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第45話 特許とコインカウンター

 迎えにきてくれたサンドロさんと一緒に、商人ギルドに向かって歩いている。

 各ギルドは利便性を考えて、城門寄りに設置されている。

 見栄もあるのか、どの建物も作りが大きい。


「さあ、こちらです、レナさん」

 中に入るとサンドロさんは、受付の女性に声をかける。

「特許登録と権利の売買をお願いします」

 受付の女性に声をかける。

「いらっしゃいませ、特許登録と権利の売買ですね。ではこちらの書類に記載をお願いします」

 私はそういわれ申請内容を書いて提出した。


「キックボードですか?!これは便利そうですね」

 そう受付の人にいわれ、他に同じような申請内容がないのか確認し受理された。

「では引き続き権利の売買ですね。この2枚の書類に売り手と買い手の方がお書きください」

 そういわれ私とサンドロさんはサインをする。

「はい、これで契約成立です。キックボード販売の権利はサンドロ様となりました」

「ありがとうございました。ではレナさん、お手数ですが特許の権利とキックボードの代金をお支払いいたしますので、我が商会までお越しいただけないでしょうか?」

「わかりました。伺います」


 私たちは商人ギルドをでてサンドロさんのお店にいくことになった。

 サンドロさんのお店は平屋で奥行きがあり大きな店だった。

 穀物袋がたくさん置いてあり従業員が忙しそうに働いている。


「さあ、どうぞ。こちらになります」

 応接間に案内され袋に入った金貨230ベーロ(230万円)をもらう。

 しかし金貨230枚をいちいち数えないといけないなんて、なんて面倒な…。

 あぁ、そうだわ!!


 私は『創生魔法』でコインカウンターを創った。

 コンビニとかのレジ上げに使うやつだ。

 それに金貨を並べていく。


「レナさん、それは?」

「コインカウンターです。同じ大きさのコインを数える時に使うと便利ですよ」

「おぉ、これは…、これも特許は、まだ…」

「特許なんてとりません。サンドロさんに差し上げます」

「おぉ、頂けるのですか?」

「特許を取るほどのものでもありませんから。お好きに使ってください」

「ありがとうございます。抜け目がない人が多い中で、レナさんはなんて欲がないんだ」

「そんなことはありませんよ」

「では私も販売だけにしておきましょう。またなにか新しいものがあれば教えてほしいものです」

「そんなにありませんから」


そういうと私は店をでた。


★サンドロ商会

 キックボードを最初に販売したのが、サンドロ商会といわれている。

 板に車輪を3つ取付け三輪にしたものが初代とされている。

 作りも簡単でメインバーにハンドルを付け方向を定めていた。


 当初、街の移動に使われ飛躍的に移動時間が短縮された。

 その後、前に子供を立たせて乗る家族用や、カゴを付け配達用としても使われた。


 またコインカウンターの販売元だということは余りにも知られていない。


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