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魔人決戦編 -2

 雷を帯びた魔力を動力としたエレベーターに乗り、不思議と(ふく)らむ心奥(しんおう)を抑えている間に最上階に着くと、巨人でも招くかのように巨大な黄金で装飾された扉が待ち構えていた。

 そして、ヴァイスがノックをしようとすると、扉の向こう側から「入って来なさい。」というシュヴァールの声が聞こえ、戸惑いながらゆっくりと扉を開ける。

 そこには、薄暗い部屋に、頂点が入口を指す五角形の大きなテーブルの周りを囲むように整然と椅子に腰掛ける五人の姿があった。


「ようこそ、伍宮雲閣(アンペ・カプリス)へ。私の名はヘリオス・レギル。言うまでもなく察しているかもしれないが、今回の第一議題は、君の封鎖区域への無断侵入についてだ」


 それを聞いたヴァイスは、額から冷や汗が垂れ、思わずレギルから目を逸らした。

──ヘリオスって確か…王家の家名。まずいことになったな…。


 この伍宮雲閣(アンペ・カプリス)に集まるのは、国家権力の最高位。三大貴族「エーデル家」「ノルク家」「クラル家」のそれぞれの当主にして、陽翼の皇剣(ヴェリエル)の各部隊長達。そして…。

 シュヴァールは咳払いで冷やかな重たい空気を切り裂く。


「ヴァイス、安心しろ。我々は君を裁かない。レギル様には、参謀総長である私の威厳を立ててもらった」


 ヴァイスは呆気に取られ、ポカンと立ち尽くす。

──シュヴァールさんが…王国の副権威!?


 その驚きを超えて魂を抜かれたようなヴァイスの表情を見たレギルは、笑いを堪えながら俯く。


「魔人の存在は特秘案件。よって、君の罪を不問とする」


 ヴァイスはぎこちなく背筋を伸ばし、敬礼した。


「ありがとうございます」


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