50話、2 サラ
50話
2 サラ
俺は今、オズワルドに剣を教えていた、彼からお
願いされたので俺は源流の技を教えている
「なるほど、4の太刀を覚えて全ての型を極める
と奥義の鬼斬が使えるわけですね」
「うん、ただ鬼斬は体の負担が大きいから、あっ
ちの世界でも使える人は少なかったね、オズワル
ドはどこで、この剣技を習ったの?」
「この剣技は祖父から教えてもらいました、祖父
は小さい頃からこの剣技を使え、帝国軍に入って
英雄になった人物です、貴方の事を聞くと我の祖
父は前世の記憶持ちだったみたいですね」
「うん、そうだね、門下生の中でも3の太刀まで
使える人はなかなかいないから、あと少しで奥義
までいけた人なんだろうね」
「そうか、我が祖父はもう少しだったのか…祖父
は奥義を自分で見つけようと努力していたのです
が…その話を聞かせたかったです」
「オズワルドさんならすぐに4の太刀を使いこな
せるから、奥義は1年もあれば使える様になると
思うよ、頑張って」
「はい、ありがとうございます、長年の夢が叶い
そうです」
「いえ、同じ剣を志す者ですから気になされない
で下さい、ミストルティンにまだいる予定なの
で、分からないことがあったら聞きに来てくださ
い」
「ありがとうございます」
俺はオズワルドと別れて、部屋に戻る
途中でレナードとレベッカと出会う、レベッカが
「訓練ですか?そんなに強いのにする必要がある
のですか?」
「あっ、レナードさん、レベッカさんあんまり体
を動かさないと訛ってしまうので、それに部屋に
いると2人にいろいろされてしまうので、運動で
きるチャンスがあれば積極的にしないと」
「た、大変ですね、あの2人相手だと体力が続か
ないのでは?」
「そうなんですよ!確かにいろいろされるのはい
いのですが、部屋にいると際限なくされるの
で…」
俺とレベッカの話しを聞いていたレナードが口を
開く
「貴方はかなりまともな人みたいですね、貴方の
部隊の隊員達が貴方に忠誠を誓った話しを聞きま
した、貴方にはカリスマ性があるみたいですね」
「いえいえ、私は前世でも人の上に立つ様な仕事
はした事無いですし、カリスマ性なんて無いです
よ、むしろ神である、アリスやララにあるんじゃ
ないですか?」
「神ですか?あの2人が?そんな話し初めて聞き
ましたが」
「前に私が光の羽を起動しようとしたのですが、
その時に門を開きそうになりまして、結局私は頭
痛が酷くて開けれなかったのです、門を開けて光
の羽を起動できるものが神だと、アリスに教えて
貰ったのですが帝国に伝わってないのですか?」
「そ、そうなのですか!それは初めて知りました
よ、ハハハ!」
レベッカが焦った様子で
「そうですね、じゃあ私達は用があるので行きま
すね」
「あっ、そうですか、じゃあ私はこちらなので」
俺はレナード達と別れて部屋に戻る
部屋に入ると、ララが抱きついてきた
「お姉さん、どこに行っていたの?探したんだ
よ」
ララが俺の胸を揉みながら、キスをしてくる、し
ばらくされるがままされていると、ララはキスを
やめる
「ゴメン!ちょっと体を動かしてきたよ、たまに
刀を振るわないと体が鈍るからさ」
「そうなんだ、かなり強いから要らないと思うけ
ど?」
「レベッカさんからも言われたよ、アリスは?」
「あれ?アリスならお姉さんを探しに行ったはず
だけど、合わなかった?」
「おかしいな?アリスの能力で私の居場所は丸わ
かりのはずなのに?まあ、ここに入れば会えるか
らいいか」
しばらくララに、されるがままにされていると、
アリスが帰ってきた
「ただいま!姉さん見っけ!探したよ」
アリスが俺に抱きついてくる
「あっ、アリスどこ行っていたの?」
「少し、レナードと話がありまして、話し合いを
してきました」
「そうなんだ?何を話ししたの?」
「それは秘密です!それより姉さん甘えてもいい
ですか?」
「うん、いいよ!おいでアリス、ララもね」
「さすがお姉さん!わかっていますね」
「姉さん今日は凄く甘えたい気持ちなので、寝か
せませよ?」
「イヤイヤ、夜は寝ようよ!明日、帝都奪還作戦
の作戦開始日だよ」
俺達はその日夜遅くまでイチャイチャして寝た
次の日の昼頃に砦の中庭に集まる
ジュリアンの能力で帝都の近くまで転移するのだ
レナードが前に来て
「では、作戦開始!ジュリアン頼む!」
「はっ!」
目の前の何も無い空間に穴が空いて、そこに兵士
達が入っていく
「姉さん行こうか?」
俺は部下達を鼓舞する
「うん、行こう、私達から入る!君達は後に続い
てくれ、帝都を奪還して民間人を救助する!皆ん
ないくぞ!」
「「はっ!」」
空間の穴に入るとそこは見た事無い都市が広がっ
ていた
「ここが帝都か……大きいな!」
俺が驚いていると、ララが抱きついてきた
「お姉さん、無茶はダメだぞ!自分の命を最優先
にしないと怒るからね!」
俺はララの頭を撫でながら
「わかってるよ、ララもアリスも安心してよ、全
員で必ず帰ろう!」
「うん、姉さん約束だよ」
「また、お姉さんと夜にイチャイチャするんだか
ら、やるぞ!」
次はアリス編です