とか、天然記念物とか、そのレベルで特殊なんですよ。こっちの人達から見ると」


「・・・どうも解説ありがとうよ変態。というかお前人の心読んだのかおい?読んだだろ。素直に認めたら半殺しで済ませてやる。とぼけるようなら八文殺しぐらいで済ませてやる。さぁ、選べ」


「この状態では読心なんてできないですよ!というかクレイさんの表情がものすごくわかりやすかっただけですからね!?」


「・・・この状態ではつったなおい。じゃああの不思議空間のときはどうなんだ。てかてめぇは俺の記憶見てる前科あるからなぁ」


「ひっ、そんなことするはずないじゃないですかぁ!記憶だってコスプレとか、アニメとか、そういう知識しか見てませんよ!さすがにプライベートな記憶を勝手に見るのは女神として神罰級ですからね!」


「おまえが言うとほんと説得力がないからすごいな。この駄女神!!」


「だからそれやめてくださいよぉぉぉおおお!!!」




















 ・・・いったいこの人達はなんなんだ!プリーストになった彼女は、エルフの女性のことを『女神』と呼んだ。まさか、本当に神が顕現されたのか!?そのような出来事、創世記時代からの古文書などにも記載されたことがないぞ!!神の御使いなどは『聖女』や、『勇者』など、誕生したことはあるが、まさか神本人が顕現されるとは・・・




















「・・・ねぇクレイさん。なんかこのフードの人から物凄い信仰オーラがビンビン伝わってくるんですけど」


「・・・あぁ~、さっきの発言が不味かったか。その前に俺の衣装換装コスチューム・チェンジ見てるからなおさらか?」


 とりあえず元気そうだからいいか。後はそうだなぁ


「俺の名前はユウヤ・クレイだ。あんたはどちら様になるのかな?助けたはいいが、盗賊とか悪党とかなら、このままにする訳にはいかないからな」


 まぁ、私は盗賊ですとか馬鹿正直に言う本職さんなんている訳ないんだが、なんだろう、今のこの人の雰囲気見てるとなんでも答えてくれそうな気がする。


「あぁ、大変失礼いたしました。私は今は亡きベルンクリン共和国元第二王女、名をスピリア・ストニックと申します」


 フードの人が特徴となってたフードを脱ぐと、そこには執事さんとかがよく来てる燕尾服?ってやつを着た美少年・・・って、今この人第二王女とか言ってなかったか?え?アルェ???

 なんで執事ルックなのかは次に。

 バドワイザーとソーセージがうまいハァッ!!

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