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48話、6 アリス

48話


6 アリス


姉さんはララにいろいろして、ララはぐったりし


ていた


「姉さんそろそろ話を再開したいので戻ってきて


ください」


私は自分の椅子に手をポンポンと軽く叩く、姉さ


んはそれを見てララを抱っこしながら私の前に座


る、ララはぐったりしながら


「凄い、お姉さんの舌が凄い動きで僕を攻めてき


た、アレは勝てないよ……」


「は、話が少し脱線したが、帝都奪還作戦とナノ


マシンの暴走体の排除もやらなければならん、ミ


ストルティンのメンバーも少なくなってきている


流ので魔族達と共闘してまでも勝たなければなら


ん」


「私や姉さんは誰の指揮下に入ればいいのです


か?私としてはジブリールか、もしくは自分だけ


の部隊を作ってくれれば、助かるのですが…」


レナードがジブリールの方を見て、ジブリールが


頷く、そしてレナードが


「君達には死んだメンバーの部隊をあてがう予定


だ、ミッチェルとアシュレイの部隊の隊員がいる


から、アリスさんとサラさんは隊長になってもら


いたい」


「つまり、私と姉さんはミストルティンに入る事


になるのね、姉さんの性格から私はミッチェルの


部隊を貰おうかしら?アシュレイは性格は真面目


そうだったから、部隊の隊員もまともな人が多い


んじゃ無いの?姉さんはまともな人だから」


レベッカが頭を下げて


「わかりました、そのように手配します、ただサ


ラさんはその状態で指揮をとるのですか?確かに


強いですがその状態では従わないと思われます」


「ああ、大丈夫ですよ、姉さんは元に戻しますか


ら、それと指揮の方も大丈夫だと思います、姉さ


んは前世で門下生を指導する立場でしたので、多


分大丈夫でしょう」


「前世?なんだいそれは?あんまり聞きなれない


言葉だね?」


ジブリールが聞いてきたので、私が答える


「私と姉さんは前世の記憶があります、違う世界


で生きていてそこで死んで、この世界に赤ちゃん


として生まれてきたのです、簡単に言えば魂の循


環ですかね」


レナードが顎に手を当てて考えながら聞いてくる


「つまり、サラさんの馬鹿げた強さの秘密は前世


で習っていた剣技だったわけだ、ちなみにサラさ


んは前世で何歳で死んだんだ?」


「確か、37歳だったかな、しかも男の人でしたよ


剣を極めて人助けをしてる最中に死んだ人です、


正義の人ですね、私は16歳で死にました、前世で


も女でしたよ男に玩具にされて殺されたました、


だから男は嫌いです死ねばいいと思っています」


レナードは引いたみたいだった


「そ、そうか、どうせしばらく同じ隊になるん


だ、今度話しをしてみたいな?その時は君にお願


いすればいいのかな?」


「そうだな?さっきの研究施設の話とか、光の羽


の嘘とかを黙っているならいいですよ?でも変な


事教えても無駄ですよ、私、姉さんの記憶もいじ


れるので面倒だから、あんまりしないけど、明ら


かな敵対行動があったら、私と姉さんと多分ララ


が動く事になると思いますから覚悟してください


ね」


「勿論だよ、しかしサラさんが本気でミストルテ


ィンを潰そうとしたら私達は全滅するんだな…」


レナードは人形姉さんをみる、人形姉さんはララ


を抱きしめながら微笑んでララの頭を撫でている


「で、どうやって暴走体を倒すんですか?魔族を


集めても作戦が良く無いと勝てませんよ?」


私が作戦を聞く、ジブリールが答える


「私から説明するわ、暴走体は眷属を次々と生産


してるの、その元は帝都にいる民間人よ彼らは再


生能力は無いけどいくら傷をつけても、もう人形


のように死ぬまで攻撃をしてくる化け物よ、眷属


化したら、頭を潰すしか対処方がない状態よ」


「なるほど、眷属を倒しながら進み、暴走体のコ


アを破壊して世界を救う訳ね、帝都の中にはまだ


民間人が生きているのかしら?」


「話が早くて助かるわ、民間人は生きてると思う


わ、眷属化も時間がかかるみたいで何ヶ所かに振


り分けられてるみたいね」


「うわ、それマズイな姉さんがそれを知ったら助


けに行こうとするよ、間違いなく」


「民間人を助けるよりも、コアを破壊した方が早


いのだけど、そんな簡単な事も分からない人な


の?」


「姉さんはそんな損得感情で動かないから、目の


前で困っている人がいれば助けるそんな人だよ、


誰かの為に命を捨てる覚悟がある人なんだよ、困


った人だよ」


私は姉さんの頭を撫でる


レナードが私とジブリールの話しに割り込む


「そうなると、先に民間人の救出を先にした方が


良いという訳だな、それなら私も先に民間人を助


けるのは賛成だ」


ジブリールがため息をしながら


「レナード、大義の為なら民間人の命なんて捨て


ても良いんじゃないかな?君はそんなんだから隊


長の職を全うできないだよ」


「ジブリール私は軍人だ民間人を救うなら命をか


けても良いと思っている、それが私が軍人を志し


た理由でもあるんだ」


「やれやれ、君の決意は理解したよ、そうだな3


日後に民間人の救出作戦を開始する、レナードも


それでいいね?」


「ああ、まだ完全回復には程遠い連中が多いから


な、3日もあれば大丈夫だろう」


「じゃあ、私と姉さんの部屋を用意してくれます


か?同室でお願いします、後ララの分のベッドも


お願いしようかな?」


レナードが人形姉さんの方をみる、ララは姉さん


に頭を撫でられ寝ていた


「わ、わかった、用意させよう、レベッカ部屋の


準備が出来るまで応接間に案内してくれ」


「り、了解です!」


レベッカは姉さんを見て少し怯えていたが、応接


間に案内してくれた












次はサラ編です

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