7話、5 サラ
7話
5 サラ
俺達は警備員達を皆殺しにした!後はハウゼン率
いる研究員達だ、ただ数が少ないたった10人しか
いない、場所もアリスが知っていたアリスが先導
をしてくれて、次々と俺が殺していく!何故か寝
ている奴ばかりだった、俺は起こさないように静
かに近づき頭を狙って殺していく!そしてハウゼ
ンの研究部屋の前に来た、俺は静かに開けるそこ
にはハウゼンがパソコンを見ながら書類を整理し
ていた!俺は憎しみを込めて声をかける
「やあ!ハウゼン!久しぶりだね!なかなか最近
居なかったからこちらから来たよ!」
「フハハ!63番か、29番よく来たね!待っていた
よ!ここに来ているという事はもう、この施設は
制圧されたという事かな?」
「当然だろう?後はアンタとバレッタだけだ!」
「ふむ!バレッタを最後にしたのか?君の選択で
はないね!29番君だね!なら後は彼女に任せる
か!私の仕事もこれで終わったというものだ!」
「はぁ!なにを言っている!今までの子供達を殺
しまくった責任を取ってもらう!楽に死ねると思
うなよ!」
ハウゼンは自分の腕に注射器を打つ!ハウゼンは
苦しみ出した!アリスが舌打ちをする
「やっとだ!やっと死ねる!63番君には感謝しか
ない!ありがとう!」
俺は意味がわからなかった!復讐するためにここ
に来たのに復讐対処から感謝されるなんて?アリ
スが俺の手を握る!俺はハッとしたまだ終わって
ない!後1人いる、多分一番殺しにくい奴だ俺達
はバレッタの研究にいく
研究部屋でバレッタは寝巻き姿で研究の書類を読
んでいた、俺達はバレッタに姿を見せた!バレッ
タは驚いた感じだったが手を挙げて降伏した!
俺達はバレッタを拘束して色々聞き出すことにし
た!まずはこの人体実験の計画についてだ!
やはり帝国が主体でやっていたらしい!この計画
は10年前の戦争でナノマシンが空気中に散布され
ている濃度が少なくっているので増やそうとした
計画だった!ナノマシンを増やす方法は機械では
なく生命体だった!その生命体は魔族だ!過去に
絶滅してしまった魔族を人間の手で魔族を作り、
ナノマシンを散布する計画なんだそうだ、そして
人体実験の成功例が
「私達か、私達、魔族になったんだね!アリスな
んか凄い事に巻き込まれたね」
俺は他人事のように言う
アリスはバレッタのパソコンを触りながら
「姉さん、私達外でウロウロしてるだけでナノマ
シン不足が解消されるみたいだしとりあえずここ
から逃げるだでもこの世界の為になるんだっ
て!」
「どういう事?私達を作ったのは、世界を救うた
めじゃないの?」
「うーん?なんか違うみたい!計画書には私達の
脳を損壊させて植物人間にしてカプセルに閉じ込
めて、帝国だけナノマシンの恩恵を受けて他の国
が滅ぶのを待つ作戦みたい!」
(うわ、最悪だな、アリスを植物人間にするなん
て!もう帝国は滅んだ方がいいんじゃないかな?)
「じゃあここを出て、いろいろな国や町に冒険の
旅に出れば世界を救えるのか!」
「うん、その場に2ヶ月くらいいればそこの土地
が安定するみたい!姉さん、落ち着いて聞いてね
私達、寿命が500年ぐらいあるみたい、しかも不
老だって!」
俺はアリスと500年生きるのも悪くないかも?と
思った!アリスはバレッタのパソコンをいじりな
がら
「うーん?姉さんとりあえずここに武器があるみ
たい!私達専用みたいだよ!ホラ!」
アリスにパソコンの画面を見せられる!ナノマシ
ン兵器の性能が写っていた、凄いうまく使えばか
なり強くなりそうだ!
バレッタと俺達と兵器が置いてある場所に向かう
そこには白い砂が、入った箱が2つ置いてあった
「この砂が兵器なの?アリス間違ってない?」
「姉さん間違いないですよ!この砂を触りながら
どんな武器がいいか考えながら触わり、[アクセ
ス]と言えば、姉さんの思った通りの武器ができま
すよ!まあいつでも武器は変えられるみたいです
けど」
「つまり、自分の思った通りに武器がコロコロ変
わるのか?凄いな!」
どっちの箱にするか考えているとバレッタが俺に
「サラさん、こちらの箱が貴方にオススメです
よ!こちらにはニナさんが入ってますよ!」
(ニナが入ってる?どう言う事だ!)
「どう言う事だ!なんでこの砂がニナなんだ!ふ
ざけんてんのか!」
俺がバレッタに食ってかかる
「この砂は一粒一粒がナノマシンを取り込んだ人
の骨を砕いたものです!この実験施設の被害者の
骨を砕いたものですよつまりその箱はニナさんの
骨が入っています!」
(そんな、この箱一杯に骨を砕いて入れるなんてし
かもそれが2つ?何人殺してるんだ?)
「これ!何人殺してるんだ?私達を作るのに何人
殺した!」
俺はバレッタの胸ぐらを掴む
「私の息子を含めて3千人ほどの人が殺されてい
ますよ!私の息子が人質にされているので計画に
参加したけど、殺されているならこの計画には参
加しなかったのに!」
バレッタは泣き出した!やはりやりにくいこの女
は薬を投入するときも、俺に謝りながら注射をし
ていた、多分この施設のなかで、唯一のまともな
人だった!俺は手を離す
「でもいいのか?これはアンタの息子も入ってい
るだろう?」
「私はもう、疲れました、それに世界の為になる
のなら貴方に使って欲しいとおもいます!アリス
さんではなく貴方に使って欲しい!お願いしま
す!」
バレッタは泣きながら頭を下げる!
「わかった!私が使うよ!」
俺は箱に近づいて砂に触る!
「アクセス!」
眩しい光が砂から発生する!