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第29話 スナイパーライフルМ110

 パカ、パカ、パカ、

  パカ、パカ、パカ、

   パカ、パカ、パカ、


 人が歩くくらいの速度で、馬はゆっくりと歩いて行く。

 馬車の護衛は私を含めて七人。

 左右に三人と四人ね。

 なんとも心細い。


 これから公爵は馬車の窓を開けて私に話しかけてくる。

 それなら一緒に乗っていても同じだったかも?


 定期的に休憩を挟みながら進んで行く。

 そうしないと馬が持たないからだ。


 その間に私の問題について考えている。

 今後、いつ必要になるかわからないからね。


 私は【スキル】世界の予備知識でライフルを捜した。

 まずマシンガン形式ではなく単発と…。

 できれば連射も可能な方が良いわね。

 そして遠距離も狙えて、と。


 あっ!これ!!

 かっこいいわ!!

 これがいい!!


 私が気に入ったのは世界で最も優れた狙撃銃、スナイパーライフルМ110だ。

 その形に私は痺れた!!


 これをベースして『創生魔法』で、性能をイメージして創る。

 精度、射程距離、耐久性、そして反動は無し。


 まあ、結果として銃の形だけ真似して、性能は私の能力次第ということね。


 大幅に改良もしたわ。

 今までは空気を圧縮して弾丸を飛ばしていたけど、威力には限界がある。

 だから自分の魔力を圧縮して鋼や鉄で創った弾丸を飛ばすことにした。

 せっかく、魔力があるんだもの使わないとね!!


 弾丸が入ったマガジンは五発用と、連射も可能で五十発用も創った。

 遠くにも狙いが定められるようにスコープも付けてと。


 これで後は試してみるだけね。


「おじい様、さっきからレナさんは何をしてらっしゃるのかしら?」


 ま、不味い!!

 スナイパーライフルを創るのに夢中になっていた。

 私は目の前に映る画面にタップや、ピンチアウトをしてるのを不審に思ったのだろう。

 それが見えない公爵達にすれば、何もない空間に手をやり動かしているようにしか見えないから。


「なんでもありません。ただの手首の運動ですから」

 そう言いながら私はごまかす。


「公爵、お願いがあります」

「なんだね、レナさん」

「護衛を引き受けているのに申し訳ありませんが、試したいことがありまして」

「試したいこととは?」

「私の能力に付いてです。少し改良致しましたので、場所を外したのですが…」

「ほう、改良とは、私も見てみたいものだ。だが護衛は少ない。どうだ、ここでやっては?」

 いわれてみれば、そうだ。

 何を私は思っていたのだ。

 こんなに護衛は少ないのに、公爵に何かあったら大変なっていたわ。

 でも何があっても良い様に、今すぐに試したかった。


 そうだ私が馬車から森に向って撃てばいいのよね。


「分かりました、よく見ていてください!!」


 私はストレージから、スナイパーライフルМ110改を取り出した。


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