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無の片鱗  作者: 安藤言葉
第Ⅰ章 火の国ベルフレム王国編~異世界の住人~
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Ⅳ 授業×魔法=落ちこぼれ

さくたんさん、宣伝ありがとうございます^^

コレを見ているみなさんもぜひさくたんさんの「STAGE OF」も読んでみてくださいね!!


ヒスイside

「アンタ本当にただの平民なの?」


「ああそうだ。おれはただの高校一年生、身長178.9cm、体重62kgの柳川黒だ」


プロフィールは聞いてないわよバカ。


でもさっきのは本当に驚いた。


さすがに死なせるつもりはなかったが、ボコボコになると思っていたのに。


「人間の魂獣はおれだけなのか?」


あんたほど強くないけどね。一人いるわよ、変なのが。


「一人いるわ。ナワエ・ミウリュっていう先輩のが」


実際あったことないけどかなりの落ちこぼれらしい。


あんたが人間の魂獣出したから、あたしまでバカにされるんじゃない!


たしかクースネダ校から転入してきたんだったかしら・・・



あ、そろそろ授業の時間ね。


「それじゃあ平民、わたし授業行くから」


「わかった。それとおれの名前は黒だ」


どうでもいいわよ、そんなこと。



スタスタスタ・・・



スタスタスタ・・・


「なんっでついてくんのよーーー!!!」


「ぐっは!」


何回わたしを怒らせたら気が済むのかしら。


「何でけるんだよ!」


「なんでついてくんのよ!!」


「だって授業なんだろ!!!」


・・・はい?コイツ、授業受ける気だったの?


「あんたは魂獣なんだから授業に出れるわけないでしょ!?外にでも行ってなさいよ!!」


もう一度けりをかまし、わたしは気をとり直して授業に向かった。



黒side

「ちくしょ~いって~な」


さっきヒスイにけられた腹がまだ痛む。


つーかおかしいだろ・・・


グレタスの拳だって痛くも痒くもなかったのに・・・


もしかしていろいろ制限があんのかなぁ、この力。


そんなことを考えながらヒスイに言われたとおり学園の中庭を歩いていた。


早く夢羽と龍也さんを探さなきゃいけないんだけど、何のあてもなく探し回るほどバカじゃない。


まずは信用できそうな大人に事情を説明して協力してもらわないと・・・


だけど今は授業中らしいし、することがないのでこうしてブラブラしているのだ。



「おい、魂獣のきみ」


ん?おれか?


振り返るとダニエルとあと二人いた。


一人はメガネをかけたインテリ形のチビ。


もう一人はポテチ?みたいなおかしの袋を持っているぽっちゃり系のやつだ。


あれ?今授業中じゃなかったっけ?


「さっきはよくもやってくれたねぇ。おかげでぼくのグレタスが全治一ヶ月の怪我を負ってしまったよ!!」


妙にリアリティあるな、ファンタジーのくせに。


「ああわるかっ「というわけで仇討ちにきたわけです」


インテリが言った。



・・・え?マジ?



ヒスイside

今はイーストー先生の授業を受けている。


イーストー先生はBランクの魔法使いだ。(タ「魔法についてはあとがきで先生方が懇切丁寧に説明してくれているからそっちも見てね☆)


まぁ学園の先生は優秀じゃないといけないからそれくらいは普通なのだろう。


ちなみにイーストー先生の得意系統は火だ。


「ではみなさん、教科書P30の『スネーク・ファイア』をやってみてください。中等部の時に出来るようにはなっていると思いますが、基本は大事ですからね」


先生がそういった途端、わたしのまわりの生徒がいっせいにわたしから離れ、無属性魔法『バリア』を唱えていた。


------!


怒りがこみ上げてくる。


半分やけくそになって荒く『スネーク・ファイア』のスペルを詠唱する。


そして杖を勢いよく振り下ろし


「『スネーク・ファイア』!」


バガァ~~~ン!!!


わたしの辺り一帯が爆発した。


元々『スネーク・ファイア』は炎を鞭状に発生させる、火属性の簡単な魔法だ。


間違っても成功して爆発を起こすものではない。


しかしわたしの場合、属性付きの魔法を使おうとするとたいてい爆発してしまう。




ようするにわたし、ヒスイ・エクセラは魔法が苦手なのだった・・・

タ「こんにちわ、家のエアコンがぶっ壊れて熱中症になってしまいそうなタクミンです。今回のゲストは・・・」

クル「こんにちわ、ベレフムル魔法学園闇属性魔法担当兼教頭のクルムーンです」

イ「同じく火属性魔法担当のイーストーです」

タ「はい、みなさんコイツラ誰?って顔してますね~影は薄いけどれっきとした教師です。今回はこの人たちに魔法について教えてもらおうと思います(本編でタイミング失っちゃったからね☆)」

クル「影が薄いっていうのは気に入りませんがまぁいいです。ではわたしからは魔法属性の紹介を

火、主に破壊を得意とする系統

風、主に切り裂くことを得意とする系統

雷、主に一瞬での攻撃を得意とする系統

土、主に錬金を得意とする系統

水、主に再生を得意とする系統

光、主に目くらましなどを得意とする系統

闇、主に呪いなど得意とする系統

・・・とまぁこんな感じです。戦闘にしか使えないみたいな言い方をしましたが、日常生活でも大いに使われていますよ。むしろそっちの方が今の時代にはあっていますね。」

イ「では私からはランクについて

Eランク・・・無属性しか使えない

Dランク・・・1つしか属性つき魔法を使えない

Cランク・・・2つ属性つき魔法を使える

Bランク・・・3つ属性つき魔法を使える

Aランク・・・4つ属性つき魔法を使える

Sランク・・・5つ以上属性つき魔法を使える

属性つき魔法を多く使えると、それぞれの魔法が強化されます。

例として

Dランク 火、威力1だったのがCランクになると・・・

火、威力2 水、威力2

というように全体的に能力があがります」

タ「ありがとうございました・・・はぁ、長かった(わかりやすかったでしょうか?)では次回予告です!ヒスイの魔法不得意が発覚しました。ではクロとダニエルのリターンマッチ。どうなることやら(笑)お楽しみに~

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