37話、1 サラ
37話
1 サラ
俺達はラーマという町にいる、この町は商業を主
にしている町だ、人口は1000人ぐらいらしい
食堂で食事をとりながらウェイトレスから話を聞
いでいた
その後、日用品を2人で買い物をして、食料など
を買い込む
2人で服を見ていると、見た目が13歳ぐらいの赤
髪の女の子が石につまずき転倒した、すぐに起き
上がったが膝を怪我して、涙目になっていた
俺は彼女に近づいて
「大丈夫?今治してあげる、ヒール!」
彼女は驚き
「あ、ありがとう、助かったよお姉さん!」
俺は彼女の頭を撫でて
「足元に気をつけてね、そうだ、これあげる」
俺は彼女にさっき買った飴をあげる
「あ、ありがとう、お、お姉さんは観光か?なん
ならここら辺の観光スポットを紹介するよ」
「本当?嬉しいな君みたいな可愛い子にガイドし
てもらえるなんて、ねぇ、アリスいいでしょ
う?」
「うーん?そうだな?いいじゃないかな、お嬢ち
ゃんお願い出来る?」
彼女は顔を赤くしながら
「僕の名前はララ、可愛いなんて初めて言われた
よ!任せて!」
俺達はララのガイドでこの町をいろいろ見て回る
途中でララが俺の手を握ってきたので、俺も微笑
みながら手を握る
俺が手を握り返すとララは嬉しそうにしていた
「お姉さんは優しいな!僕はいつも皆んなから変
な目で見られるんだ、だからこんなに優しくされ
たのは久々だよ」
(こんなに可愛いし、人の事を思いやる事が出来る
子なのに)
俺はララを抱きしめながら、頭を撫でる
「ララは変じゃないよ、ララは普通の女の子だと
思うな、そう言う風に傷ついたり出来るんだから
だから、気にしない方がいいよ、いつかララの事
を理解してくれる人が現れるから」
ララは顔を赤くして
「あ、ありがとう、お姉さん、嬉しいよ」
いろんな所をみて人気の無いところに案内された
「ここは絶景ポイントなんだ!この町に来たらこ
こに来ないと」
ララは俺と手を繋いで案内する
(ぐはぁ、この子マジで可愛い!家に欲しいな!)
アリスは少し不機嫌な声で
「姉さん、その子にご執心ですね!連れて行きま
す?」
「イヤイヤ、ダメだよ!ダメだからね、確かに可
愛いけどこの子も家族とかいるわけだし、アリス
無理やりはダメだからね」
「姉さん冗談ですよ、まあ、少し本気でしたけ
ど」
俺達の会話を聞いて、ララは顔を赤くして俺に抱
きついてきた
「あう、ご、ゴメンなお姉さん!これも任務なん
だ!ゴメン!」
(えっ、任務?どう言う事?)
その瞬間!俺達の周りに6人の軍服を着た人達に
囲まれた!
「姉さんデバイスを起動して!その子から離れ
て、多分敵だ!」
「わかった!ララ、ゴメン離れて傷つけたくない
から」
たがララはさらに力一杯抱きついて離れない、凄
い力だ
偉そう女が俺達に武器をむけながら
「騎士ララ、誘導ご苦労様、もういいわよ戦闘準
備をしなさい」
「あ、あう、ダメだ!このお姉さんに傷をつける
のは許さない!」
「はぁ?何を言っているの?貴方もミストルティ
ンのメンバーでしょ!ここで決着をつけるのよ、
貴方も帝国の特務隊の隊長なのだから任務を優先
しなさい」
ララが涙目になりながら俺の方をみる、俺は微笑
んで
「ねぇ、ララお願いだから離して、私達は敵同士
なんでしょう?私達は自由が欲しい、貴方達は私
達の身体が欲しいんでしょう?だから戦うしかな
いよ!」
「でも、僕はお姉さんと対立したくはないんだ
よ」
アリスがイライラしながら
「はぁ、うるさいな」
と声が聞こえた瞬間に2人とも亜空間に閉じ込め
られ、俺はすぐに外に出された
「あれ?どうなってるの?」
ミストルティンのメンバーは俺がいきなり消え
て、いきなり出て来たのでびっくりしていた
「さあ、姉さんやりますよ!」
俺は刀を構えながら
「ねぇ、アリス、ララはどうしたの?いないけ
ど」
「あぁ、忘れてました今出します」
敵集まっているあたりでララが出てくる
「あれ、お姉さん!急に真っ暗な空間に飛ばされ
たと思ったら、ここに?なんで?」
「いいから、こっちに来なさい!殺されるわよ!
早く!」
女性に凄い剣幕で言われ、素直に従うララ
男が俺達の前に出てきた、カッコいい剣を抜いて
「いろいろあったがまずは自己紹介からしましょ
うか、私の名前はレナードこの特務隊の隊長でト
ップなんだギルとミッチェルの仇を撃たせてもら
おうか!」
デカイ盾を構えて
「私はレベッカよ、よろしくね!」
腕のドリルを回しながら
「ワシの名前はアーリントンじゃ!」
銃をホルスターから抜いて
「俺の名前はアシュレイだよろしくね!」
ララが悲しそうに
「僕の名前はララだよ、お姉さん」
刀を抜いて構えながら
「我の名はオズワルドだ」
「私の名前はジュリアンです、まあ何度もあって
いるのでわかっていますよね、では、レナード隊
長私は逃げます、後はよろしくお願いします!」
「ああ、ご苦労様終わったら連絡するので待機し
ていてくれ」
「はっ!」
ジュリアンが消えた、アリスがデバイスを展開す
る!光の羽がかなりの大きさで展開する
「さて、やりますか!姉さんも本気でお願いしま
す!ここは手加減は出来ない、戦いになりま
す!」
「うん、わかったよ!」
俺はデバイスの刀をもう一本作る二刀流で構える