表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

34/52

第34話 ワイバーン

 進路方向に空飛ぶ魔物がいる。

 商隊が襲われ冒険者が戦っていることをマドック公爵に伝えた。

 すると『なんとかなりそうかね?』と言われた。


「そう言われましても…」


「このままではいずれ、他に犠牲が出てしまう。何とかできないものか…」

「こんな時、誰かが居れば…」

「絶対的な強者よ、来たれ~」

 マドック公爵は私の方をチラチラ見ながら、一人で何かを言っている。

 わかりましたよ、やればいいんでしょ。


 私はスナイパーライフルМ110改のスコープを覗き込む。

 まずは頭を狙ってと…。


 バンッ!!


 弾は当たったけど魔物はふらつきながらも健在のようだ。


 弾かれた?!

 頭部は硬いのね。

 それなら腹部はどう?


 魔物は警戒したのか、上空に舞い上がる。

 それ!!


 「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!

  「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!

   「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!

  「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!

 「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!


 腹部や翼の被膜に『硬弾』が当たる!!

 特に皮膜は貫通している。


「ギァォ~~~ン!!」


 魔物は叫び声をあげ落ちて来る。

 これならいけるわ!!

 私は威力をあげるために、魔物に近付いて行く。


 魔物は地に落ち、もがいている。

 馬車や冒険者の人達はすでに逃げている。


 それなら遠慮なく。

 私はライフルを単発からフルオートに切り替えた。


「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!

  「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!

 「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!

  「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!


 これだけ距離が近く魔物も大きいから、フルオートでも簡単に当たるわ!!

 それ、それ、それ~~!!


 もういいかしら。

 魔物の鳴き声もしなくなった。


〈〈〈〈〈 テレレレッテッテッテー  〉〉〉〉〉


『レナはレベル15から24へレベルUPした。【スキル】魔弾を覚えた』



 ふぅ~。やっと終わったわ。

 私は魔物に近づく。

 そこにはビルの二階くらいはある大きな魔物が横たわっていた。


 この魔物は何かしら?

 それ、スキル【鑑定】

 名前:ワイバーン

 種族:飛竜

 レベル:41

 特徴:ドラゴンの頭、コウモリのような翼、ヘビの尾を持つ。

    赤い舌が伸び炎を吐く。


 まあ、あれがワイバーンなのね。


 私が眺めている間にマドック公爵の馬車がやって来た。

「いや~、やっと追いついたよ」

 そう言いなが公爵が馬車から降りて来る。

「しかし大きな魔物だね。なんという魔物だろうか」

「ワイバーンです。こんな大きな魔物は頻繁に出没するのですか?」

「そんな訳がないだろう。ワイバーンか、初めて見たよ。しかしブラッディベアと言い魔物が活発化しているようだ。何かの予兆か?戻ったら警戒するように騎士団に伝えよう」


 そうだろうね。

 こんな上位の魔物が頻繁に出没したら、旅なんて安心していけないよ。


「ありがとうございました。ありがとうございました」

 商隊の責任者なのか、人がやって来た。

 話を聞くとラルフの街に向っている所だったという。

 突然、影が差したと思うとワイバーンが襲ってきたという。

 目当ては人のようで、護衛を咥えて行こうとしていたらしい。


「こんな怖い思いをしたのは初めてです」

「安心してください。ワイバーンは討伐されましたから」

 そう私は答える。

 すると商隊の一人が、公爵に話しかける。


「御貴族様、その女性は…。さすがは御貴族様の騎士様です。ワイバーンはA級の魔物です。それをお一人で倒せるなんて、聞いたことがありません」


すると冒険者の一人がこう言いだした。

「ドラゴンバスターいいえ、ドラゴンアーチャーの誕生をこの目に焼き付けました」


 そうなんだ…。

 あはは!!


 しかも弓矢アーチャーではないし、スナイパーですよ私は。

 まあ、銃なんていってもわからないだろうけど。


 なんだか段々と平穏な生活が出来なくなるような気が…。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
読んで頂いてありがとうございます。
もし面白いと思って頂けたら、★マークを押して応援して頂けると今後の励みになり、とても嬉しいです。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ