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9.スキル創造


―――カイは冒険者ギルドで魔力を測るために水晶に手を重ねたところ、カイの魔力は無限と判明したのだった。


「私、魔力無限なんて、絵本でしか見たことないよ!アヤもそうでしょ??」


「私はこの国の昔話で聞いたことがあるかな〜確か召喚された勇者が底なしの魔力を持ってるみたいなやつ。」


ルナとアヤは2人で話が盛り上がり、カイは少し焦りつつも、2人が本来の目的を忘れているのではないかと疑ってしまうほどだった。


「盛り上がってる最中にごめんね、その〜この次のやることってある??」


「そうだ!ごめんねカイ!びっくりしすぎて忘れてたよ笑アヤ続きお願い。」


「やっぱりそうか〜〜だってもう10分くらいたってるからね笑」


「本当にごめんね!今度アヤにご飯奢らさせるから!」


「えっなんで私が?カイちょっと待ってね〜冒険者カードがもうできるはずだよ〜〜って、もう出来てるじゃん。じゃあ次はこっちだよ〜〜」


アヤに案内されたのは、大きな機械のような建築物の前だった。


「これは、スキル生成装置って言って、ここにカードを置くと自分に合った属性のスキルが生成されるの!産まれたスキルは世界でたった一つしかないんだよ!」


「すごいな!じゃあ早速やってみるか!!」


カイはスキル生成装置に冒険者カードを置いた。その後装置は動き出した。


「さぁ、何色に光るかな〜〜」


「アヤ、光るってどうゆうこと?」


「そうだね〜〜スキルには5つの属性があるでしょ?それにあった色がスキル決定後にこの装置のコアの部分が光出すんだよ!例えば火属性のスキルは赤色。闇属性は紫みたいな感じかな〜」


「なるほど、じゃあ余計に楽しみじゃん!」


「カイはもしかしたら複数属性かもしれないね〜確かアヤも複数属性だよね〜」


「私は火、木属性スキルのファイヤーストームを使えるよ〜〜まぁ、ギルドスタッフとして働いてる以上、戦闘はしないから使わないんだけどね〜」


「いつか見てみたいです!そのスキル」


「そうだね〜気が向いたら見せてあげる、どうしても早くみたいならこの子に聞いてみて私のスキルを使ったとこを唯一見てるから。おっ!そんな話をしてたら装置が止まったよ。」


「ついに俺もスキルが手に入るのか〜〜」


スキル生成装置が止まり

赤、青、緑、黄、紫の5色にコアが光りその後冒険者カードがにスキルが表示された。


「ねぇ?ルナ、今5色に光った?」


「やっぱり見間違いじゃないよね?ドユコト?アヤ装置故障してるんじゃない?」


2人はコソコソと話をはじめた。それもそのはず。2属性スキル持ちですら滅多におらず10000人の中に1人いたらいいかな〜ってレベルのものだった。5属性全てが反応するのはチートを疑うような物だった。


「カイ?冒険者カードをとっても大丈夫だよ〜取ったらカードのスキルの欄を見てみて〜もしかしたら装置が壊れてるかもだから」


「わかった!!さぁどんなスキルかな〜えーっと全属性スキル「創造」だって!!」


ルナとアヤはそれを聞いた瞬間、まるで固まったかのように動かなくなってしまったのだ。


「おーいルナ、アヤ2人ともしっかりして〜〜!!」



「スキル創造」とは全属性スキルであり、名前の通り想像したものを新たに作り出すことができる。作れるのは物とは限らず魔法も作ることができる。創造を発動する際は自分の魔力を必要とするため、例外を除き使いすぎには要注意だ。



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