38話、2 サラ
38話
2 サラ
私は刀を構えていた、アリスの方にレナードとレ
ベッカがいて、私の方にララとオズワルドとアー
リントンとアシュレイだ
(4対1か、前世で格下相手にやった事あるけど同
格か格上とやるのは初めてかも)
「では、こちらから行くかの?俺のドリルを受け
よ!ドリルインパクト!」
[キュイーン]
アーリントンの右手のドリルが回わりながら、突
っ込んで来る!
[ギャリィー]
俺は左手の刀で受け流す!右手の刀でアーリント
ンの腕に斬りかかる
その時、アシュレイが銃を撃つ!銃弾が俺の肩を
当たる未来視が見えたので斬るのをやめて、銃弾
を受け止める
[ダン!ダン!ダン!]
[キン、キン、]
その時後ろから、オズワルドが斬りかかって来る
「おぉ!源流1の太刀!」
(えっ、源流?もしかして本当に源流?懐かしい!
前世でお世話になったな、なら)
俺は同じ技で相殺する
「源流1の太刀!」
[ガッキャリー]
「なっ!あり得ない?なぜ我と同じ技が出来
る?」
「ぬう、ならばこれだ、メガドリルインパク
ト!」
アーリントンの右手のドリルが4メートルぐらい
の大きさになり突っ込んでくる
俺は余裕で躱す!アシュレイが銃を撃ちまくる
[ダン、ダン、ダン、ダン]
俺は刀を構えて技を放つ
「桜花流2の太刀!」
刀の腹で銃弾を受けながら相手にそのまま返す、
アシュレイに俺の返した弾が当たる!
[カキン!カキン!カキン!]
「ぐおぅ、俺の弾を打ち返して当てる?あり得
な…」
俺はアーリントンとオズワルドがびっくりして硬
直してる最中にアシュレイに接近してアシュレイ
の腕を斬りとばす!
「桜花流1の太刀!」
[ズバン!]
「ぐわぁー!」
アシュレイが腕が切られて座り込む、アーリント
ンが俺の追撃を警戒して駆け寄る
オズワルドが俺に斬りかかる
「おぉ!源流2の太刀!」
(おお!いいね!じゃあこちらも)
「源流2の太刀!」
[ガキン]
「また?どういう事だ?我の剣技を知っているの
か、女!」
(なんか、楽しくなってきた!)
「アハ、じゃあ次いくよ、源流3の太刀!」
「なっ!クソ、源流3の太刀!」
[ガキィーン]
「じゃあ次!源流4の太刀!」
「なっ!そんな?」
[ドッゴッオン]
俺は当たる寸前で止めた、衝撃波で周りの地面が
割れて、オズワルドに多少のダメージがいったみ
たいだ、オズワルドは驚いていた
「やっぱり、4の太刀は使えなかったか、君は奥
義は使うことができないだね」
「4の太刀なんて、知らないぞ?それが出来れば
奥義が出来るのか?教えてくれ!」
「それは、おっと!」
俺がオズワルドと話をしてる最中にアーリントン
がドリルで攻撃してきた、それを俺は躱す
「なっ!アーリントン邪魔をするな!我が教わっ
た源流の失われた奥義のヒントを教えてくれるか
も知れないのに」
「何をバカな事を隙を見せたら攻撃する!戦場で
は当たり前だ!」
[ダン、ダン、ダン、ダン]
アシュレイの銃弾が襲う、俺はまた剣技で打ち返
す
「桜花流2の太刀!しつこい!」
[カキン!カキン!カキン!]
アシュレイにまた弾を返す、アシュレイは躱そう
とするが何発か当たる
「ぐぅ、クソなんで跳ね返せる?」
そう言いつつ回復魔法をかけていた
俺はララの方を見る、ララはビクッと反応したが
目をそらす、ララは俺に攻撃してこなかった
俺はアリスの方をみる、アリスはレベッカの盾の
能力で羽が広げれず、レナードの剣を光の羽で作
った剣で対応していた
(うーん?これはマズイな?トドメを刺そうとする
と邪魔が入るし、今はララちゃんが動いてないか
ら互角だけど、ララちゃんが動けばこっちが不利
かも?)
そう思いながら、アーリントンのドリルを躱しな
がら、アーリントンの足を軽く斬りつける、ぐら
ついたのでトドメを刺そうとすると
「クソ、仲間を見捨てるわけには、源流2の太
刀!」
「ちっ!やはり無理か!」
俺は舌打ちをして躱す、躱したところで銃弾が襲
う!弾が足にかする
俺は回復魔法を使いながら考える
(ジリ貧だね、アリスを連れて逃げた方がいいか
も?アリスもあの2人で精一杯だろうし)
俺はアリスの方に意識をむける、アリスがレナー
ドと話をしていた、アリスがため息をして
「仕方がないか…姉さん……モード!…」
俺はアリスが何か喋っていたのを上手く聞き取れ
なかった、だがすぐに気が遠くなる……
「…姉…ん…目…し…て!お願いだよ、お姉さ
ん!」
ララの声が聞こえる、激しい頭痛がする
「痛!あれ、ララ?」
目の前でララの右腕が無くなっておりお腹に私の
刀が刺さっていた!俺が刺していた
「良かった、目を覚ましたんだね?本当に良かっ
たよ」
俺はすぐに刀をララの腹から抜いて、回復魔法を
かける、よく見るとララの背中には光の羽が生え
ていた
「なんで?もしかして私がやったのゴメン、ララ
今治すから」
俺は全力で回復魔法をかける、ララの傷が無くな
っていく、腕も再生が始まった
「ララ、ゴメンね、私がやったんだよね、本当に
ゴメンね」
「いいよ、お姉さんが元に戻ったなら、僕はそれ
だけでいいよ、本当に良かった!」
俺はララを治しながら、抱きしめる
周りをみるアシュレイは真っ二つにされ死んでい
た、アーリントンはまだ、生きはあるがドリルが
あるはずの右腕が切り落とされ両足を失っていた
オズワルドは両腕を切断されて、腹に切り傷があ
り虫の生きだった
(俺がやったんだろうな、記憶がない!どうしよう
無意識でやってるんならマズイ、普通の人なら対
応出来ずに虐殺されている、自分が怖い)
アリスの方に目をむける、レベッカが傷だらけに
なりながら俺を見て震えていた、レナードも焦っ
ている様子だった、俺が1番驚いたのはアリスだ
った、すぐに俺の所に来て
「姉さん大丈夫?やっぱり頭が痛いの?」
「うん、頭が痛い!でもララが…もしかしてこれ
私がやったの?私、これをやった記憶がないよ」
アリスは俺を抱きしめて
「大丈夫だよ!姉さんは私のいう事を聞いていれ
ばいいんだよ、だから今は少し寝ようか!」
「えっ、アリス私まだ戦えるよ、それにララの回
復魔法をまだお…っ…」
俺はそれで気を失った