21.カイ争奪戦?
ーーーーー今後の方針を決めるために行われた会議があってから数日経った。カイ、ルナの2人だけだったパーティにアヤが加入し、新しく専属のギルドスタッフにアイリスが就任した。
「ついに明日出発するんだよね?」
「そうだよ!あのとき聞き忘れたんだけど、もし、俺たちがあの村に住む事になったら、せっかく専属スタッフになってくれたのに、また変わってしまうの?」
村に行く前日、カイのパーティはギルドへ集合する。そんな中ギルドに一番早く到着したのは、カイだった。
「そのことか〜〜その事は心配しないで大丈夫!そうなる事を見越して、転勤の申請手続きは済んでるの」
カイと話しているのは先日新しく専属スタッフになったアイリスだった。
「まじか!さすがだよアイリス!!」
カイはアイリスの頭に手をおきなでた。アイリスは顔を赤くして照れていた。その姿を見た他のギルドスタッフはニヤニヤしていたのだ。当然のことである。
「カイ!!私の後輩ちゃんに変な事してないでしょうね!!」
ギルドの扉が開いた次の瞬間大きな声が聞こえた。その声の持ち主はカイとアイリスに近づいてくる。
「アイリス大丈夫?こいつに変な事されてない?」
「誰かと思ったらアヤか、俺がそんなことするわけないだろ?」
「そうだよアヤ、そんなに大きな声出すからびっくりしたじゃん!!ね、アイリスちゃん!」
「ほんとですよ〜〜アヤさん、ルナさんこんにちは。」
ルナとアヤが一緒にギルドに来た。アヤはカイを見た瞬間ため息をついていた。
「みんな揃ったという事で、リーダー今日はどうするの?」
ルナ、アヤ、アイリスの3人がカイを見つめた。
「ちょっと待て、急に見つめないでくれよあと俺がリーダーなのか?」
「そうだよ!この計画はカイが立てたんだから!それに今日みんなを呼んだのもカイだし!」
カイの疑問にルナは即答で答えた。
「それもそうだね、じゃあ早速説明するよ。明日は村にみんなで行くだろ?だから今日は2人ずつに分かれて、買い出しに行きたいんだ。いいかな?」
「いいよ!!じゃあ私カイと一緒に行く!!」
「私もカイと行きたいです。」
ルナとアイリスのカイ争奪戦が始まった。その光景をカイとアヤは苦笑いしながら眺めていた。
最終的にアヤが止めに入り話し合いの結果「カイ、ルナ」「アヤ、アイリス」の2人組になったのだった。




