36話、1 レナード
36話
1 レナード
私は問題が山積みで頭が痛い!
ギルとミッチェルがあの2人に殺されたのだ、問
題行動が多い奴等だったが、戦力が減ったのは痛
い私は、皇帝に呼ばれて説教タイムだ、気が重い
「さて、レナード言い訳はあるか?」
「いいえ、ないですね、正直あんなに強いとは思
いませんでした、確かに問題行動が多い奴等でし
たが戦力としてはかなりの者なのに、歯が立たな
いですから、ちょと厳しそうですね」
「金髪の女は強いのか?あんなに弱そうなの
に?」
「陛下、あの女は剣の達人で銃も無効し、剣では
勝てる者は少ないでしょうね、まあ、性格は穏や
かと伺っていますので黒髪の女よりいいと思いま
すが?」
「黒髪はヤバイのか?」
「ヤバイですね、目的の為なら民間人を虐殺を平
気でやります!民間人を人質にしても効果なしだ
そうで、金髪の方が効果があるそうなんですが、
基本的に黒髪の指示に従っているみたいで無駄だ
ろうと、報告を受けています」
「まあ、よい!引き続き計画を進めよ、あの金髪
は私の物だ、必ず連れてこい!」
「はっ!」
俺は説教が終わり部屋からでる、そこに副官のレ
ベッカが待っていた
「隊長、待っていました他の隊長達は集まってい
ますよ!」
「わかった、行くぞ!」
「はっ!」
「しかし、性格は最悪だったが戦力が少なくなっ
たのは痛いな」
「私的には、すぐ女を犯そうとする奴はいらなか
ったから良かったですけど」
レベッカは嬉しそうに言った
2人で会議室の前に来る、俺はため息して入る
その頃、皇帝の部屋には、皇帝が部屋にいる銀髪
の女に
「さて、ジブリールどうなっている?実験の結果
は?」
「はい、大方成功だと思います!ギルはかなり強
くなり、最後は魔族化しました!」
「そうか!では私も魔族になってこの世界を統べ
る日が近づいてきたわけだ」
「はい、あともう少し我慢です」
「そうか、楽しみだな!」
その頃、会議室では
「すまない遅くなった」
会議室では私とレベッカを合わせて7名の騎士達
が待っていた
ジュリアンは足の再生が間に合わず、車椅子で来
ていた
人数が足らない事に気づいたレベッカが
「あら、ジブリールは?さっきまでいたわよ
ね?」
40歳ぐらいのアーリントンが、自分の顎を撫でな
がら
「ふむ、アイツなら皇帝に呼ばれていったぞ?女
で、皇帝に呼ばれるんだ愛人にでもなったか?」
「えっ?そうなの?知らなかったわ」
レベッカは驚いていた私も軽く驚いたが、それよ
りもジュリアンを労う
「ジュリアンお疲れ様、かなり手酷くやられた
な?再生まで時間がかかるか?」
「申し訳ない、後1週間もすれば治ります、この
度の失敗は私の責任です」
「いや、私はそうは思わない、全員で事を運べば
こんな事にはならなかっただろう、私の責任だ」
「しかし、ギルやミッチェルがやられるなんて、
その2人相当強いね?僕も探索してたんだから、
ジュリアンが迎えに来てくれれば戦いに参戦出来
たのに?なんで来てくなかったの」
ララが怒りながらジュリアンに詰め寄る
「あの2人が勝手に始めてしまうからですよ!ほ
んの10分ぐらい待つ忍耐があれば結果は違ってい
たでしょう」
オズワルドがジュリアンに頭を下げて
「次に戦う機会があるなら、俺を呼んで欲しい!
俺は金髪と戦ってみたい、同じ剣を振る者同士、
一騎討ちを申し込みたい!」
[ボゴ]
ララがオズワルドの腹をボディブロウをかます
「だから、人の話を聞けって!何人かで協力して
やるって言ってんじゃん!アンタはギルと変わら
ず突っ込んでいくしか能がないんだから」
オズワルドはお腹をさすりながら
「痛いぞ?ララ手加減は嬉しいが」
30歳ぐらいのアシュレイが
「2人か3人で対応しないとキツイ案件か?」
私は少し悩み
「次は全員で対応する!次で全てを決めるぞ」
その場でいた騎士が驚いた感じで
「「なっ!全員ですか!」」
オズワルドが俺に食い下がる
「待ってください!あの金髪の女と一騎討ちをさ
せて下さい!」
私はオズワルドをひと睨みして
「ダメだ!ここで決める!じゃないと被害が大き
くなる、皆んなそのつもりで動いてくれ」
「「はっ!」」
レベッカが大きな声で
「各騎士は城で待機して、兵士達に手配書を配布
して見つけ次第連絡させる、そしてジュリアンの
能力で戦場にむかう事になる、この4カ月無駄に
過ごしたんだ次で決めるわよ」
「では、解散!」
騎士達が部屋からでる
私とレベッカだけになる、レベッカが悩みながら
「さすがに全員でむかえば確保出来るだろうと思
うけど?」
「どうかな?黒髪は性格がヤバイみたいだから
な、おそらく次の戦場も町や村だろうな、かなり
の被害者が出るのは間違いないだろう?」
「間違いないでしょうね、やっぱり嫌?」
「ああ、凄く嫌だな、でも皇帝の命令だからな逆
らう事も出来ん、隊長なんて辞めたい」
レベッカが私の頭を撫でながら
「もう、そんな事言わないの!ほら慰めてあげる
から行こう」