32話 、1 サラ
32話
1 サラ
俺とアリスはバイクで移動していた、アニーはア
リスが人形にして亜空間に入れて移動している
「ねぇ、アリス?アニーをバイクに乗せてもいい
んじゃないの?可哀想だよ」
「姉さん、あの子は私の玩具なんだからモノ扱い
で充分なんですよ!それにパニックにならない様
に人形にして亜空間に入れてあげたんですから、
充分優しいと思いますよ、人扱いしたらダメで
す」
(怖!人をモノ扱い、怖!うん、俺はアリスには絶
対逆らわない様にしよう)
俺達は小さな村に来た、次の引きこもり場所は辺
境で近くの買い物が出来る場所はここしかないか
らだ、後はかなり遠い場所に町があるくらいだ
この村は名前はヨールトと言う村で、人口は300
人ぐらいだ
俺達はフード付きマントを着て買い物をする、食
料や生活用品などを買っていくここは小さな村な
ので服はあんまり売ってなかった
「うーん?本当は服も欲しかったけど、仕方ない
ね?大きな町まで我慢しようか」
「そうだね、姉さんにいろんな服を着せて女の子
の楽しみ方を教えてあげたかったのに、最近化粧
も自分でやる様になってきたしね」
「うん、アリスに教えてもらったからね、まだぎ
こちないけど、少しずつ自分でやらないと」
買い物を済ませて、2人でぶらぶら歩いていると
目の前の村人が爆発した!
俺は未来視でわかっていたので、俺の思考を読ん
でいるアリスがデバイスで盾を作ってくれた
「なんで、自爆なんて!」
俺が驚いていると通りの向こう側から、軍服姿の
男が
「へぇ、凄い!本当に防いだよ、やっぱり未来で
も見えてるのかな?」
俺は一応聞いてみる
「貴方は何者かな?また、ミストルティンのメン
バーかな?」
「あっ、失礼!俺はミストルティンの9番隊隊長
ミッチェルと言います、趣味は人殺し特に若い女
と子供を殺すのが好きです、よろしくね!」
俺はウンザリしながら
「はぁー、こんな奴ばっか帝国はこんなのしかい
ないの?」
そこに、ジュリアンが現れて
「あっ、遅かったか!すみませんね、ミストルテ
ィンも昔は性格の良いメンバーがいたのですか、
戦争で戦力を失いまして、今は強さだけでメンバ
ーに入る事が多くて、こんなのがいるんですよ」
「おいおい、ジュリアンさん酷いぜ!いくら俺で
も傷ついちゃうぜ、泣くよ!」
「後、ギルさんも貴方に復讐をしたいと言う事で
連れてきましたよ!」
目の前にギルが現れる
「よう、サラちゃんオメエを犯したくてここまで
きてやったぜ、感謝してほしいな!」
アリスは険しい顔で俺に
「姉さんはギルをお願い!私は新しい奴とジュリ
アンを殺すから!姉さん本気でやらないとだめだ
よ!」
「わかった、ギルさん!ちょと離れた場所でやら
ない?ここだと、アリスの邪魔になるし」
「へっ!なんか夜の誘いみたいだな?まあ、いい
か、やってやるぜ!」
俺とギルは離れた場所で向かい合う!
「さて、やりますか?でも、ここまで来るときに
襲って来なかったのが、ビックリなんですけど」
「あー、それには理由があるんだぜ!あんまり近
くでやるとミッチェルの能力に巻き込まれるから
さ!」
「つまり、ミッチェルは広域殲滅兵器を持ってい
ると、まあ、アリスほどのレベルはないか」
「まあな、あの女はやべーからな、ミッチェルは
触った物や人を爆弾に変える能力なんだ」
「えっ!それ凄くない?そんなヤバイ能力だった
ら世界を取れる能力なんじゃない!」
「ところが制約があってな、10分触ってなくては
ならないと言う制約があるから突発的な戦闘に弱
いだよ
まあこうしてお前に教えても、ここで死ぬんだか
ら別にいいよな!」
「またまた、冗談かキツイよギル!アンタが私に
勝てるわけがないじゃない!今回はキッチリ死ん
でもらうよ」
「今回は俺もマジなんだよ!お前専用の兵器を持
ってきたんだからな、いくぜ!」
ギルは背中に担いでいたデバイスを俺に向ける、
正直いつものガトリングガンにしか見えない
「今回は特別なんだよ!弾を散弾に変えた、もう
弾く事は出来ないぞ!さあ、どうする!」
[ドバババババ!]
俺は回避する!広範囲に広がるくせに連射される
と躱す事が難しくなる、
「厄介な!」
俺はデバイスを盾に変える、ギルの弾を受けなが
ら岩場に隠れる
「今回は俺様の勝ちの様だな!どうだ大人しく降
参するなら命だけは助けてもいいぜ!」
「私のデバイスはまだまだこんなものじゃない!
だから降参はしない、モードチェンジ!グレネー
ドランチャー!」
俺の右手の刀からグレネードランチャーに変わる
弾は6発式のリボルバータイプの奴で、弾は着弾
と同時に爆破するタイプだ
俺はグレネードランチャーをギルの上空の辺りに
全部撃ち込む
[ヒュポン!ヒュポン!ヒュポン!ヒュポン!]
「なんだこれ?んなもん俺の能力で無効になる
ぞ!忘れたか俺様の能力は皮膚が鋼鉄並になる能
力だぞ!こんなもん効くか!」
ギルの周辺でグレネードランチャーが炸裂する
[ドカン!ドカン!ドカン!]
俺は炸裂しているすきに右手のグレネードランチ
ャーをデバイスを解除して左手にまた、グレネー
ドランチャーを展開するそして、ギルに打ち込む
[ヒュポン!ヒュポン!ヒュポン!ヒュポン!]
全弾ぶち込んだら、またデバイスを解除して右手
にグレネードランチャーを展開してまたぶち込む
それをひたすら繰り返す
[ドカン!ドカン!ドカン!]
[ヒュポン!ヒュポン!ヒュポン!ヒュポン!]
[ドカン!ドカン!ドカン!]
ヒュポン!ヒュポン!ヒュポン!ヒュポン!]
ドカン!ドカン!ドカン!]
ヒュポン!ヒュポン!ヒュポン!ヒュポン!]
ドカン!ドカン!ドカン!]
これを繰り返して10分がたった、ギルの反応がな
い死んだかな?と思い近づく、着弾地点40メート
ルぐらいの大きなクレーターができいた!
真ん中辺りでギルがまだ生きていた!
「うわ、まだ生きてるんだ?しつこいな」
「お、お前、鬼か!いくら効かないからって10分
も撃ち続けるなんて、あり得ないだろ?グフ!」
ギルは吐血して右手と両足がなくなっていた
「その足だともう逃げれないでしょ、トドメを刺
してあげる」
俺は近づいて刀をギルの首に当てる