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無の片鱗  作者: 安藤言葉
第Ⅰ章 火の国ベルフレム王国編~異世界の住人~
19/33

XVIII 峰打ち×加勢=石版

やっと終わったぁぁぁぁっぁぁぁぁ!!

アレスside


「ちょっと、クロは大丈夫なの?」


クロくんがシルフに突っ込んでいく姿を見てヒスイが心配の声をあげる。


「クロ、血が見れないんでしょう?勝てないじゃない!」


「ヒスイちゃん、心配するのはわかるねんけど、クロくんは大丈夫やで。三日間、自分が


みっちり鍛えとったんやから」


そう、クロくんが覚醒して焔を扱えるようになったあの日から三日間、ろくに寝ずに「峰


打ち」の修行をしていたのだ。


人の弱点となる箇所は全て教えたし、そこを正確に狙う実践も行った。


だから勝てる、はずなのだが・・・


クロくんはシルフの鳩尾を狙ってるようだった。


焔の柄をものすごい勢いで突き出す。


しかし・・・


シルフは(フードで隠されてよく見えないが)笑みを浮かべた。


そして次の瞬間、クロくんの攻撃が当たった瞬間に、シルフの体が霧となって霧散したのだ!


「んな!」


「へっ、残念だったなぁ!せっかく手加減で気絶させよーとしてくれちゃってたみたいだ


けど?わたしの『ミスト・ボディ』には効かなかったなぁ!」


「なんだよ、そんなん無しだろ!?」


「へっ、不可能を可能にするのが『魔法』だ!このクソガキ!」


しまった。ワシはずっと魔物と戦ってきたから魔法使いとの戦闘経験がほとんどない。


ミスってしまった。


「ハハハハハハハ!んじゃそろそろぶっ殺してやろうがぁっ・・・」


シルフが殺人予告をする前に、シルフの体を風の矢が貫く。


「動かないで。動いたら今度は肩だけじゃ、済みませんよ?」


後ろを振り向くと、そこには杖を構えたアン・ヤシロ先生がいた。



ナワエside


「アン先生!」


ヒスイが歓喜の声で先生の名前を呼ぶ。


「ちぃぃぃぃ・・・まだ仲間がいやがったのか・・・クソッ!」


そういってシルフは何かの呪文を唱え、逃げていった。


一気にみんなの緊張の糸が切れる。


「まったく、あなたたちはこんなところで何してるの!」


「先生こそ、何しに来とんのや?」


ア、アレスさん、助けに来てくれた先生にそんなこと言っちゃ・・・


「わたしはクルムーン先生におもしろそうなことを聞いて・・・そしたらあなたたちがい


たからびっくりしたわ。で?あなたたちは何でココに?」


「先生と同じや。宝石が目的なんや」


先生は少し驚いたがすぐに元の表情に戻った。


「まぁいいわ。この調査が終わるまでなら、あなたたちも付いてきてもいいわよ。今下手


に返しても、さっきの女に襲われかねないしね」


なるほど。確かにそうだ。


さ、さすが先生・・・冷静に状況判断できてすごいなぁ・・・


「とりあえず、行きましょうか。みんな、立てる?」


生徒のことを第一に考えてくれるアン先生は私の目にはとても輝いてみえました・・・


アン先生は、私の目標・・・そう呼ぶに値する教師だった・・・









「で、進んだはいいんだけど、何コレ?」


おそらく今ココにいる全員がクロさんと同じことを思ったでしょう。


新しい部屋に入った瞬間、変な形をした石版の魔物が、天井から落ちてきたんですから・・・


「でも・・・」


「そやね・・・やるしかあらへんよ!!常闇!!!」


「ですね!とりあえず、倒しちゃいましょう!!焔!!!」


二人の声と同時にまばゆい光を放ちながら、二人の獲物は出現するのでした。




タ「お久しぶりです、タクミンです^^」


ク「ほんとに久しぶりだよな、俺らが動くのも」


ア「そやね~、で?肝心の入試はどうやったんや?」


タ「・・・・・たぶん、落ちた・・・」


ク&ア「ええええええええええええええええええええええええ!!!!????」


タ「今年は簡単だったみたいで、ボーダーラインが~・・・」


ク「ま、まぁまだ結果が出て訳じゃないんだから、そう落ち込むなって」


ア「(なんか話題変えへんと・・・)そ、そや!タクミン。なんか自分、中学卒業  前に友達に変なもん配っとったやんけ。あれなんや?」


ク「アレスさん、あれ、この小説の宣伝ですよ。ちゃっかりしてるな、タクミンw」


タ「いや、なんかさ?せっかく六十五億分の一の確立で出会えたんだから、何かし  らのかたちで、みんなの心に残ってたくて・・・」


ア「タクミン・・・・・・」


ク「悪い、ただアクセス数増やすためにやったのかと・・・」


タ「(いや、それも少しあるんだけど・・・)ま、いっかwwでわ次回予告です!  クロたちの前に現われた、新たな試練!変な形の石版の魔物にどう立ち向かう  のか!!お楽しみに!!」

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