表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エリシオン·アル·レーヴ  作者: 蜜柑 宵薫
第四章(前編)
47/82

魔王決戦編 前編 -9

神滅魔力防御(アウフタクト・ナハト)。神滅魔法、ルイナ·スパーダ」


 バリエンテは、手のひらから歪んだ純黒の闇で剣を形成し、切っ先を二人に向けて構える。そして、周囲を見据えると、神滅属性の魔力圧で結界が破れないことを確かめ、感心したように頷く。


 それを見たシュヴァールは、背中から(たぎ)る熱に奮い立つように、大きく息を吸い、レギルに向いて頷く。

 すると、レギルも頷き、手のひらに純白に(まばゆ)く光を集約させる。


「聖光魔法、スーリア·アルム」


 光の槍を両手に構え、威風堂々と踏み込むと、バリエンテに向かって光を突き伸ばす。しかし、その筋道は歪み、矛先はバリエンテの切っ先に集まり、弾き飛ばされる。その直後、バリエンテは剣の形を液状に崩して渦巻かせると、闇黒の玉を形成する。


「神滅魔法、ニクス·ノクス」


 それは天高く浮き上がると、空を純黒に染めるように広がり、雪のような小さな黒い粒を満遍(まんべん)なく降らせる。

 レギルは大きく息を吸うと、周囲の自然魔力を掻き集める。


完全顕現(パーフェクト・マジック)。聖光魔法、スーリア·ミーティア」


 周囲を駆け巡る数多(あまた)の純白の光粒は群を成し、暗黒の空へ飛び立つ。

 それは、黒粒の超重力に吸い寄せられ、光と闇が激しく衝突を繰り返す。

 そして、ガラスが割れたような乾いた鋭い音が耳鳴る程に響くと同時に、衝撃波が爆散する。

 そのとき、(まぶた)を閉じるレギルの脳裏に、聞き覚えのない男の声が(よぎ)る。それは、”千年前の第一王子”ヘリオス・アルバの肉声。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ