13.思い出
――――カイは初めて魔物を倒すことを成功。依頼を達成することができたのだった。
「では確かに討伐を確認しました。合計2体のバルーンウルフだから、胴金貨4枚どうぞ。」
「アヤありがとう!また依頼受けにくるからその時はよろしくね!!」
「よろしく、カイ!!」
「2人はすっかり仲良しになったね〜〜」
「これもルナのおかげだよ〜〜もしカイが私達の昔の姿を見たら相当驚くと思うな〜」
「確かにそうだね〜〜あの頃は3人で冒険とかダンジョン探索行けてないすごい楽しかったな〜〜」
「ちょっと待って、その話聞いてる感じアヤも冒険者だったってこと?」
「そうだよ〜〜意外かもだけど私達冒険者の学校を卒業してるんだよ。」
「ちなみに私は今のまま剣を使って、アヤは魔法をメインで使ってたの!しかもびっくりなことに、魔法の扱い方は国の中で1位を争うくらいなんだら!」
「えっっ!!すごい!!今度魔法教えてください!!」
「気が向いたら教えてあげるね〜」
「ちなみにあと1人ってのはどんな人なんですか?」
その質問にルナとアヤは顔を合わせ一瞬顔を暗くした。その様子を見たカイはがその場の空気を察して謝ろうとした時。2人は笑い出したのだ。その後ルナが話し始めた。
「もう1人の子の名前はミカ、あの子は双剣使いでとにかく強かったの!私ミカから剣の扱い方とか学んだんだから!しかもミカはスキルビーストテイマーってのを使って動物とかを仲間にすることができたの!あまりにも強すぎて、一回本にミカが主人公の本すら売られたぐらいだったんだから!」
「そんなに強くて動物達とも仲良くなれるんなんて僕も一回会ってみたいな!!」
「それが今は会えないんだよ〜ミカは今はまた違う国で修行してるからね〜」
彼女達の過去の思い出話を聞いていたらあっという間に時間が過ぎてしまっており、今日は解散となった。
「カイ!私ね久しぶりに誰かと冒険に行けて本当に楽しかったの、だから私とパーティを組まない?」
「逆にいいの⁈また足引っ張っちゃうかもだよ?」
「当たり前じゃん!!それに今日初めてだったんだから仕方ないよ〜〜」
「カイ、私からもお願い。嫌じゃなかったらルナとパーティを組んであげて。」
「わかった!!じゃあルナこれからもよろしく!」
――――こうして長い長い1日が終わったのだった。
13話を読んでいただきありがとうございます。皆さんはお友達との思い出はたくさんありますか?思い出は今の自分を形成してくれている大切なものだと思うので、これからも大切にしていきたいと思います!
また近いうちにルナ、アヤ。そしてミカ3人の過去の話を描いた物語「永遠の絆」というものを公開する予定です!ぜひ楽しみに待っていてください!
長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださり本当にありがとうございました!
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