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第36話 ログハウス

 その日は宿屋を取り一泊した。

 朝になり宿屋を出た私はこれからどうしようか考えた。

 まずはこの世界を見てみたい、その思いが強く旅に出ることにした。


 城門に向い歩いていると店先に、錆びた剣や傷んだ剣が20本くらい柵の中に立てかけてあった。

 なんだろうこれは?

 そう思いお店を見ると武器屋だった。


 聞いてみようか。

 カラン、カラン、


 ドアを開けるとドアベルが鳴る。


「いらっしゃい」

 中に入ると身長の低い筋肉質の男の人が出て来た。

「あの、伺いますが。外に錆びた剣が何本も、立てかけてありますがあれはなんでしょうか?」

「あぁ、あれかい。あれは剣を買い替えた時に下取りしたものさ」

「売り物でしょうか?」

「まあ、そうだな。冒険者の初心者にと思い、飾ってあるが買う奴はいないな」

「そうですか。では私に売って頂けないでしょうか」

「そうしてもらえると、こちらも助かる。剣を潰して地金にして、また剣にするのも手間だからな」

「では売ってください」

 そういうと私はお金を払いストレージに剣を収納し店を出た。

 これで『創生魔法』を使えば銃の弾になるわ。

 他の店にも当たってみようかな。


 そう思い私はその後、何件か武器屋を周りお店で不要な剣を安く売ってもらった。

 これだけあれば、しばらくは間に合うでしょう。


 さあ、この街ともさよならね。

 ここから東に向かうと、ライナルという街があると聞いたわ。

 そこにいってみようかしら?


 そうと決まればキャンプセットね。

 街と街の移動は時間が掛かる。

 一日で着かない距離の場合は野営になる。


 寝袋を予備で2セットと屋台で買ったスープや魔物の串焼き。

 野営は寒いと困るから火を付けるための着火石と。

 それと薪、水も無いと困るから小川で水を汲んでおいてと…。


 あれ?

 こんなとことに家がある。

 道を歩いていると木をたくさん積んだ店があり、その一角に平屋のログハウスが建っていた。


 看板を見るとどうやら住宅屋のようだ。

 そうだ?!

 どうせ野営をするならストレージがあるんだもの、家を買えばいいんだわ。

 私は店の中に入り店員さんに聞いてみた。

「すみません、あのログハウスは売り物ですか?」

「あぁ、あれですか。あれはこんな感じで建てられます、という見本です」

「見本ですか」

「そのため、基礎工事もしていないので、いつでも移動できるようにしてあります」

「それなら丁度よかった。私に売ってください」

「あっ、いえ、それは困ります。あくまでも見本で注文を頂いてから、現地に建てることになります。それに売ってもお持ち帰りができないでしょう?」

「いえ、できます!!」

 そういうと私はストレージから、大きな鉄の塊を取り出しまた収納をした。

「おぉ、これは?!」

 店員さんが驚いている。

「基礎工事がされていないのなら、私の収納魔法で収納できますから」

「そういいましても…」


「何を騒いでいるのかな?」

 すると奥か恰幅のいい男性が現れた。


「あっ、オーナー。実はこのお客様が…」

 店員はいままでの話を、オーナーと呼ばれた人に話した。


「なんと収納魔法をお使えになれるとか。わかりました、現状品なので多少はお安くしましょう」

「ありがとうございます。では中を見せて頂きますか?」

「ええ、いいですよ。今、鍵を開けますので。さあ、どうぞ」

 そう案内され私はログハウスの中に入った。


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