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エリシオン·アル·レーヴ  作者: 蜜柑 宵薫
第四章(前編)
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魔王決戦編 前編 -6

 すると、バリエンテは不敵な笑みで見つめ返す。


「…俺が魔王だからさ。」


 それを聞いたシュヴァールは、歯を食いしばると、勢いよく両手を広げ、魔力を広範囲に拡散させる。


「聖時間結界魔法、クロノス·インペリウム。」


 結界魔法。──それは自然環境支配(アウトリタリオ)の究極形態。自身の属性術式で空間を閉じ込め、内部の自然魔力を支配する。


「聖時間魔法、クロノス·パラリゼ。」


 シュヴァールが手のひらを前に向けて突き出すと、それを合図に、結界内の時間は完全に停止し、目の前の風景から光が奪われていく。

 しかし、シュヴァールは瞳に映る僅かな揺らぎに、目を凝らす。

 そして次の瞬間、止まっていたはずの世界が彩りを取り戻し、動き出すと、空間を囲い込んでいた結界が崩れ去る。


神滅魔力防御(アウフタクト・ナハト)。お前の魔法は所詮、兄上の真似事。やはり、お前には何も見えていないな。」


 シュヴァールは、息を忘れたように呆然と立ち尽くし、震える腕を強く握る。


「分かっていた。アルバ様が勝てない相手に、俺が勝てないことくらい…。どれだけ貴方を思っていても、復讐に変わりはないことも…。それでも、戦わずにはいられないんだ。」


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