Ⅶ 告白×協力者=もう一人の魂獣
今回のタイトル、いいものが浮かばなかった・・・
クロside
そんな漫画みたいなこと考え付きもしなかった。
まさか自分がこの異世界の最強の魂獣の魂を受け継いでいるなんて。
はっきり言ってまだ半信半疑だったが、このオズマン学園長はなんとなく信じていいような気がした。
「あの・・・信じてくれないかもしれないけど、実はおれ、異世界から来たんです。地球の日本ってと
ころから。
彼女とピクニックに来ていたら急に謎の手が現れて、そいつが出てきたところに飛び込んだら
ヒスイに召喚されてたんです」
・・・って普通信じないよな。
しかしヒスイ以外誰も驚いた様子がなかった。
「失礼ですけど・・・驚かないんですね?」
それに答えたのはクルムーン先生だった。
「一年前、君と同じように春の魂獣召喚儀式で人間が召喚されたんだよ。
彼も異世界から来たって言っていたからね」
そういえばヒスイが言っていたな・・・なら・・・
「そんじゃあ天音夢羽と天音龍也っていう人も来ていませんか!?」
しかしオズマン学園長の言葉はおれの甘い期待を見事に裏切ってくれた。
「いや、すまんがそのようなものたちはしらんのぉ・・・誰のことじゃ?」
「・・・謎の手に連れ去られたおれの彼女とその兄です・・・」
「・・・そうか、わしのほうからも出来る限り手を尽くして探しておくわい」
「それに謎の手っていうのも気になりますしね・・・」
よかった・・・
夢羽たちの情報が手に入らなかったのは残念だったが、協力者を得たのは心強い。
「あ、そうそう。今後は学園内ではあまり力を使わないでね?騒ぎになると面倒だから・・・」
「わかりました」
確かにこの力は驚異的だ。身体能力の向上が半端ない。
もしこの力をつかいまくれば、お偉いさんに目をつけられてしまうとかそんなとこだろうか。
お礼を言っておれたちは部屋を出た。
「ワレが新しく召喚された魂獣くん?」
急に後ろから声をかけられた。
・・・関西弁?
振り向くと清楚な感じの女の子と金髪長髪、長身の男の人がいた。
「ヒスイ、こいつらは?」
しかしそれに答えたのはあちらのほうだった。
「はじめまして、自分はアレス・クピードーゆうもんや。そんでこっちは・・・」
「あ、は、はい。わたしはナワエ・ミウリュっていいます。よ、よろしくお願いします」
っていうことは、こいつらが・・・
「そんで伝説の魂獣『片鱗』の一角や。これからよろしくな」
タ「こんにちわ、最近学校や塾などでよく眠ってしまうタクミンです。早速ですが今回のゲストは・・・」
ナ「はじめまして風巻奈於です」
モ「おなじくはじめまして椛沢椛だよ」
タ「というわけで今日はさくたんさんの「STAGE OF」から美少女二人をお呼びしました」
モ「美少女だって。うれしいね奈於ちゃん」
ナ「僕はれっきとした男だよ!タクミンさんまでそんなことをいうの!?」
タ「ああ、ごめんごめん。奈於ちゃんは男の娘だったね」
ナ「・・・もういいです。ところでなんで今回は僕らを?」
タ「いや~ね?さくたんさんにはさ、おれのキャラをけっこう前書きに使ってくれてるのに、おれは全然コラボができなくて申し訳ないなぁ~なんて」
モ「へぇ~そうなんだ。ところでなんでボクたちなの?澪ちゃんとかもいるのに」
タ「あぁ~それは・・・」
ナ&モ「それは?」
タ「・・・おれが君たちの事が好きだからだ~~!ボクっ娘かわいい!男の娘の奈於ちゃんも大好きだよ~~~!!!」
ナ「ギャァァァァ!!!」
モ「タクミンさん壊れたね(笑)」
・・・・・・
モ「二人とも鬼ごっこが終わりそうにないからボクが宣伝しとくね。
「STAGE OF」は元対人恐怖症の男の子風巻奈於ちゃんとその周辺をとりまく人々の学園シリアスラブコメディーだよ。ぜひ見てね☆・・・あ、戻って来たみたいだね」
タ「近い未来コラボも考えています。よろしくね☆では次回予告です。いろいろ明らかになった真実。そこにあらわれたもう一人の伝説の魂獣、アレス・クピードー・・・次回はクロくんの意外な(?)弱点が発覚します。お楽しみに」