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54話、4 アリス

54話


4 アリス


私達はジブリールの合流を待つ、しばらく待って


いると、ジブリールの部隊がやってきた


最初20名ぐらいいた隊員は、わずか3名だった


「ごめんなさい、遅れたわ、人数もかなり減った


し、まさかギルが大量に現れるなんて思わなかっ


たし、マジでしくじったわ、そっちはあんまり被


害が出てないのね?」


「はい、私の方はララが光の羽で隊員達を守って


くれたので、攻撃専念できたのでなんとかなりま


した」


「僕お姉さんの為に頑張ったんだ!お姉さん褒め


て褒めて!」


姉さんはララの頭を撫でながら


「うん、ララありがとう!助かったよ」


ララが褒められているのを見て、少しイラつく


「私の方は、触手でギルを串刺しにしまくってき


たから、そんなに被害ないかな?」


「そう、少し休んだら皇帝を殺しに行きましょ


う、これで世界は救われる!後は人類を私達魔族


が率いていけばこの世界は安定するはずよ」


私は悩みながら


「でも、そんな事すればレナード達が抵抗しませ


んかね?彼らは私達が滅ぶのを望んでいる風に見


えますが?」


ジブリールが笑いながら


「ハハハ!あの男にそんな度胸はないわよ!あの


男は自分が隊長である事が重荷だと感じてるか


ら、何もできないわ!昔からそうなのよ」


私達は少し休憩して、皇帝を殺しにいく為に皇帝


のいる城にに向かう


城の周りには、量産型のギルが一杯いた


「ハハハ!女だ!俺にやらせろ!」


「何を言ってやがる、あれは俺の物だ!」


「どうでもいいんだよ!俺は抜ければどうで


も!」


私達は女性ばかりなので、ドン引きだ


「見てるだけで嫌になるんだけど?どうするのコ


レ?」


私が引きながらジブリールに聞く、ジブリールす


まなさそうに


「ゴメン本当に謝るわ!皇帝に薬を与える前にギ


ルで試したの、そのデータが残っていたみたいで


こんな事に」


「仕方ないよ、お姉さんやろう!片っ端から潰し


ていけばいいんだよ!」


ララはハンマーを握りしめて言う、姉さんは刀を


構えて


「うん、そうだね、気持ち悪いし早めに終わらせ


よう!」


私達は武器を構えて、戦闘が開始される!


[[ガルルルルルルル!]]


ギル達は一斉にガトリングガンを撃つ


私達はララとアリスとジブリールが光の羽を展開


して守る


私は刀を二刀流にして、敵陣に突っ込んでいく


「はぁ!桜花流1の太刀、2の変型!」


ギル達が次々と斬られて転がっていく!


[ガルルルルルルル!]

姉さんはガトリングガンを躱しながら、突っ込ん


でいく!何発か当たっていたが、姉さんは黒いモ


ヤを体に纏い、ガトリングガンの弾を分解しなが


ら、突っ込んでいく


(姉さんいつのまにかあんな事出来るようになった


の?凄いな…)


姉さんが突っ込んで行ったので陣形が崩れたの


で、私達も突っ込んでいく、ララはハンマーでギ


ルを潰していく、ジブリールは腕や足に光の羽を


纏い接近戦でギルを倒していく、私は触手だ


しばらく、ギルを次々と殺しながら進む


私達は部隊の人達と城の中に入る


「少しは、休めるかな?酷い戦いだね」


姉さんがうんざりした様子で言う


「そうだね、ギルばかりだもんね、姉さん大丈


夫?キツくない?」


「うん、大丈夫だよアリスの方こそ大丈夫?無茶


してない?」


姉さんは私の頭を撫でながら言ってきた、私は頷



「大丈夫だよ、問題はここからだねジブリール皇


帝の居場所はどこ?」


ジブリールはボッケから地図をだし、玉座の間を


示す


「ここよ、体が巨大な為動く事は出来ないわ、コ


アがあるの、見ればすぐわかるからそれを破壊す


ると勝ちよ」


ララが姉さんに抱きついて姉さんの匂いを嗅いで


いた


「よし、じゃあ部隊の兵達はここでギル達の相手


をしてもらいましょう、ここで時間稼ぎをしても


らうと楽ですし」


私がそう言うと姉さんは焦った様子で


「待って、ここで時間稼ぎなんて、死んでくれっ


て言っているような物だよ!アリス、ダメだ


よ!」


ジブリールがため息をつきながら


「いえ、それで行きましょう、その為に私も彼等


を連れて来たのですから、サラさん皇帝を倒せば


ギルも止まるので悪くない作戦ですよ」


「でも、こんな作戦酷いよ…」


「隊長!ここは俺達に任せて下さい!なるべく早


く皇帝を倒して下さいよ」


兵士達は姉さんに親指を立ててキメ顔で言った


「お姉さん彼等もこう言っているんだから、行か


ないと彼等に失礼だよ」


「うん、わかったよ…」


姉さんは兵士達を気にしながら進む


私達が皇帝のいる玉座の間の扉の前にたつ


遠くの方で戦闘音がする、兵士達がギル達と戦っ


ている音だ、姉さんはそちらの方を見て悲しそう


な顔をしていた


私は扉を開けた


中に入る、中に肉の塊が蠢く


《誰だ!我が玉座に無断で近づくものは!》


皇帝の声が頭の中に響く


「クリフォード陛下お久しぶりです!私ですジブ


リールです!」


《ジブリール、貴様!騙したな、なんだこの姿は


余は世界を統べる存在だぞ!なんでこんな姿


に……許さん!許さんぞ!》


肉の塊が触手を生やして、私達にむけてくる


「じゃあ、やりますか!姉さん本気でお願いしま


す!あれはもう人間ではなく、存在が世界を壊す


物です」


「うん、本気でやるよ!手加減なしだ!」














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