1.始まりの日
―――なんなんだよアイツら…
「みんないるんだろ?なぁ頼む…返事をしてくれぇぇぇぇ!!!!」
世界中に魔物が溢れかえり、街は壊滅。地球は魔物に占拠され人間は絶滅寸前だった。しかし、勇敢な者達が戦い勝利した。生き残った魔物達は人知れず姿を隠したのだった
――――それから100年後
「世界に魔物が現れ安全な生活は送れなくなった、がもう大丈夫だ。これより勇者召喚の儀を行う!成功した暁には、この世界の安全を我々が保証する。だから安心して欲しい!」
街に第25代目国王アストレイの声が響き渡る。ここは平和国家アレス。100年前、魔物達との戦いがこの地で終わったとされ、現在は冒険者の駆け出しの街とされている。
「勇者召喚なんて、できるわけがないだろう。」
「王様、ついにおかしくなったんじゃないか?」
国の住民達の中にはできるわけがないといるものもいれば、
「どうか願ってくれ、魔物に脅かされない生活が必ずくると。」
「お願いします。神様、もう、家族を失うのは嫌なんです。」
「勇者様ってとんでもないくらい強いんだろう!!俺も一緒に冒険したいな!」
召喚成功を望む者も数多くいた。
始まるのだった魔物との戦いに終止符を打つ物語が――
初めてましてSUZUです。「異世界召喚されたが、魔物と戦うのが怖いので鍛冶屋を始めたいと思います」を読んでくださりありがとうございます。不定期連載になってしまいますが、応援のほどよろしくお願いいたします。