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無の片鱗  作者: 安藤言葉
第Ⅰ章 火の国ベルフレム王国編~異世界の住人~
9/33

Ⅷ アレス×依頼=血液恐怖症

2000PV&500ユニーク突破!!

みなさんのおかげです^^

これからもよろしくお願いしますwww

目指せ、10000PV&1000ユニーク!!!

クロside

「片鱗って・・・?」


「ああ、別にただの呼び方やよ。自分らが勝手にそうやって呼んどるだけやから気にせんといてや」


ふ~ん、でもそっちのほうがかっこいいかもな。「片鱗」だなんて。


「ところで・・・ちょっとついてきてほしいところがあるねんけど・・・ええでっか?」







「アレスさん、まだつかないんすか?」


「ん~もうちょいやよ」


いったいどこにつれていくつもりだろう?


実を言うとおれはこの人をあまり信用していない。


なんというか・・・この人を例えるなら「雲」か「闇」がぴったりくる。


つかみどころがなくて、よく形を変える、そんな第一印象を感じた。


「アンタ、本当にあたしの平民と同じ片鱗なの?」


「ん?そやけど・・・なんで?」


「だってアンタって人並みの力しかもたないって聞いてるわよ。


 平民みたいにバカ強いんじゃないの、片鱗って」


バカ強いってほめられてるのかけなされてるのかよくわからない。


それにしてもヒスイって気持ちいいくらいにはっきりものを言うよな~


「そ、それはわたしが説明します」


「ナワエが?」


違うか。ただいつも自分を上だと思ってるだけだなこりゃ。


先輩に対しても呼び捨てだし。


「理由は2つあります。1つはオズマン学園長に言われたのと、


 もうひとつは、えっと、その・・・恥ずかしいんですよ・・・目立つのが・・・」


かっかわいい。


顔を赤らめてそんなことを言うナワエさんはものすごく女の子らしくて思わず守ってあげたくなる。


・・・いかんいかん!!!


おれには夢羽がいるんだから!!!


でも同じことを思ってる人がもう一人いた。


「ハァ~ン、もう~かわええのぉ~ナワエちゃんは!!!」


「や、やめてください・・・その、絵的にダメです・・・」


たしかに今のアレスさんは女子高生に抱きついてるただの変態にしかみえない。


「おお、すまんのぉ。おっ、ついたで」


ドアを開け、中に入るとモ○ハンの集○所みたいなところだった。


ちゃんと受付嬢みたいなお姉さんもいる。


もしかしてク○ストとかあるのかな?


「ここは見たとおり受付場よ。各地から寄せられた依頼をうける場所よ」


ほんとにそうだった・・・


「でもさ、なんで学園内にあるんだ?学生じゃない魔法使いもいるだろ?」


「こ、ここは学生に合わせた依頼のみを集めているんです。その、上級生はここで依頼を受けたりもしますから・・・」


なるほど、授業でもあつかってるのか。


確かにいくら知識を積んでも実践で生かせなきゃ意味がない。


「そんで、今回は一個依頼を受けて、クロくん、君の実力のほどを見せてもらいたいんやよ」


ほぉ、おれを試すか・・・


「いいじゃねえか、受けてたつぜ」


「ありがとさん、そんじゃあ今日はもう遅いからまた明日、六時にここ集合でええか?」


「ああ、かまわないぜ」


ヒスイもけってこないからOKってことだよな?


「あ、あとヒスイちゃんだけ残ってくれへん?ちょっと話があるんやけど・・・」


「ん?なによ?」


「あんな・・・」



ヒスイside

「何話してたんだよ?」


「んっ、秘密よ」


アレスに言うなって何度も言われたし、言わなくても困るようなものじゃないはずだしね。


それにしても平民が異世界の住人だったなんて・・・


突然召喚されたんだから、やっぱり帰りたいわよね。


「ねぇ、アンタさ、元の世界に戻る気はないの?そういうこと一度も言ってないけど」


「あの時も言ったろ?おれは一緒にこの世界に来たはずの彼女とそのお兄さんを見つけるまで帰るつもりはねぇよ」


ふ~ん、強いのね。でも・・・


「家族は?心配してるんじゃないの?」


すると平民は一瞬固まった。


家族のことを考えていなかったのかしら?


「おれな、実は家族がいないんだ」


・・・えっ・・・


「三年前くらいに家に押し入ってきた強盗にみんな殺された。おれはちょうど親とケンカして家を出てたんだけどな」


平民は思い出すようにしてどんどんしゃべる。


「ごめんなさいも言えなかった。その後おれは犯人をぜってぇー殺してやるっていきまいてたんだけどさ、そいつは刑務所の中で自殺しちまってさ・・・復讐すら出来なかったんだ・・・ったくひどい話だよな・・・」


「その・・・大丈夫だったの?」


そんなわけないのにと聞いた後後悔した。


家族を殺され、復讐をも奪われて平気でいられるはずがない。


「ん~まぁけっこう落ち込んだけどさ、夢羽や龍也さん、周りの人たちのおかげでなんとかなったよ」


そういって平民は笑顔を見せた。


・・・そうね、今晩だけ、今晩だけは優しくしてやろう。


「平民、なんか食べたいものある?作ってあげるわよ」


まぁ平民って呼び方は変えないけどね。


「?どうしたんだ急に」


「ちょっとね・・・特にリクエストがないならわたしが勝手に作っちゃうわよ」


「ああ、頼むよ」


ふふん、わたしの絶世の料理をたべさせてさらなる忠誠を誓わせるわ。


なんかコイツ生意気だし。


結局優しさとは少し違うのであった。


「・・・あ」


パリーンッ!


あ~あ、やっちゃった。


結構高かったと思うけどな、あのお皿。まぁやっちゃったものは仕方ない。


「平民、これかたず」


といいかけてやめる。


今日だけは優しくするんだった。


「イッタ!」


「おいおい、大丈夫か?」


平民は近寄ってきてわたしを見てから急に固まった。


「?どうしたのよ平民」


しかし何度ゆすっても動かない。


・・・・・・シュッ


結局けってしまった・・・


が、それで平民がやっと動くようになった。


でも様子が変だ。


「あんたいった「悪い!!!」


大きな声でわたしの問いをさえぎり、答える。




「おれ・・・血液恐怖症でさ・・・血を見るの、ダメなんだ・・・」




タ「こんにちわ、友達に避けられるどころかバカにされてるタクミンです・・・あっなんか泣けてきた・・・き、今日のゲストは!!!」

ア「こんちわ~、アレス・クピードーや」

ナ「な、ナワエ・ミウリュです・・・」

タ「というわけで今回はもう一組の片鱗ペアを呼んでみました」

ナ「あ、ありがとうございます・・・」

タ「アレスはずっと出したかったキャラです^^姿は安西信行先生の漫画「MIXIM11」のパンドラを想像してください」

ア「ほぉ~なるほどのぉ・・・」

タ「というわけで今回は早めに切り上げます^^」

ア「エッ!!なんでΣ(゜д゜lll)」

タ「今日中にもう一話更新したいんだよ。というわけで次回予告です。次回はちょっとバトルてき展開です。そして急展開になります!!!お楽しみに!!!」

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